GOTTLIEB/1987アリーナ | ||
原題 | ARENA | |
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製作年度 | 1987年 | |
ブランド名 | ゴットリーブ | |
メーカー | プリミア・テクノロジー | |
スタッフ | デザイン:レイ・タンザー/美術:コンスタンティーノ・ミッチェル | |
標準リプレイ点数 | 340万点 | |
備考 | 製造台数3,099台/ようつべに動画あるよ!⇒GO! |
▲バックグラス。フラッシュで見にくいけど、中央には見世物としてなぶり殺される可哀想な怪物がいる | ▲グランドリザードとかソーズオブフューリーとか、アメ公ってこういう世界相当好きみたいね |
●古代のような未来のような、熱狂する衆人環視の闘技場で、怪物と死闘を交わす男女の戦士が描かれたバックグラスアートワーク。 ファンタジー設定のコロシアムでのバトルがテーマのようなんですが、そういう熱狂と緊張感があんまし伝わってこない台ですわ。まぁプリミアですからね。 メインのフィーチャーはスキルショット。単なるランプレーンやトップレーンではなく、大々的なバイレベルの円形フィールドが用いられており、ランプヴァリュー(点灯時)、エキストラ(〃)、スペシャル(〃)、ミリオン(〃)の4つのホールをプランジャーで狙います。 ドロップTやスポットT、ロールオーバー等の役を完成させるとRAMPVALUEやEXやSPがくだんの円形闘技場に点くので、ランプレーン⇒プランジャーにボールを流し、アリーナへ入場! プランジャーを慎重に加減して狙い打ち、獲物をしとめてくださいな。但しミリオンは各ボールスタート時だけ1回こっきりしか点きません。 マルチボールもちゃんとありますよ。トップレーン(レーンチェンジ可)の完成により、すぐ下のキックアウトホールで即座にボールロック。3回目のトプレ完成で3マルチボールがスタート。この間2倍〜15倍のフィールド倍率はかかるもののジャックポットはなし。 この台、な〜んかバトルの激しさや緊張感が全っ然伝わってこないのですよ。なぜかっつーと、この円形スキルのフィーチャー、怪物とバトルというより射的のイメージ。つまらなくはないんですけど、闘技場のテーマ性としっくり親和しない。だからタルいんです。 また、せっかく盛り上がるマルチボールのフィーチャーと、せっかくこしらえた大掛かりな闘技場フィールドに、全く絡みがありません。 「ターミネーター2」みたいに、マルチ中に1コか2コボールロックして、それから残りの1コでアリーナ入場、スキルショットでワンミリオン!とかジャックポット!とか。そうやったらどんなに盛り上がることでせうか。 なのに、マルチでフィールド倍率かけるだけじゃあ、スピナー以外狙い目なくてあまり楽しくないし。 プレイフィールド構成もヘン。各パートがボールフローで交差し合うのではなく、どの部分もギュウギュウ詰め且つ孤立してる感じ。 しかもわざわざ円形闘技場をバイレベルで作ったのに、その下の空間がほとんどデッドスペース状態なのがもったいない。この下にぐるっとループするホースシューをしつらえれば、フィールドの狭苦しさは大分解決できたはずなのに。 ただ、円形アリーナを一番の見せ場として、シューターゲージの目測と揺らしテクの腕前がふんだんに発揮できた点は悪くなかったかな。 時間制ドロップとスポットターゲットでエキストラとスペシャルを確保するプレイも、それなりに通好みでした。 |
▲円形闘技場。実は私のやりこんだ店の台ではプランジャーめいっぱい引いて打つと丁度真ん中ミリオンにパクッと入ってしまった | ▲ランプレーンがもっと面白ければなー。アリーナ入場がかかってない時は通してもほとんど役立たずだったから | ▲スペース余ったんで当時この台を撮影した今は無き藤ヶ丘ドラッピー/アムスのマスコットキャラの絵でも(※会社はまだあります) |