名古屋'90年代ゲーセン写真館

AGスクエア栄店[Part.2](栄駅)

▲1992年当時のAGスクエア栄店の3F。当時他店でもよく出回ってたピンボール3機種
▲同時撮影でもう1枚。店側自作のポップには200円3creditとスコアリプレイのことが記され、店なりにプレイヤーへ訴求していたようだが、例えばザ・マシンのアンドロイドのレベル表示とかが隠れてしまい、はっきり言って邪魔
▲▼こちらは'93年頃撮影。デコ台「リーサルウェポン3」の筐体だが、むしろ側面壁のストUケンのイラストの方に時代を感じる

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●既に《AGスクエア栄店》に関しては'94年〜'95年あたりの写真記事を一度掲載しているが、もっと古い写真が出てきたのでPart.2として掲載。今度は'92年〜'93年頃のもの。

 この時節のAGスクエアはなんと言っても1Fの「パーティーゾーン」が目玉で、いつも誰かしらがプレイしていて非常に人気があった。
 しかしリプレイとアウォードが甘い台なので、インカムは恐らく多くなかったように思う。
 また、側面壁際の設置だったため、当初は、遠くから見ても分かるほど筐体が左下へ極端に傾いていた

 この傾きを直すよう店員を呼んだら“今人居ないから分かんない”という頭の悪そうな返答。
 こんな馬鹿は無視してレグレベラーのボルトぐらい、台の底にサッともぐりこんでクルクルッと調節して自分で直そう……と、筐体奥で四つんばいになってよっこらしょと背中で持ち上げたら、なんとレグボルトの下から、積み上げたメダルや折り曲げた紙切れなどがゾロッと出現。
 どうやら他のプレイヤーも傾きに苦痛を感じた上、間に合わんアホ従業員に痺れを切らしたようで、何とかして傾きを直そうとしていたようだ。
 筆者が調節した以後、傾きは正常になり、元々故障の少ない優良マシンだった同機種は、同店で永らく愛されることとなった(店自体は愛されていなかったが)。

 一方、3Fの「ギリガンズアイランド」も筆者お気に入りだったが、ある時、回転ジャングルとスロープのつなぎ目でボールスタックが起こった時のこと。
 すぐ傍のカウンターに居た女従業員を呼んだところ、誰かを呼ぶこともなく、キャビネット開錠、レバー解除、モールディングバー取り外し、慎重なガラススライド、スタックボールをアウトホールに返納、サービス3クレジット投入……と自分一人で意外なくらいスムースに処理。

 しかし、ここからが問題。何を考えたのかこの糞ぶす女、スタートボタンをダダダと連打。ご存知のように3クレジットがゼロとなり、3人プレイモードに。
 そして筆者に平然と“どうぞ”と抜かすので、スタートボタンを3回押すと3人プレイになりますよ、と親切に諭してやったところ、
 “いいえ!このゲームは1人用です。3人プレイなんて出来ません!”
 と無意味な反駁をほざき、頑なに譲らない。

 そこで、その便所女の目の前で
 『じゃあこのディスプレイに表示さてる3人分の"00"は何?ならやってみるけど?ホラ1個目ドレインすると交代で2人目のスコア加算。これが終わると、また次のボールで交代して3人目じゃないの。』
 と、3人プレイを目の前で実践してやったところ、
 “そっ、それでもぉー、お客様が1人でやってるからぁー、1人用なんですー!!”
 と捨て台詞を吐き、[StaffRoom]の扉をバタンと閉めて部屋へ駆け込んでいった。

 「ゲーセンの従業員」などという犬以下の底辺人種に親切や礼儀は無駄であり、決して甘い顔をしてはならない……という訓話となった。

▲1992年頃のAGスクエア栄店1F。デコのスタートレックはマルチスタートのスロープが稼動せず、ソレをきちんと説明して直させるのが大変だった
▲壁のポップには『ストリートファイターU 大画面途中参戦モードで3Fにもご用意しております』と記載。パーティとスタトレを解説したポップも張られているが、分かってない奴が書いた感アリアリで頼りなかった

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(2013年1月8日)