Data East/1989マンデーナイト・フットボール | ||
原題 | Monday Night ABC Football | |
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製作年度 | 1989年 | |
ブランド名 | データイースト | |
メーカー | データイースト・ピンボール・インコーポレイテッド | |
スタッフ | デザイン:ジョー・カミンコウ、エド・セブラ/美術:ケヴィン・オコンナー/音楽:デヴィッド・シール/ソフトウェア:ロニー・D・ロップ | |
標準リプレイ点数 | 不明 | |
備考 | 製造台数:1,500台/ようつべに動画あるよ!⇒GO! |
▲フィールド上部。ゴールに見立てた中央ランプはジャンプ台を稼動させて乗っける造りなのだ | ▲バックグラス。ABCというのは放送局で、「マンデーナイト〜」は元々フットボール中継のテレビ番組、とのこと |
▲3バンクドロップターゲット。全部倒せば隣のホールでボールロック。逆側にもう一対あるよ | ▲フィールド下部。ヤード数をライト表示するのが古めかしくてまたよろし。因みにアウトレーンにキックバックなどはなし |
▲マルチ中はターゲットヒットでジャンプ台がにょっきりせりあがるので、そっからボールをゴールへシュートするのだ | ▲なんか往年のバリー台のようなトップレーンとトップホール。このホールに入るとランダム決定でヤード数がもらえる |
▲トップホールのヤード数ランダムは、奥つきあたりで[ハズレ]〜[50ヤード]までライト表示 | ▲きっと番組のパーソナリティ、アナウンサー、コメンテーターね多分 |
●1989年発表のデータイーストピンボール第6作目「マンデーナイト・フットボール」はアメフトがテーマ。 日本では影が薄いフットボールですが本国アメリカでの存在感は野球やサッカーを凌駕するほどだそうで、過去にもバリーやゴットリーブにおける同テーマのピンボールの登場は珍しくありません。 ゲイリーたちは近年スターン台としてもアメフトネタを1作世に送り込んでいます(といってもサッカーネタのリヴァンプ台でしたが)。 また、この頃のデコ台は質が高く、特に本機種は小気味よいサウンドとディスプレイの正確な処理は誠にテンポ快調。同社の金字塔と呼ぶ程では無いものの、その仕上がりはあらゆる点でバランスが良く、当時のプレイヤーの間でも良作として記憶に残っています。 さてフィーチャー内容は、つとめてフットボールのルールに準拠しようとした奮闘が伺えて、なかなか好感触。特に100ヤードまで進めてゴールにボールをジャンプさせるあたりいい雰囲気ですよ。 【スキルショット】プランジをうまく加減し、シューターランプレーンにある[10][20][30][40]の4つの穴ぽこどれかに入れればその数だけヤード数進捗。 ただしライトフラッシュしてる箇所に入れば即タッチダウンへ。 【タッチダウン】要所要所でもらえるヤード数を100ヤードまで上げると、中央ランプゴールへの橋がうい〜ん…とせりあがるので、シュートを決めればゴール成功。 尚ゴール数を重ねてゆくとエキストラ、スペシャル点灯のチャンス。 【ワンミリオン】連続ゴールランプを決めると右ランプレーンで100万点獲得のチャンス。時間制。 【ボールロック】左右3バンクドロップターゲットを完成させると左右のキックアウトホールにロックライト点滅。 【マルチボール】ボール2個ロック後に右ランプレーンシュートでマルチボールリリース。 【ジャックポット】マルチ中は中央ゴールランプレーンでジャックポット(ターゲットヒットで橋が稼動)。ヴァリューは100万、125万、スペシャル+50万、150万、エキストラ+50万、200万、ダブルユアスコア+ボーナスホールドの7項目で、バックグラスのフレームライトで掲示。項目はドロップ完成やボールデッドでチェンジ。 ちょっとジョーカーズやアースシェイカーを真似しているものの、アメフトのテーマ性に上手く換骨奪胎させてあり、不快な違和感などはありません。 スタートからいきなりプランジャー加減の腕が試されるスキルショット、ランダムでヤード数が稼げるトップホール、タッチダウンとゴールをうまく表現したせりあがりスロープ&ゴールランプなど、各所にわくわくするようなボールアクションとゲーム性も色々と設えてあります。 フィーチャー密度があっさりしてる割りに飽きさせず、またどの箇所を通してもヤード数が稼げるので、フィールド上に無駄なポイントやデッドスペースも残していません。 スポーツニュース風のサウンドや歓声もすこやかで、特に“Go!Go!ExtraBall♪ Go!Go!ExtraBall♪……”とEx.等がかかった時の選手たちのシュプレヒコールが秀逸。コレがリフられた日にゃあ、俄然やる気が奮い立つというもの! 暑苦しい体育会系どころか都会的な清涼感すら漂う、小洒落たデコPIN初期の佳作と言って良いでしょう。ごく最近では状態の良い台が東京のロケーションで時々出ているようです。 |
▲左レーン&ホールでボールロック。このスピナーが気持ちいいのよね | ▲通常ジャンプ台が盤面にしまわれている状態。'90年代半ば頃に撮った写真だけど既に橋はボロボロだった | ▲ゴールに見立てた中央ランプレーン。実は結構通し易くて連続ショットもスイスイ決まる |
▲右ランプレーン。連続ゴールでミリオンがかかる他、ノーマル状態で通してもも30ヤード入る | ▲バックボックス上部。もちっと美形にして欲しかったのだが。こういうの日本製だと激しくオタク絵になりそう | ▲右レーンのボールロック&スピナーはこんなん |
▲左リターンのアップ。なんかチアガールたちがカオス気味になってるけど | ▲フィールド全景。広さもボールフローものびのびしててよろしい | ▲この大いにソソる独特のスキルショット・プランジャーレーンの構成は、その後同社「フック」「マーヴェリック」にも受け継がれた |