ムラサキオオツスジ |
イワナシ |
ショウジョウバカマ |
ヒナザクラ |
チングルマ |
ミズバショウの群生 |
酸ヶ湯温泉 | 8:10 | 890メートル |
休み | 9:00 9:10 |
1160メートル |
仙人岳水場 | 9:37 | 1300メートル |
八甲田山大岳 | 10:25 10:45 |
1584メートル |
大岳鞍部避難小屋 | 11:07 11:50 |
1430メートル |
湿原 | 12:30 | 1200メートル |
上毛無岱 | 12:38 12:47 |
1150メートル |
毛無岱ヒュッテ | 13:06 13:20 |
1050メートル |
城ヶ倉分岐 | 13:43 | 970メートル |
酸ヶ湯温泉 | 14:00 | 890メートル |
冬の八甲田は厳しいらしいが、今回我輩たちが行ったのは6月初旬。関東は入梅だが、さすが東北。まだ梅雨には早いみたいだ。 ルートは酸ヶ湯温泉から大岳を反時計回り、再び酸ヶ湯温泉に戻って来るコース。 千人風呂で有名な酸ヶ湯(すかゆ)温泉の宿のちょっと上に、大きな駐車場とビジターセンターがあり(トイレ併設)、そこが今回のスタート地点。鳥居をくぐり緩やかに登っていく。沢にはまだ雪渓が残っており、そこをおっかなびっくり横切る。ゴロタ石の沢沿いを登っていくと大きな雪渓に出て、それを登りきると仙人岱。ここは以前は湿原だったらしいが、人が踏み荒らしたために湿原は無くなってしまい、今は寂しく木道だけが残っている。この仙人岱には水場が一つあり滾々と湧いている。ここで喉を潤しいざ大岳へ。 大岳へと続く斜面には大雪渓があり、雪に慣れていない我輩たちは軽アイゼンを着けへっぴり腰スタイル。すると先ほど抜いたはずのご老人が、それを尻目にスイスイ登っていってしまう。地元の人にはかなわない。冬の雪を知っている人にはこんな雪渓はへでもないのだろう。長靴で軽々登っていってしまった。カミサンが「かっこいいね」と一言。 雪渓を渡りきると、急な登りとなりジグザクと進む。すると先ほどのご老人に追いつき「若い人は速いね〜」と御褒めのお言葉を頂戴する。雪が無ければさすがに我輩たちのほうが速いようだ。 しばらくすると、小さな沼が現た。何となく水を見ると落ち着くのは我輩だけであろうか。不思議な感じだ。 再び登り始めてまもなく無事八甲田大岳に登頂。山頂からは一面のパノラマ。昨日登った岩木山も遠くに姿を現す。山を登るのも楽しいが、登った山を見るのもまた格別。 ゆっくり飯でもと思ったが風が強いため早々の下山。下に見える避難小屋までの途中、またまた雪渓が現れアイゼンを着ける。カミサンに「つま先に重心をかけていけば転ばないから」とほざいた瞬間「ズルッ」とこけてしまった。情けない。がカミサンは大爆笑。 無事(?)に避難小屋に到着し、風下でコンロに火をつけラーメンをすすった。 すると、さっきの雪渓から「キャー、キャー」との悲鳴が。 見るとおばちゃん達のグループがケツにビニールらしきものを敷いて滑っているではないか。こりゃすばらしい。我輩たちは滑らないように降りてきたのに、おばちゃん達は滑っている。これぞまさに発想の転換。天動説が地動説に変わったコペルニクス的変動。カミサンと二人で口をあんぐりして見いってしまった。 赤倉岳には遭難者の銅像があると長靴おじいさんが教えてくれたので、午後はそちらを回って帰ることにし、赤倉岳を目指す。が、数分でリタイヤ。風が先ほどよりも強く吹き、ザックごと吹き飛ばされそうなくらい。お気楽ハイカーの我輩たちはそこから銅像に祈りをささげUターン。 ここから先は湿原地帯。ここの湿原は2段になっており、いずれも木道が整備されていて、上毛無岱と下毛無岱の間は長い階段でつながっている。 八甲田の登りは高山植物が咲いていなかったが、湿原に入るとあちらこちらに可憐な花が姿を現す。 上下の湿原には休憩スペースが整備されており、赤倉岳を登らなかったため時間に余裕が出来た我輩たちはゆっくりと草花を見て回った。 下毛無岱からは木に覆われた下山道を行く。小一時間くらいくで無事酸ヶ湯温泉に到着。 下山してからカミサンが 「今日何曜?」 「確か木曜だったかな」と我輩 「良かったね」 「何が」 「木曜で」 「ん?」 「木道だから、木と土しか通れないんだよ」 「・・・・・」 チャンチャン! おあとがよろしいようで。 |
2004.6.3 |
ビジターセンターから見る八甲田 |
登山道の入り口 |
最初に現れた雪渓 |
硫黄岳を見ながらの休憩 |
雪渓の横断。落ちたらやばそう |
沢伝いのゴロタ石を登る |
荒廃した湿原。木道だけが残る |
仙人岱の水場。冷たくうまい |
沼と硫黄岳 |
八甲田大岳山頂 |
アイゼンも慣れたご様子 |
上毛無岱の木道 |
下毛無岱。無数の沼からなる |