“ドリームなごや”とわ?
★深夜近くに名古屋/東京を出発、ウトウトむにゃむにゃぐーすかピを繰り返すうち、気付けば早朝・目的地♪おまけに料金は新幹線+ホテル代よりはるかにリーズナブル〜〜っとくりゃ、東京の同人誌即売会に通う名古屋人オタクや貧乏旅行者にとってまたとない東京往復アクセス手段でぃでぃ。あの《青春18きっぷ》がうまく使えない事態に陥ったら、れっつぶー“ドリームなごや”にJOYRIDE!!よよよいよよよいよよよいのよいとくら。
■“ドリームなごや”とわ!?
●名古屋駅を深夜近くに出発、翌朝早朝に東京駅八重洲口に放り出される(←おい)という、ホテル確保不要の、名古屋と東京を結ぶ格安交通手段!当サイトでは、私がもっとも活用していて、もっとも気に入っている、名古屋23:30発、東京6:10着の《ドリームなごや4号》及び東京23:40発、名古屋6:20着の《ドリームなごや3号》を、ドリームなごやの中心及び基本とさせて頂く。
尚、それに近い姉妹便として発着時間が23:00⇒5:40と若干早い上、岐阜、栄、星ヶ丘での往路停車がある《ドリームなごや2号》の他、東京駅ではなく新宿駅南口に発着する《ニュードリームなごや2号・4号》、通常のドリームより更に格安だけどシートキツキツ・居心地ごりごり・お隣の足膝と密接げしげし・設備も貧弱で結構しんどい《青春ドリームなごや1・2号》、尾張旭、豊田、岡崎にも停まる《ドリームとよた1・2号》も存在。因みに希望のドリームなごや号が満席だったらこれら他のドリームをあたってみる手もあり。
■こんなにお得!ドリームなごや
【名古屋⇔東京】が片道6,420円、往復割引なら11,410円だから片道実質5,705円!これはありがたい!流石に青春18きっぷ11,500円÷5の値段にはかなわないけど、18きっぷのシーズン外なら、入場券代払って普通電車乗り継いでむこうで一泊するより、ドリームなごやに一晩ゆられた方がずーっと便利でお得で楽しいのだ。因みに青春ドリームなごや号はさらにタイトに片道5,000円ナリよ。
■こんなに便利!こんなに快適!ドリームなごや
◇思ったより快適な就寝環境により、カプセルホテルやネットカフェに負けない程のリーズナブルな安らぎを与えてくれる夜行バス。その魅力を検証でぃでぃ
@むこうでの宿泊施設の確保が不要!
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▲早朝に目的地に到着するのだから、寝坊・遅刻の心配が無い。画像は朝6時の東京駅八重洲北口。 |
◇なにせ行きと帰りの晩に車中でおねんねするのだから、うまくスケジュールを組めばホテルに泊まる必要がなくなり、随分旅行費用を引き締めることができる。眠気と疲労感を引きずりながらも、待ち時間には駅前でみつけた自分お気に入りのカフェやレストランで早朝・深夜のひとときを過ごすという、旅行の楽しみ方がまたひとつ広がるというメリットも。目的地についたら朝一番に行動開始できて時間をたっぷり活用できるってのもいいよね。
Aなれちゃえば熟睡!快適睡眠効果
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▲車内トイレ。とても狭苦しいのは致し方ないが、緊急事態には大変ありがたい。 |
◇あの18きっぷを利用したムーンライトながら号と決定的に違うのは、とにかく乗客が安眠できるように設備が整えられているということ。リクライニングシートは勿論、カーテンつきの窓、足乗せ&脚乗せ、毛布にスリッパ、そして出発後間もなく執り行われるおごそかな消灯。車内トイレだってある。旅行帰りでクタクタに疲れてる時なんて、とりあえず乗ってすぐシート倒して目ぇつぶったら次の瞬間もう朝6時の名古屋!なんてことも。それに比べて、18きっぷムーンライトながらで一晩中煌々と灯りの照り続ける中、痛くなってきたおちりの痛みに絶えながら騒がしい各駅の発着音に耳を塞いでいた人。ここは一度ドリームなごや派に乗り換えてみてはー?
尚、かつてドリームなごやの名物的存在だった車内自販機やヘッドホンステレオ、トイレ隣接の洗面所、腰あて枕、各設備及び発着時刻のご案内やカード会社のCMが流れるテレビ放送、そして意外と利用価値の無いセルフのドリンクサービスは廃止の方向となったよう。どれも他人の迷惑度数がゼロに非ずだったので、その方が無難でせう。
B夢うつつで眺める夜景のろまんちしづむに陶酔!
◇A列席またはC列席、つまり窓側の席に座れた時。カーテンを開けてみると、そこは一面の夜景。彼方にまばたく都会の夜の街並みを眺めたり、ひたすら脇を走り去り続ける街灯の灯をぼんやり追いつづけて不思議な恍惚に飲み込まれたり。あと、東京発名古屋行きの場合、東京近くの高速走行中、民家の屋内や遅くまで残業続きのオフィスビル内を、ほんの僅かながら車窓から一瞬一瞬覗くことができる。これには奇妙な優越感があって、筆者にとってはこれも夜行バスの楽しみ方のひとつになっているのダ(但し冬の窓辺はとても冷えるので、眠くなったらカーテンは閉めておくべし)。あと、夜明け近くに白んでくる山並みの景観もなかなかいいにょ。
しかし……こんな不便・迷惑・トラブルも勃発!
◇勿論いいことばかりではない。設備にしろタコな乗務員の対応にしろ他の迷惑客の跳梁にしろ、様々な艱難辛苦にでくわす可能性も無きにしも非ず。留意すべきポイントを検証。
@やっぱり眠れない時!
快適睡眠効果の項目と矛盾するようだけど、“ドリームなごやに乗るの今回が初めて!”という慣れない初心者の場合は、どうしても緊張・興奮して寝付けないというのが普通ではなかろうか。特に、まだ身も心も疲れていない行きのバスの夜はかな〜り長く感じるだろう。現在のバスには無くなっちゃったけど、以前は各階前方に設置されたデジタルディスプレイの時計が車内の薄闇の中で燦然と輝いていて、まるで寝付けずちっとも進まないその時計ばかり気にして益々目が冴えて悶々と呻いた記憶が、筆者にとってドリーム初乗り時の最たる思い出だったりする。
尚、今では電光掲示はデジタルではなくドットディスプレイにとって代わっており、時刻表示も殆ど出さなくなってきている。
Aお腹が空いて死にそうだっちゃ……
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▲蛮勇ある方は足柄で早食いに挑戦。サービスエリアでの休憩時間は15分なりよ。もし置いてかれたらどうやって帰るんだろう。 |
健康上、深夜に口にモノを運ぶのは勧められないけれど、眠れないままだと胃腸の空腹も進んでしまうので、深夜車内バスでの飢餓はなかなか辛いことも確か。乗車前に軽食程度のものをとっておくことをおすすめする。また、どうしても何か食べたいという場合、途中休憩の足柄インターでの15分休憩で飛び起きて、そこの深夜レストランのカレーやラーメンを大急ぎの早食いでたいらげて走り戻るウルトラCも可能。但し絶対に遅刻して迷惑かけないこと。
尚、最近ではテイクアウト可能のやきたてパンも登場しているのでそちらの方がおあつらえ向きかも知れない(ただし、コレら深夜営業レストは名古屋発・東京ゆきの足柄インターの場合のみ。逆ルートの足柄にはトイレと自販機しかないじょ!三ケ日は行きも帰りも×)。
B寒い!血も凍る!殺す気か!!
とにかく真冬は寝冷えに気をつけて欲しい。リニューアル後のバスでは改善されているものの、以前の1階席の窓側C席の列なんて足元が隙間風の通り道になってて、コートはおったまま厚着寝しててもあまりの寒さで何度も目が覚める。インター休憩の度に扉が開きっぱなしになるので、寒がりの人は1階席は避けた方が無難。
一方、真夏は弱冷房が適度に効いており、冷え性の人でも備品の毛布の活用により、快適に過ごせるだろう。ただ、蚊の季節に素足の足元を7・8箇所集中吸血されてヒサンな夜を過ごす、なんてこともあるが。O型・汗かき・重度の蚊に喰われ体質のワタシ……。
C迷惑客にうんざり。でも降りられない……
ずっと以前、まだヘッドホンステレオが各席常設されていた頃のこと。ヘッドホンを耳にはめず、外したまま首にかけてシャカシャカノイズを最大音量で漏らしっぱなしで自分は熟睡、という非常識なヤツと乗り合わせたことがある。また、翌日にコミケを控えた行きのバスで、インター休憩中の真夜中に外に降りてアニメ/ゲームキャラなりきりパフォーマンスで盛り上がるオタク女たちとも乗り合わせたことがある。ステープラーでガシャガシャ新刊の製本してたヤツもいたな。こういうのなら一言注意すれば無事静まるのだが、消灯後の暗闇の中、迷惑な音の発信源がどこなのかはっきりわかわず、かなり苛立たせられることもしばしば。これがもし列車だと車両を変えたり、途中下車したりしてイカレた迷惑客から避難することもできるのだが夜行バスではそうもいかず、ひたすら耐え忍ぶ長い夜を経験することになる。
他、迷惑客の定番といえば、携帯鳴らしてあわてて止める奴とか、馬鹿でかい荷物を堂々通路に置いて人をつまづかせる奴、断りなくシートを一挙フルダウンさせて後部座席の人を戸惑わせる輩など。あと、後部座席から人の耳元に足投げ出して来たオヤジがいて、思わず反射的に“ていっ!”と足を1発ぶちのめしたら、シュポン♪と素早く引っ込んだとゆー出来事もあっただよ(今思い返すと危険な話だが…)。
D機転の利かないタコな車掌に憤怒
これは一例だが、東京発の乗車時にトランクへ預けておいた荷物を、翌朝[千種駅前]で降りるときに出してもらうよう車掌に頼んだら、車掌のアホが『開けられませんよ名古屋駅まで。どうします?』としれっとほざいてきやがったことがあった。勿論“名古屋駅までトランクを開けない”などという説明も規則もJRバス側からは一切何も無い。例え盗難・紛失の心配があったとしても、機転利かして荷物の特徴・中身を言い当てさせて本人照合すればいいことだろうに!客の足元みやがるへいこら傲慢ちきの運転手に威張られるがままがまま名古屋駅まで連れてかれた恨みと怒りは忘れんぞ。今ではこっちもホムペ持ってるから、もし今度運転手が乗客ナメたまねしやがったら、デジカメ撮影の顔写真つきで名指し告発するからな。
んん〜〜〜まぁ色々言ってはいるけれど、そんなこんなでメリット・デメリットは様々であるものの金銭や時間の浪費の問題は別として、新幹線と夜行バスではどっちの東京旅行が純粋に楽しいかというと、やっぱりドリームなごやの方がいい思い出として永く心に残ると思う。寝不足に苦労したり、寒さに凍えたりすることもあるけれど、旅情の風情は単純にお金では買えないってことかしら。でも〜〜〜やっぱり安いことがイチバン!これね結局は。リーズナブルが何より♪