Christina St. Clair : Shopping Elegance

Fashion Boulevard社が製造・販売するファッションドール、 Christina St. Clair です。ほとんどGeneと同サイズですが、わずかに大柄です。
Christinaはデザイナーで超高級ブティックのオーナーでもあるという設定です。パリでファッションとデザインの勉強をしたあと、トップデザイナーたちのもとで働きますが、1993年に姉妹でビバリー・ヒルズの小さなブティック"Fashion Boulevard"を買い取ります。Christinaのデザインは大評判となり、現在では、ニューヨーク、パリ、ミラノ、ロンドンにも出店しているというサクセス・ストーリーが展開されます。
Geneと同様に、ストーリーカードが付属しています。"Shopping Elegance"のストーリーは、ロデオ・ドライブ(ヨーロッパの高級品店が並ぶビバリー・ヒルズの通り)に買い物に出かけたChristinaが友人と出会い、ハンサムな男性を紹介されるというものです。


ゴージャスな大人の雰囲気を持った、小麦色の肌のお人形です。メイクや衣装、小物、パッケージのすべてが非常にハイ・クオリティーで、細かいところまでお人形ファンへの配慮がいきとどいているところが特徴です。
少しえらのはった、意志の強そうなインパクトのある顔立ちをしています。ダークブラウンのリップがセクシーです。切れ長の大きな目をしていて、ブルーの瞳はブラウンのアイシャドーでふちどられ、光彩までえがかれています。まつげは、上は付けまつげ、下はペイントです。全体にすばらしいメークですが、とりわけチークの技巧がすぐれていて、とても効果的です。つややかなオレンジ色の髪は植毛で、たいへんなめらかです。どことなく若い日のソフィア・ローレンを思わせます。

エレガントな黒いワンピースは、ヒョウ柄のフェイクファーでトリミングされていて、小物も同じ生地で統一されています。アウトフィット全体の仕立てがたいへん良く、小物の細工がとてもていねいです。お人形はとてもグラマーなボディで、ひじとひざは曲がりません。
お人形の重さは400gほどで、Gene(250g)よりかなり重く、手にもつとずっしりとした感じに驚きます。

枢機卿がかぶるようなかたちの帽子を、上手に着こなしています。ヒョウ柄のケープは、長いフリンジがついていて、とても豪華な雰囲気です。

ふわっとふくらんだ内巻きの髪は、裕福なマダムのイメージでしょうか。ゴールドのネックレスは、中央に輝くラインストーンがあしらってあります。大胆なデザインですが、このドレスにはとてもよく似合っています。

鼻筋はなめらかで、あまり鼻は高くありません。大きなゴールドのピアスには模造ダイヤがたくさんはめこまれています。

ワンピースはボディラインがきれいに出るように仕立てられています。これは立体裁断でしょうか。襟元と袖口にヒョウ柄のフェイクファーがあしらってあります。ベルトはスナップどめで、取り外すことができます。画像にはうつっていませんが、ドレスには白い裏地がついています。

ケープの裏地はベージュのサテンです。

サンダルは、ストラップにゴールドのバックルがついていて、スナップでとめます。中敷きもあり、まるで人間の靴のようです。

やや肉厚できれいな手をしています。指には関節のしわが刻まれていて、リップと同じブラウンのマニキュアが塗られています。

ワンピースの背中は、ファスナーで開閉するようになっていて、人間のお洋服のようです。

透明なスタンドには、Christina St. Claire と、Fashion Boulevard のロゴが金色で浮き彫りになっています。

ネックレスとおそろいのブレスレットが付属します。

ゴールドに塗られた3段のハットボックスがついていますが、ふたは開きません。

ドレスと共布のハンドバッグは、ゴールドの星形の飾りがついていて、底には足までついています。バッグも開きません。

黒い長めのグローブです。

帽子にはベージュのサテンの裏地がていねいに縫いつけられています。

上の画像のようなカラー写真の掲載されたブックレットが付属します。サイズは見開きで、およそ16cm×10cmです。

10ページにわたり、2002年と3年のドールとファッションが紹介されています。どれも欲しくなってしまいます。

お人形ファンなら大よろこびするような、たいへん魅力的なパッケージに入っています。透明のプラスティック製の窓が開けられていて、お人形をおさめたままでもディスプレイできるようになっています。

左端の画像は箱の裏蓋ですが、Fashion Boulevard社の社長であるDoris A. Mixon氏の顔写真と直筆のサインが入っています。また、モールドの制作者とフェイス・ペインターの写真も掲載されています。中央の2枚は箱の両サイドの画像です。Christinaのお洋服のデザイナーの顔写真が掲載されています。右端は底の画像です。お人形のデザイン画と、Fashion Boulevard社のアドレスが書かれています。

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