伝えたいことがある | ||
tentenフォトハイキングは普通の撮影会とは違います。主催はプロのフォトグラファーであり、アマチュアに伝えたいことがあって始めた企画です。 | 伝えたいのは写真表現の幅広さと奥の深さです。「作品」を撮りたいと思う人なら是非とも御参加ください。必ず得るものがあるはずです。 | 有名タレントやRQのような知名度が高いモデルは敢えて起用しません。モデルの人気で参加者を増やそうとは考えていないからです。 |
撮影会の宿命か? | ||
これはフォトハイキングが始まる前のことですが、撮影会参加者が持参したプリントを見ているうち、アラジン先生はあることに気づきました。 ほとんどすべての写真が撮影距離1メートルから2メートルまでの範囲で撮られているのです。それはベテラン参加者でもビギナーでも同様でした。 撮影会では誰か一人でもモデルに寄っていくと、もうヒキは撮れません。それは撮影会の宿命なのでしょうか? いいえ、そうではありません。 ヒキが少ないのは「撮れないから」ではなく、アマチュアの多くがヒキを撮りたいと思わないからです。 その証拠が右の写真です。 |
2003年4月のtentenファームで撮った一枚です。ファームは時間制で、個人撮影の様な自由さで撮影できます。 私は3メートルほどの撮影距離をとって望遠で桜を背景に撮影しています。 いまの私なら広角でヒキを狙いますが、このときの私にはヒキを撮る発想が無くアップだけを撮りました。 左右から二枚の銀レフで強く光を起こして桜の色が白く飛ばないように考えてはいるのですが、桜を活かしたいなら広角でもとるべきでした。 もちろん、この一枚は厳しい講評を受けて最後まで残った作品ですから、悪い写真とはいえません。しかし、私はヒキを撮れる環境を与えられながらもヒキを撮ろうとせず、表現の幅が狭いことを露呈してしまいました。 |
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幅広く、奥深く | ||
左右とも私の近作です。 この二枚が優れた写真かどうかは未だ私にもわかりません。 むしろ私の写真を見て「ヘタになった」と厳しい評価を下す人もいます。 しかし私の作風が変わったいま、そんな評価は生みの苦しみなのだと受け止めることにしています。 ポートレートは逆光で、絞り開放近くで、アップで、そうやって撮れば無難な画に仕上がります。 アップは肌の投影面積が占める割合が大きいのでカメラの自動露出制御も安定しますからヒキより簡単です。 でも私は、より幅広く、より奥の深い写真表現を試みたいのです。 そんな私がフォトハイキングのお膳立てをさせていただいています。 |
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高みを目指す仲間として | ||
私が担当する開催でモデルをつとめる二人は、自己表現の幅を広げ、深めようとしています。 私は二人をともに高みを目指す仲間として御参加の皆様に受け入れていただきたいと考えています。 二人はチヤホヤされたくてモデルをするわけでもなく、お金のためでもなく、有名になりたいという野心も持ち合わせていないようです。 私が想像するに、二人はモデルとして自己表現することを愉しんでいるのだろうと思います。そして、より良い表現を模索しているのは撮影する側である私たちと同じなのです。 あなたもこの二人と一緒に高みを目指しませんか? フォトハイキングは高みに続く道を歩くハイキングです。 |
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みゅう | 八重子 | |
選ぶか選ばれるか | ||
そんなつもりは無いのですが、ある人に「フォトハイキングは参加者を選んでいる」といわれたことがあります。 tenten撮影会ではフォトハイキングと同時開催で人気タレントを呼ぶことがあるからだろうと思います。 写真表現を学ぶフォトハイキングに参加するか、人気者を撮って楽しむか、迷う人もあることでしょう。 |
みゅうちゃんも八重子さんも知名度こそ低いですが、二人ともモデルとして魅力たっぷりです。 メイクもつかずスタイリストもつきませんし、開催当日は私がマネージャーがわりをつとめますのでお見苦しいこともあるかもしれませんが、二人とも真っ直ぐ前向きです。どうぞ応援してください。 |
tenten撮影会とフォトハイキングが同時開催になるのはスケジュールの都合であって、参加者を選ぶ意図はまったくありません。どちらに参加するか選ぶのは御参加の皆様です。 ただひとつ言えることは、同時開催があってもフォトハイキングに御参加くださる方は向上心を持っている人だということです。 |
開催の御案内 | ||
次回開催は未定です |
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このページはtentenフォトハイキングでメインスタッフをつとめる たぬきが作成し、主催者であるアラジン先生の了解を得て公開しています。 |