Mood Music

(Convention Doll)

主催者みずからの手で届けられた、手書きの招待状。もしも、自分の家にそんな招待状が届いたら、、、。親しい友人グループのためにGene Marshallが自宅で開くカクテルパーティーへの招待を、断れる人がいるだろうか? 映画撮影所のけたたましい騒々しさから逃れるには、絶好の機会だろう。ひととき、友人たちと好きな音楽を聴きながらくつろぐのだ。
そのグループは、友人たちが自然と引かれあって、集ったものだった。彼らは最高の音楽、おいしい食事、気さくな仲間、陽気な笑い声、そして人生そのものへの愛といったシンプルな物事を好んだ。
このパーティーを開くことは、Geneにとってちょっとした気晴らしになっていた。気のおけない仲間たちとの集まりが、何よりの楽しみだったのである。一日をすごすのに、これ以上に良い方法があるだろうか。カナッペを用意し、お酒と氷の支度をすませ、家具の配置を変えて、、、Geneの楽しい作業はパーティの直前まで休む間もなく続く。
パーティーの準備は完璧だった。照明は少し暗めに落とされ、ソファは会話がしやすいかたちに並べなおされた。友人たちが星空の下でダンスをしたくなった時にそなえて、パティオのスピーカーも調整ずみである。
招待客たちが到着するまえに身支度をととのえようと、Geneは階上へのぼっていった。この日のためのドレスを、彼女は慎重に選ぶ。パーティーにふさわしく華やかに、みんなをもてなすために動きやすく、親しい仲間の集まりなのでカジュアルに。
準備完了。Geneは階段を下りていく。そして、ドアベルの音が来客の到着を告げる。
【Geneが手に持っているのは、彼女のレコード "Menu for Romance" という設定】

発表年
1999年
製品番号
-
定価
-
デザイナー
Lynne Day
限定生産品
Convention Doll
製造中止
-
設定年
1956年

 

【このページの画像とストーリーの原文については、Bobbi様よりご提供いただきました。翻訳上の誤り等に関しては、Gabrielaがすべての責を負うものです。】

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