この時は蓬莱(ほうらい)橋に車をデポ(車を置く事)し、島田駅から乗車して汽車を乗り継ぎ、神尾(かみお)駅か家山駅からスタートした(10年くらい前だから記憶が定かではない)。大井川は水量が乏しくライニングダウン(カヌーから降り、犬の散歩のようにカヌーにくくりつけてある紐を持って歩くこと)を頻繁にすることを覚悟しなければならない。この時もライニングダウンの雨あられ、スプレースカート(水がカヌーに入ってこないようにするもの)は外しっぱなし(乗り降りにするたびに着けたり外したりが面倒だから)だったような気がする。でも、水はきれいでとても気持ちは良かった。カーブにはテトラポットがたびたびあり、一回川で遊んでいる子供たちに気を取られテトラに吸い込まれそうになった。
テトラポットは水圧で岸が削られないようにだいたいカーブの外側とかにあり、水の流れをいったん吸い込み和らげる、いわばクッションの役目をしている。ただ厄介なことに水だけでなく流れて来る物すべてを吸い込んでしまう。カヌーも例外ではない。川下りの鉄則「テトラを見たら近づかない」。覚えておきましょう!
距離は家山〜蓬莱橋が約24キロ、神尾〜だと15キロぐらいかな

ライニングダウンしているところ
折りたたむとこのくらいの大きさです