名古屋'90年代ゲーセン写真館

プリッズ マイカル桑名店(三重県桑名市)

▲写真撮影時の日付が不明だが、ロードショーが出て間もない頃だから'95年頃。このプリッズに2回目に訪れた時に撮影したスナップ。以来一切訪れていない。

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●ここマイカル桑名プリッズには碌な思い出が無い。

 この施設、当時は斬新だったシネコンやボウリング場も併設した新時代の大型ショッピングモール“マイカル桑名”として鳴り物入りの大オープンであった。

 しかし時間も交通費もかかって場所は不便だわ、アクセス機関の三重交通は時間通りに来ないうえに威張り散らした運転手が傲岸不遜だわ(バス停で待つ客を見落として走り過ぎそうになったのに客に謝るどころか“もっと前でや!”と誹ったりなんてざら)、モール内の飲食店はまずいくせに非常識なくらい高いわで(今のイオンのような専門フロアやフードコートなどでななく、各階ばらばらにぽつぽつと数えるしか点在しておらず、仕方なく入るとパスタ一皿が1,100円もした)、思い出すだけで胸糞悪くなってくる。

 中の《プリッズ》の従業員も態度が悪いというより頭の弱い愚図としか言いようが無かった。

 「ホワイトウォーター」のプラムティルト判定が過剰過ぎて通常プレイでTILTを起こすと訴えたら、フリッパーボタンすら知らなかった女のポンチ店員がプランジャーを打ち出してプレイフィールドに落ちてゆく様をぼんやり眺めるのを繰り返すこと3回。“テストしましたので大丈夫です”と余裕の表情で言い放ってきたりとか(だからキャビネット開けて左にある振り子の装置が上がりすぎでフリッパーボタンの稼働だけで接触起こすっつってっだろ!⇒ですから今テストしました!の押し問答を繰り返した)。
 「メアリーシェリーズフランケンシュタイン」のフリッパー打力が脆弱で全くプレイにならないからトランス調整をしてくれ、と分かり易く丁寧に説明してやってるのに上の空で“だからこれをどうしたいんですか”と露骨に面倒臭そうな顔をして対応を拒否したり、等々。

 当時の本社に断固たる態度で抗議したのだが、ナムコはゲーセンロケーションの身内に非常に甘く、特にキャロットのようなマニア店舗では店を私物化した就職浪人バイトやフリーター従業員が野放し状態で、セガやタイトーがすぐ精査の上でお詫びの手紙や電話をくれるのに対し、ナムコは結局一度も謝罪の姿勢を見せようとはしなかった。

 '90年代半ば頃に2回しか行かなかったロケーションだが、以来“三重県桑名市”“マイカル桑名”というキーワードを耳にするだけで、未だに条件反射でカチッ!と感情が逆立つように。

 それからしばらくは、当時流行っていたマジカルバナナの節で
 “まーいーかーるーくーわーな!桑名と言ったら住みたくない♪ 桑名のゲーセンどこもクズ♪ 三交だけはー絶対乗るな♪”
 という、『マジカル桑名』が私の持ちネタとなった。

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(2012年7月19日)