よく目をこらさないと見過ごしてしまいそうな花、ほら、あしもとに
はじまりは あしもとの土くれに身をもたげる小さなムスカリでした。それは青い釣り鐘状の形で、それが花だと気づくの
に少し間がありました。
そこから辺りに視線をめぐらすと たくさんの花が咲いているのにあらためて気づかされました。
あれから十余年の歳月が過ぎ、花はいつも身近にありました。そして、これからも行く先々に花は咲いているでしょう。
時の流れとともに花はその姿を現し、去り、また現れます。花は街に、野に、私たちとともに住んでいるのだと思いました。
見ていて見えず そうした花が今は 見ずとも見える 存在に変わっています。
そして今日もたくさんの花が迎えてくれる世界へ出かけるのです。 さあ!。
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