Sunset Celebration

「今日じゃない、今日じゃない、、、」Geneは繰り返し自分自身に言い聞かせていた。しかし、今日はまさにその日、Geneの誕生日である。だが、誰も、誰ひとり、それに気づいていないのだ。
撮影所のセットは、普段の日と変わりがない。春うららかな4月17日、映画用の真冬の衣装は何十kgもの重さがあるように感じられた。「オーケー。みんな、今日は終わりにしよう。」監督の声が響く。
ゆっくりとGeneは自分のトレーラーまで歩いて行く。きっと誰かが呼び止めて、「ハッピーバースデー!」と言ってくれるはずよ。けれども、みんなしてどこかに急いでいる様子なのだ。
彼女のトレーラーの戸口には、、、箱があった。プレゼント!、、、じゃない。デザイナーの友人が縫った衣装の試作品だった。「これを試着してみて」というメモが付いている。がっかりだったが気を取り直して、その夕焼け色のドレスを着てみることにする。たちまちGeneの気分は、明るくなる。そのとき、ノックの音がする。スタッフのEddieだった。
「ええと、Miss Marshall、ぼくはAスタジオから来たんですけど、、見に来ていただきたいものがあるんです。いえ、そのままで。着がえていただかなくて結構ですから。」とEddie。
彼のあとについて、Geneは空っぽの録音スタジオに向かう。Eddieがスタジオの重いドアを開けると、、。突然、スポットライトの光とスタッフ、共演者、友人たちの暖かい心が、Geneをとらえる。彼女の誕生日を祝うために、みんながそこにいた。その夕暮れ、ハリウッドの最高に輝いているスターは、「今日じゃない日」よりも祝福に満たされていた。

オレンジ色のシャンタン地のドレスの肩に、表がピンクで裏が黄色の布を折って、たすき状にかけています。

ペチコートはピンクと黄色の二枚重ねです。

オレンジ色のサンダルはトゥーの部分が、オレンジ・ピンク・黄色の三色リボンになっています。

ドレスはワンピースですが、オレンジ色のベルトをしめています。ネックレスは3連のものを、ねじってとめています。ブレスレットは留め金がなく、編み込まれた針金を曲げてとめるシンプルな構造です。おそろいのピアスが付属します。バッグはドレスと共布で、ホックをはずせば開きます。

上の画像は、たすき状の布にはりつけてあるブローチです。

 

このページの画像は、コレクションを撮影したものです。
Doll は Sparkling Seduction を使用しました。

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