各名門ブランドピンボール・リスト

	GOTTLIEB/1986 ハリウッド・ヒート
	原題	HOLLYWOOD HEAT
	製作年度	1986年
	ブランド名	ゴットリーブ
	メーカー	プリミア・テクノロジー／ゴットリーブ
	スタッフ	デザイン：ジョン・トルデオー／美術：ラリー・デイ、ドン・マーシャル
	標準リプレイ点数	不明
	備考	製造台数3,400台／ようつべに動画あるよ！⇒ＧＯ！


▲出た！実写バックグラス!! しかも風俗がもろ'80年代。でも当時はインパクト強烈だったのだよ。	▲ランプレーンと盤面の段差を埋めるペラ板スロープが剥離、無残にも横に転がっている。こんなメンテ酷いトコでよくキャプティヴボール残ってたわね。

▲カラーリングやデザインはスタイリッシュだったけど、いざやってみると中部ターゲット一帯が圧迫的で、ボールフローもいまひとつ気持ちが悪い。	▲右端ドロップターゲット。よく覚えてないけどエキストラフィーチャーがあったみたい。

― COMMENTS ―
●大ヒットしたピンボールではないしゲーム性もいまひとつだったものの、そのライトピンクとプラムカラーの中間色アート、スタイリッシュにキマった実写バックグラス、当時流行ってた「特捜刑事マイアミバイス」そのまんまの雰囲気により、国内ではかなりの販売数があったプリミアのピンボール。　尚、マイアミバイスのコピライトは非購入。　プレイフィールドを覗くと、バイレベルではないものの左上に対のショートフリッパー付きミニフィールドがあり、ここでのドロップターゲットやキックアウトホールへの狙い打ちが攻略の鍵に。　またキャプティヴボールが独特の用いられ方をしており、通常ボールは入れない閉鎖バンパー地帯へキャプティヴをおはじきして、そのボールアクションでバンパーヒットを稼ぐという趣向。　フィーチャー内容については殆ど記憶に残っていませんが、当時の急進トレンドであるマルチボールがメインになっていたもののジャックポットがなく、マルチにしても盛り上がりが欠けていた印象。　フィールド全体を侠雑にしてしまったミニフィールドが裏目に出てボールフローが厚苦しく、テーマとアートワークの洗練性とは裏腹に、爽快さの乏しいマシンになっていました。　因みに、デザインチームは異なるのに、同社'93年発表「ティード・オフ」とプレイフィールドデザインが酷似。ホワイドウッドを使いまわしたんでしょうか。


▲アウトレーン＆リターンレーンがちょっと変則的。両フリッパーも、実は若干右寄りに位置している。それにしても左手前のスロープは無意味ちゃうか。	▲このミニフィールドがあまり面白くなくてねー。一応ドロップの左上と裏側にマルチへ繋がるロックホールがあるのだけど。	▲今回、使える写真がギリギリのモノばかりで恐縮でござんす。因みに撮影当時('94年頃)、ボウリング場の地下でボロボロに放置されていたのを発見、撮影を敢行。

（2009年12月18日）