よく目をこらさないと見過ごしてしまいそうな花、ほら、あしもとに
3月初旬、なお冷たい日々が続きます。そんな日、家々の屋根や垣根の緑葉や、人々の肩に
おひさまの手が伸びて白く柔らかなひかりが置かれているようです。
おひさまの贈り物は野の花にも届いてぬくもりに身を包まれた花は嬉しそうです。
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おひさまは万物を照らし、花もその一個です。ですが花にはおひさまが自分のために輝いてい
るように見えるのです。花は自分を見つめるおひさまを信じて咲いています。
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こぶしが純白の花びらを空に差しのべ、そよがし、春風を手招きしているのでしょうか。
手をかざし 春風まねく こぶしかな
春風が外へと誘いますが、何とはなしに尻込みです。その訳は・・・・
ぽかぽかの ああ春なのに 花粉舞う
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