各名門ブランド ピンボール・リスト

WILLIAMS/1990

ローラーゲームズ

原題Rollergames
製作年度1990年
ブランド名ウィリアムス
メーカーウィリアムス・エレクトロニクス・ゲームズ
スタッフデザイン:スティーヴ・リッチー/美術:パット・マクマホン/メカニクス:カール・ビアギ/ソフトウェア:マーク・ペネイクホ/音楽:ダン・フォーデン
標準リプレイ点数不明
備考ようつべに動画あるよ!⇒GO!
▲バックグラス画はバリーミッドウェイ出身のパット・マクマホン。一発インパクト狙いの濃い絵なら彼におまかせ ▲飛び交うランプレーンがそそられるフィールド上部
▲珍しくボール目線で1枚撮っておきました ▲やっぱいつもの美術班と違ってバリーの絵描きにアートを頼むと、Sリッチーの台の雰囲気も大分変わりますな
▲デジタルディスプレイ。音楽に合わせてボーナスカウントが踊りまくる演出が最高に楽しかったのよ ▲フィールド上部奥。当時撮影した店の調整が酷く、ヒューズ切れ起こして真っ暗だった

― COMMENTS ―
「ローラーゲームズ」は今も個人的にとても未練のあるウィリアムス台。ツボを突かれるようなゲーム性なのに、一度たりともきちんとやり込めていません。

 発売当時、存在は知っていても、当時の情報ネットワークと行動範囲では探しても探しても設置店がみつかりませんでした。
 50円2ゲームの下町ゲーセンとかに詳しいゲーマー友人は多くても、ピンボールの情報は自力と独学で収集してましたからね。

 '93年頃にやっとのことで探し当てれたと思ったのに、その店はピンボールのメンテをするどころか、学生アルバイトが漫画読みながらぼんやり過ごす従業員が一人いるだけのような店。
 いやクソガキ店員が居ればまだいい方で、カウンターは大抵無人。店全体でも殆ど正気の調整をしないトコでしてね。
 その愛しいローラーゲームズの全3本のフリッパーはもれなくヘタる全滅状態、フィールド内電飾はヒューズ切れ起こして真っ暗、薄汚れたフィールドは黒ばみ、クソガキ店員呼んで調整頼んでも「じゃあァ〜〜〜〜別の台でェー」とぶっすり投げやりに隣の機種にクレジットいれるだけで、すぐプイとカウンターに戻って漫画を読み始める、しがないバイト対応。
 因みに写真はその当時のその店舗、名古屋市中区、ユーテクプラザ納屋橋ビル地下1階「プレイタウン名古屋」で撮影。

 その後'90年代半ば頃、いつもPINが1台だけ置かれていたダイエー栄店「8Fプレイランド」で、ギリガンズアイランドの後釜として仕入れられたものの、これまた右フリッパーが弱くてプレイに往生させられました。
 とは言え、サイドフリッパーと重要センサー各所が元気だったんでボールロックとマルチボール、ジャックポット、連続ホースシュー&エキストラボールはどうにかこなせましたが、それだけでも相当面白かったんですよ!でもこれまた2週間ですぐ下げられて「Dr.デュード」になっちゃった。

 その後、2000年代半ば頃の東京の「オモロン新小岩店」で一時期上げられ、この店なら絶対大丈夫かと思いきゃ、これまたバラして組み立てた時の手違いによる致命的欠陥プレイフィールドという、すぐには正せぬトラブルに見舞われて結局すぐさげられてしまいました。ジーザス。

 そんな訳で、筆者が何度か出くわしているにもかかわらず、未だ全フィーチャーを突きとめるまでゆけなかったため、ここではフィーチャー説明どころか地元ローカルゲーセンの昔話ぐらいしかできない訳ですわ。すまんのう。

 いつか調整最良のコンディションで、大音量でプレイ体験したいですね「ローラゲーゲームズ」を。
 マルチスタート時の“RollerGames!! RollerGames!! RollerGames!!”の掛け声もコブシ突き上げてGOGO!
 周りの痛い視線もなんのその!サウンドとビートに合せてノリノリに刻まれるアウトホールボーナスにもえぃえぃ腰振って踊りながら!

▲シューターレーンからのプランジはサイドランプレーンに直通。ボールロック、マルチボール、ジャックポットもやはりサイドランプから。 ▲ワイヤーレーンがカラフルなフィールド全景。ウィリアムス台としてもSリッチー作としても珍しい配色 ▲サイドFたもとにはマグネット仕掛けが。合図と共にコイル稼動でボールが磁石キャプチャーされ、初心者でも必ずサイドRへ通せる

(2010年10月21日)