やー、この日はとにかく暑かった。夏の奥多摩。もう少し涼しいかと思ったが、とにかく暑かった。
初電に乗って奥多摩に着いたのは8:02。そこからタクシーに乗り込み梅沢登山口へ。ところが15分くらいでおろされた。林道はまだ続くがタクシーはここから先へは行かないらしい。理由は聞かなかったがとにかく降ろされた。
仕方なく林道を歩くこと15分、梅沢登山口に着いた。ここから登山道へ。登山道は沢沿いを行く。20分ほど歩くと「ネジレノ滝」が現れた。滝つぼに近づくととても涼しく最高である。そこからさらに10分ほど歩くと今度は「大滝」が現れる。この滝は読んで字のごとくデカイ。しばらくここで涼む。滝つぼのそばはすこぶる涼しいのだが、そこから20メートルも離れると一気にムンムンとした空気が出迎えてくれる。みな、滝つぼを離れたくなかったが先へと進まねばならず、仕方なく「大滝」に別れを告げる。
隊長が一言「見所はここまで、ここから先は急登だよ」と。げ!まじ!お言葉の通りここからはひたすら登る。急登プラス猛暑。バテナイわけが無い。汗は先ほどの「大滝」をも上回る勢いで出てくる。ゼーゼー、ハーハーすること1時間半、やっとのことで尾根に出た。みな汗びっしょり、ズボンもおもらしをしたようにびっしょり。やー本当に暑い。しばらくここで息を整え歩き始める。すると10分足らずで大岳山山頂に登頂。時の頃は11時。昼飯にはちと早いが大休止することにした。
山頂は本日曇天。前回来た時もそうだったが今回も眺望は楽しめなかった。残念。
さて、下山はどのルートで行くか作戦会議が模様される。一番楽なのはケーブルを使って御岳に向かうルート。「これがいいな」と弱気な我輩。しかし山を愛する大先輩はまだ歩き足りないのか「場頭刈を下ろう」と建設的なご意見を。まじ?と思ったがその後「これじゃ、店がまだ開いてないよ」と大先輩。なるほどさすが大先輩。山行のあとの反省会の飲み屋を心配している。確かに飲み屋はまだやっていない。飲み屋が開く5時までの時間調整をしなければならない。あと4時間歩くために山を愛する(?)我輩たちは馬頭刈山経由の軍道に下りることにした。隊長は以前このコースを通ったことがあるらしく「長いよー」と不気味な一言。
下山ルートも決まったことだし午後の部スタート。大岳山を後にしいざ軍道へ。快適な尾根道を歩いていると二人の初老の男性とすれ違った。隊長が「どちらから来たのですか?」と尋ねると「千足から天狗ノ滝を経由して来たんですよ。ここまで3時間かかちゃったよ」とのこと。その男性達と別れ地図を見ると「つづら岩」の分岐を曲がると確かに「天狗ノ滝」なるものがある。「暑いし、また滝でも見に行きましょう」と山を愛する我輩は1時間ばかり゙短いコースを意見具申。隊長も「そうだな、俺もこっちは行ったことが無いからな」。と言うわけでコース変更、いざ千足へ。
どでかい「つづら岩」を過ぎると、そこはクネクネの急降下。ぐんぐん下り一気に標高を下げていく。あまりのすごさに、「あのおじさんたちよくここを登ってきたな」と感心する。我輩たちが午前に登ってきた道も急だったがそれ以上に急に感じる。20分ほど下ると沢の音が聞こえ水場があった。隊長は先に着いていて「そこで水飲めるよ」と教えてもらいがぶがぶ飲む。やー冷たくて最高!暑くて汗びっしょりの体には冷えた沢水はたまらない。そこで小休止したあと先へと進むと、地図には載っていない「綾滝」が現れた。さららに進むこと20分で「天狗ノ滝」に着いた。この滝はでかく、滝つぼのあたりはとても冷やりしていて皆で熱った体を冷やす。最初に見た滝もすばらしかったが、何時間も歩いて汗だくになりながら見る滝はまた格別にすばらしい。
「天狗ノ滝」からバス停まではさらに20分。隊長が調べてきてくれたバスの時刻表によるとぎりぎりだ。半分あきらめながら歩いていると意外と近くにバス停があり無事にバスに乗ることが出来た。
そこから先は電車を乗り継ぎ八王子へ。山を愛する我輩たちはアルコールもこよなく愛す。と言うわけで反省会へ突入!昼間出た汗を補うためにビールで乾杯!ん?確かアルコールは利尿作用があるんだよね。ということはさらに脱水症状になっちゃうのか?まぁいいか。よい子のみなさんはまねしないようにね(笑) |