名古屋'90年代ゲーセン写真館

セガデポルテ(伏見)

▲これナンとオープン当日の写真。初代アーケード「デイトナUSA」の筐体がとても喧しくて、隣でプレイする「ワイプアウト」が全然身に入らなかったのをはっきり覚えている
▲2Fロフトに移された頃。'97年頃の写真。「リーサルウェポン3」の摩耗したフリッパーを調整させるまで何度も本社に連絡入れ、随分苦労した記憶がある

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●今も《クラブセガ名古屋伏見》として現存する店舗。'94年のオープン当時は《セガデポルテ》という店名であった。

 ピンボールは当初サミーのディストリ台とデコ台を中心に1Fで5台編成設置であったが、すぐ2Fロフト奥に追いやられ、徐々に台数も減らされていった。

 状態も調整も対応も悪く、キャプティヴボールの抜き取りひとつ戻すだけのことでグズられてなかなか動かず、
 「うちの場合ゲーム機の修理はセガの子会社の“ロジックサービス”に一括してるんで。そこがピンボールの調整を殆どやってくれないから」
 などと責任転嫁する始末。
 従業員にもセガの本部にも繰り返し交渉してプレイできるように保つのに苦労した1軒。

 この時代のゲーセンのバイト従業員なんて、どの店のクソガキも学生サークル気分で業務の自覚が無く、本当に無責任でいい加減だった。
 今ではゲーセンの客層も変わり、自己愛の強い暇な大人かプライドの高い年寄りばかり相手にしなければならないので、そうもいかないようだが。

 今ではスターンの「スパイダーマン」が1台置かれているらしいが、何度赴いても調整中の札が張られたままなので、筆者は立ち寄るのもやめてしまった。

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(2012年3月8日)