名古屋'90年代ゲーセン写真館

タイトーインエルニーニョ(栄)

▲1987年に“ゲームプラザビッグ”としてオープンし、'92年に《タイトーインエルニーニョ》にリニューアルした同店舗は、2000年9月20に閉店。その後取り壊されてコインパーキングとなった

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●かつて'90年代、《タイトーインエルニーニョ》は栄で最たるタイトー直営ピンボールプレイスポットとして隆盛していた。
 とにかく新機種も旧作も入荷が盛んで、調整も良く、場所も便利だったので本当にあししげく良く通ったのを覚えている。

 「ドラキュラ」だの「ジャックボット」だの「ノーグッドゴーファーズ」だの、新機種が入るたびにそこで半日過ごし、近くのマック(現在閉店)やKFC(現役)でパワーチャージしてまた半日……という休日を毎週のように堪能していた。

 ところがゴーファーズが入って少し経った頃、店長が交代して台数もどっと減り、ピンボールの調整もなおざりとなり、設置場所も露骨に邪魔臭そうに扱う悪意を感じる位置に押し込まれた挙句、消滅。その後2000年代に入ってすぐ閉店してしまった。
 店舗全体の売り上げはまだ十分あったらしいが、店舗オーナーが昭和62年オープン以来のゲーセン業から足を洗いたくなったらしい。
 今では建物も取り壊され、ありきたりなコインパーキングになっている。

 ところで、この店の前身の店舗《ゲームプラザビッグ》の頃、なんと店内で幽霊が出たそうだ。神棚を設置して以来その騒動は収束したらしいが、ゼロ感の筆者には全く判らなかった。

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(2012年2月18日)