名古屋'90年代ゲーセン写真館

ゲンロクゲームズ(尾頭橋)

▲かつてゲンロクゲームズ吹き抜け2Fにあったピンボールコーナー。なぜか機種おのおのキャビネット手前にイスが用意されている。でも周りが広いのでちょいとどければ問題なかった
▲ジャンクヤード入荷間もない頃。壁にポスター掲示サービスが最高。何この店ステキ過ぎる

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●ココは毎日のように入り浸った思い出がある。なんせ「ロードショー」「ジャックボット」「ジャンクヤード」「NBAファーストブレイク」等、タイトー系ディストリ台のぴっかぴか新品がドカドカ入ってくる店で、状態はいいしティルト判定甘いし音量大きいし前後左右広いし。もうウィリアムスの新台をやりたいならココに行けばいい!ってくらい、いたれりつくせりのロケーションであった。

 思い出もたくさんあって、ある日朝10時半の休日の行ったら、当時まだどこにも入ってない、その時のウィリアムスの最新機種「ロードショー」がキラキラ輝くように入荷しているのを目の当たりにし、頭がパーン!
 はやる心を抑えながらもクレジットを投入した次の瞬間、かけよってきた店員さんが一声。
 「すみませんまだ開店時間じゃないので退店願えますか」
 ……ってなにそれ!じゃあなんで自動ドア開けておいたのよ。パットローラーの最高作の入荷を目の前にお預けくらって、近くのすかいら〜く(※現存せず)で時間つぶしたのが一番の思い出。

 他にも、ピンボール低迷期に「ジャンクヤード」がポスター掲示と共に入荷されてきたのもすこぶる嬉しかったし、なぜか東京都心部にしかないはずの「アダムスファミリー」のテスト台が入ってきて、“へぇ〜、トンネルハントやマルチボール時の一部デモが商品版と違うのね〜”と感心したり。稼ぎの悪いタイトーイン大曽根店「メディーヴァルマッドネス」がこっちに異動になったこともあったな。

 まだお店自体は健在だったんじゃないかな確か。店名は変わってピンボールの跡形も無いけど、木の香りが芳しい木造吹き抜けログハウス…という、ゲーセンにしては珍しいコンセプト建造のそのお店は、まだ尾頭橋近くにあるビデオレンタル店の敷地に、今も建っているはずだ。

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(2012年2月18日)