ピンボールのコツ・攻略ポイント


〓 リプレイを狙う! 〓
ピンボールには高得点を出すと再ゲーム賞“Replay”がある!

◆例えば“Replay at 75,000,000”との掲示があったら、七千五百万点以上のスコアを叩きだせば、本当にタダで再ゲームが出来る。

◆機種によってリプレイの点数は全て異なっている。それぞれのリプレイ閾値はプレイ中にも時折ディスプレイに表示されるので注意深くチェックを。

◆初心者にしてみればリプレイ点は途方もなく高いスコア領域に思えるけれど、役の積み重ねと完成で高額ボーナスがドカドカ雪崩れ込むフィーチャーが深部までたくさん潜んでいる。探究してみよう。

●リプレイ点数をすぐに知る方法としては、片方のフリッパーボタンを押しっ放しにして戦況ステイタスを表示させる[ステイタスレポート(または)インスタントインフォ]なる機能を利用すると良い。
●スコアリプレイの他、クレジットがプレゼントされる他のフィーチャーとしては、点数に関係なく役の完成やランダムボーナスでも稀に発令することがある[スペシャル]、ゲームオーバー後の数字遊びの抽選会[マッチナンバー]、歴代グランドチャンピオンを出したものに与えられる[ハイスコアアウォード]がある。



〓 光るポイントを狙え! 〓
指し示すようなライトがフラッシュしていたら、何かある。
◆点滅・フラッシュにより光っているポイントは、何かしらリーチ状態である可能性大。是非とも仕留めてみよう。

◆何が始まるかは入れてのお楽しみ。いきなりマルチボールが始まったりするかもしれないぞ。

●ライト点滅中のホールやレーンなどにうまくボールが入った場合、しばらく入ったままになって、何が得られたか、何が始まるのかがディスプレイで説明があることが多い。戦略の貴重なヒントにもなるので、注意深く読み込んでみよう。


〓 マルチボールを目指せ! 〓
一発大逆転のチャンス、マルチボールを狙おう。

◆ボールが一度に2個〜6個突然放出される、[マルチボール]を狙おう。マルチボール中は高額ボーナス[ジャックポット]が、あちこちに掛かっている可能性大。

◆マルチのリーチが掛かると、マルチスタートの箇所が激しくフラッシュしたり、ディスプレイで盛んに教示が出たりするので、決して逃さずに何が何でもしとめよう。

●マルチボール到達への定番ルールとして注視してもらいたいのが[ボールロック]。マルチに備えてボールをフィールド内に蓄えられる機能。“LOCK”の緑色ライトが目印。
●マルチボールで大量にボールが出て来たからといって、自分の持ち球が全部失われるようなことは決してないのでご安心を。


〓 エキストラボールで1up 〓
いわゆる“一機増える”に値する[ExtraBall]を仕留めよう

◆自分の持ち球を増やす“エキストラボール”獲得のチャンスが巡ってくることがある。EXTRABALLと表記されたオレンジ色のライトが目印。見逃すなかれ。

◆Ex.の点け方は機種によって全て異なるし、簡単に点いてくれるものもあれば、難易度の高いシビアな台もあり。それぞれ探究すべし。

●尚、ピンボールはBALL1⇒BALL2⇒BALL3……と持ち球の消費が進むBALL数制度なので、エキストラボールを取った場合、ネクストボールはボース数が進まずに続けて打つ。二人以上の複数人数プレイの場合も交代せずに同じプレイヤーが続けて打つ。お間違い無きよう。




〓 フリッパーは片方ずつで打つ 〓


ボールを打ち返すには左と右、必ずフリッパー片方ずつで打つ
◆左右フリッパーを同時に上げるピンボール初心者の代表的悪手[ダブルフリップ]は厳禁
 拾えるはずの球までボロボロこぼれ落ちる可能性大。

◆左右フリッパーの先端と先端の瞬間的上げ下げで打てば、真ん中スレスレの球も拾えてしまうことも少なくない。
 重ね重ね、ダブルフリップは今すぐ卒業すべし。

●中級クラスの技になるけれど、[パスフリップ]というど真ん中スレスレの球を拾う技がある。
 左右の先端と先端の瞬間的な上げ下げで拾う技で、先に上げた側のフリッパーをすぐに戻すのがコツ。
 左右フリッパーボタンを時間差で“パパンッ!”と、ハタくような感触。


〓 ボールを“溜める” 〓
球をフリッパー根本に溜め、狙いを定めて確実シュート。

◆闇雲にメチャ打ちしても狙いたいポイントにシュートが決められないどころか、ガンガン危険球が跳ね返って落とす危険性も急増。

◆“フリッパーボタンを押したまま”=“フリッパーを上げっ放し”にして、その根元にボールを溜める[ホールディング]という基本的な技を体得すべし。次のショットを確実にしよう。

●暴れまわるボールを捉えてホールドするのは難しいが、初心者は先ず勢いのないボールを何とか捕まえてホールディングすることから習得を。
●ホールドしようとしても球を落としそうになったら、すぐヒッティングに切り替えてどうにか切り抜けよう。



〓 基本姿勢を体得する 〓


軸足を背後へ踏み込み、腕も肘もしっかり伸ばそう
◆初心者や一般人は×の図のような“突っ立ちプレイ”でピンボールに対峙してしまいがちなのだが、これではプレイフィールド全体も見渡せないしディスプレイも目配せ出来ない。瞬時のフリップ捌きや揺らし技も繰り出せない。

◆◎の図のように、軸足を後ろにしっかり踏み出し、肘も腕もまっすぐ伸ばす。これぞピンボールプレイの基本姿勢。

●ある程度プレイ経験を積んで腕前が上がってると、誰もが自然と◎の図のようなプレイ姿勢へと仕上がっている。その姿を遠くから一瞥しただけで、プレイヤー巧拙の判断がつくくらいだ。
●狭いフロアに配置キツキツで台を押し込み、まるで軸足を伸ばせない酷いロケーションも稀に見かけるが、案の定メンテナンスも悪く管理側の見識も低劣なので、入店するに値しない。




〓 揺らし技にも挑戦しよう 〓


アウトレーン落下の危機は瞬間的に突くような縦揺らしで脱出
◆揺らしの基本は[ナッジング]と呼ばれる縦方向の瞬間的な突き。図の様に筐体への一度の突きで、ボール落下のピンチも結構切り抜けれるものなのだ。

ピンボールと言えば“揺らし技”。ピンボールの筐体はレグも付け根もフィールドもバックボックスも全て揺らす前提で作られているので、怖気づくことなく是非揺らしのスリルを体感して貰いたい。

●但し、過激な揺らし技には[ティルト]という罰則有り。台の位置が変わる程の、あまりにも激しい揺れを台が感知すると、1ボール無効で強制終了となる。
 しかし逆に言えば、TILTにすらならなければ、揺らし技は何度でも繰り出せる……ということでもあるのだ。これはメーカー側においても公式の大会でも、揺らし技は公認の常識。
●揺らし技の基本は縦方向で、横は非推奨。これは過度な揺らしを計るティルトセンサーは横方向を感知し易い為。
筐体を持ち上げるのは論外且つ厳禁。ピンボール筐体は上下・落下の衝撃に耐えうる作りは施されていない。
 繰り返すが、持ち上げ行為は禁止である。



〓 なぜ落ちるのか、思弁する 〓
なぜすぐに球を落としてしまうのか、自分で繰り返し熟考しよう
◆打っても打っても、すぐにボールを落としてしまう。プレイが長続きしない。すぐ終わる。狙ってるポイントに入らない。
 ……これらには全て理由がある。

◆なぜボールがすぐ落ちてしまうのか。どうすればボールを落とさずに済むのか。落ち着いて自身の脳内でシミュレートと熟考を繰り返し、現状を打破しよう。

●例えば、ど真ん中ギリギリのボールを何とか拾えないか。左右フリッパー先端と先端の瞬間的上げ下げで辛うじて拾うことはできないのか?
●なぜ球がど真ん中に来るのか。あのランプレーンを登りきらず逆走してきたボールをいつも落としてしまう。じゃあそれを防ぐ対策は何か。逆走の際に揺らし技でボールのコースを変えればいいのでは?
●闇雲にメチャ打ちすると危険球が暴れまわってまたすぐ落とす可能性が増大する。ならば、こまめにボールをホールディングし、ワンショットワンショットを確実化。安全なボールリターンにつなげれば良いはずでは?
●なぜアウトレーンばかりに球が落ちるのか。左右スリングショットがボールを横方向にバシバシ弾き合ってた時点でもう危ないのは分かってたはず。ではその状況を脱するには。その状況を作らないようにするには……等々。



(2018/8/4)