▲丸みを帯びたガラス張りの建造やカラフルなアートが入りやすい雰囲気の、シーサイドイン大森の入口付近。 | ▲こちらは無料開放のインターネットコーナー。但しウィンドウズはXP版 |
▲“上段ベッドから飛び降り禁止”って、そんな野猿のような奴、本当に居たの?でもカプホとしては張り紙は全然少ない方である | ▲1Fロビーには欧米施設ではよく見るテーブルフットボールが置かれているが、文化違うからあまりやる人居ないみたい |
▲地下1階浴場フロアにある製氷機。夏は絶対有り難い!冷水は勿論持ち込んだジュースやコーヒーでアイスドリンクお気に召すまま | ▲残念過ぎるレストルーム。いや単なる喫煙スペース。でもココしか休憩所らしき場所がないのだ |
最寄の駅 | 京浜急行大森海岸駅・JR大森駅 |
---|---|
1泊のお値段 | 通常料金2,990円/楽天トラベル予約2,630円 /毎月30日3室限定2,030円/毎月3,13,23日3室限定2,500円 |
浴場の有無 | 有り |
ランドリーの有無 | 有り |
チェックイン/アウト時刻 | 午後5時〜翌朝10時 |
髭剃/歯ブラシ/シャンプー | 無料/タオル大小は1泊につき1本ずつ |
浴室 | [6] | ●サウナが無い、レストルームが無い、カプセルフロアが不便……等々初期設備の至らなさを挽回すべく、あれこれかなり奮闘しているとは思うが、惜しくもデフォルト料金以上の満足が得られなかった残念なホテル。洗練されたファンシーな風采が楽しいだけに惜しい。 場所は京浜急行大森海岸駅徒歩1分。JR大森駅から若干離れるが、途中イトーヨーカドーへ寄れる道ほどのため、そんなに間遠には感じない。 各料金プランをチェックすると、飛び込みだとデフォルトの2,990円だが楽天トラベル予約だと2,630円 。 一方もっと面白いプランもあって、例えば毎月3のつく日は2,500円、30日なら2,050円、さらにお正月期間2,026円!(全て要予約)などなど、集客へはあれこれと身銭を切るようなベンキョウを見せていることが伺える。 チェックインは今時遅めの夕方5時。荷物置いて遊びに行きたい旅行者にはやや不便。チェックアウトも朝10時でごく普通。 ただし予約者は荷物預かりだけなら昼も立ち寄りOKなので、うまく利用しよう。 尚宅配受付はフロントで対応。箱はヨーカドーからもらってこヨーカ。 フロント1Fは清潔感があり、ポップなカラーリングも明るくて爽やか。フリーのインターネットも出来るし、ポットや電子レンジ、スティックインスタントコーヒーや紅茶Tパックが自由に使える簡単なセルフアメニティもフロント横に常設。有り難い! 重宝したのが地下1階のロッカールーム。 設置場所は風呂場の脱衣所と融合・兼用。不便かと思いきゃコレが意外と有り難いモノで、夏場も冬場もチェックインして荷物しまって脱衣して、すんなり入浴することが出来て快適。 あがった後はガウン来てサイフ持って、即そのままカプセルフロアに向かえて、実にスムース。カプホ特有の煩瑣な往復が一挙解決。コレはイイかも! さらに製氷機やランドリーも同浴場フロアに設置。雑事が全部ココで済ませられる感じ。 しかしお風呂本体は平凡であった。 サウナも無ければ温泉でもないし、ジェット気流もない地味な湯船がひとつっきりでは褒めようがない。あまつさえ、湯はぬる目。 ホテル側はこの凡庸さを打破すべく、浴場を“ガーコの湯”と銘打ち、湯船に「アヒルちゃん」を放ち、やいのやいの楽しく演出してはいるが、やはり苦しい。その努力は大いに買いたいのだが。 カプセルフロアにも難あり。 どんなカプホでも大抵は消音のため部屋と扉をひとつ隔ててあるので、落ち着いてカプセル内で静謐に入眠できるものなのだが、ここはエレベーターから降りて遮断ひとつ無く、即カプセル設備。トイレも洗面も同室。実に騒がしい。 決して騒いでおらずとも深夜の数人客チェックイン時にはどうしてもガヤつくもので、何度か安眠を妨げられた。 尚カプセル内は側面ソファー生地張りの施しはあるが、他はいたって普通。アダルト番組は無料。 レストルームが無かったのが一番困惑しきり。 せっかくヨーカドーで買ってきた持ち込み分も、狭隘で薄暗い喫煙ルームで頂かねばならず、食べ心地は良くなかった。当然タバコの煙にも苦しむハメに。 逆にタバコを嗜みに来た他の宿泊客は、あの細長い部屋の中漫画読みながらパンとケーキとコーヒーをテーブルいっぱいに広げてむしゃつく甘党の私に舌打ちしたであろう。共々羽を伸ばせる大画面TVつき大部屋みたいなのがこのホテルには無いのだ。 いやいや、本当に惜しいと思う。 明るくカラフルでポップな風合い、アヒルをお風呂の主役に配するファンシーなセンス、公式サイトでぬことわんこの館長代理を公言するキュートなユーモア。 外国人女性のアカスリ嬢やタバコ臭い食堂でビールとおつまみ……そんな野暮なカプセルホテルの時代遅れの印象を一挙払拭した、都会的でコミカルな館内の清涼感はカプホの中では進取的ではある。 おそらくリニューアルオープンでこの路線を開拓したのであろうが、元来の設備の弱さと不便さのビハインドを全て挽回するには、まだまだ苦しい感じ。 ただ酔いどれ煙草リーマンおやぢだけではなく、ネットカフェ宿泊との選択を迷う若者旅行者の客層を重視する路線は、決して間違ってはいない。 尚、公式サイトで紹介されるようなネコの従業員は、実際にはいなかった。 従業員の住まいからぬこが館内フリーダム状態の家族経営ビジネスホテル(玄関でネコがすまして座っていたりする)に泊まった経験があるだけに、ちょっと期待してしまった。 |
---|---|---|
ロビー/レストルーム | [4] | |
カプセル | [5] | |
立地 | [7] | |
接客/サービス | [8] | 総合【★★★−−】難点も多いが、飛び込み料金の安さと、あれこれ工夫した奮闘ぶりを評価。 |
▲カプセルルーム。エレベーターや洗面所と扉の遮断が無いため、他の宿泊客が来るたび騒がしい | ▲カプセル本体内。側面にソファー生地張りがあるが、マットはちょいと固め。アダルト無料 |
▲ロッカールームは浴場脱衣所と兼用。これが意外と便利で、入浴の際の面倒な往復が一挙ショートカットされる | ▲こちらも有り難い、セルフのアメニティサービス。コーヒー紅茶フレッシュガムシロ砂糖。レンジにポット。 |
▲コインランドリーはあるにはあるが、たった1基だけ。夏場のコミケシーズンは争奪戦が激しそうである | ▲こちらが同ホテルご自慢のガーコの湯。なんとアヒルちゃんで遊び放題!わぁい |
■京浜急行大森海岸駅より徒歩1分。またはJR京浜東北線大森駅北口・東出口より徒歩8分。イトーヨーカドーの北東側に位置。
【所在地】 | 〒140-0013 東京都品川区南大井3丁目31−17 シーサイドイン大森 |
---|---|
【tel】 | 03-3762-5255 |
【関連サイト】 | ホテル公式サイト 楽天トラベル |
【PR】 |