フリッパー・トピックス♪

ピンボール国内大会ルポ


●開催地は東京葛飾区、総武線[新小岩]駅から歩いて2分のゲームセンター“オモロン西新小岩店”3Fのピンボール専門フロア。ここで知るひとぞ知る《FLIP OUT TOKYO》なるピンボール競技大会がコンスタントに行われていることはご存知でせうか?今回は2006年3月26日開催大会に行って参りました。

 この日選りすぐられた競技機種は「シャドー」「シアター・オブ・マジック」「サーカス・ヴォルテール」「ジョーカーズ!」「アタック・フロム・マーズ」「ザ・トワイライト・ゾーン」の6機種。正式に国内発売されて出回ったのはジョーカーズとトワイライトだけなんで、地方で細々腕を磨いていたプレイヤーにとっては厳しいかな?
 開始時刻のお昼12時から夜の7時45分まで、1プレイ100円でひたらやり込んで、自分の最高スコアが出る度にスコアキーパー係の方に記録・申請、そしてリアルタイムに各選手の機種別及び総合順位がはじき出されます(1位は1ポイント、2位は2ポイント……と加算して、よりポイントが少ない者が上位となる)。

 で、主催元のマインドウェアさんのサイトで既にアップされている当日の1位の各機種の点数を見て『なんだーこんなの自分にも時々出せる点じゃん』と思った貴方、甘〜い。大会設定ではエキストラボールは無効だわ、アウトレーン設定は広めだわ、勿論プラムティルト設定は易しくないわ、最盛時は1機種順番待ち5・6人だわ、その難易度及びプレッシャーと緊張感は想像を絶するわetc.etc.で、当日のプレイ環境は極めてタイト。そんな中、真にフリッパー技術がある者及びその機種のプレイ経験の深い者、そして精神力が勝っている者だけしか、高順位へ突出することはできないのです。

▲上位3人にはタテを贈呈。PINのパーツを再利用したオリジナル品ですよ
 で、当日、30人ほどいらした出場者の中でわたくしめは何位だったかと言うと、あのー、申し上げにくいのですが、優勝してしまった訳で……。しかも、明らかに2位の方の方が成績も実力も上のはずなのに、最後の最後偶然が重なり、他のプレイヤーの伸ばしたスコアによる順位変動の関係もあって逆転と逆転が重なり同点決勝、そこでもまた逆転があって結局私が1位ということに……。なんだか中盤から後半にかけて、見えない影からヒタヒタ迫るような、イヤ〜な勝ち方をしてしまったような感じで、まさしく私の卑劣な性格が如実に現出したような展開でございました。すみませんすみませんヒー。

 尚この大会、2006年中はもう実施予定がないそうなのですが、半年に1度または年に一度の恒例行事となっていますので、腕に覚えのある方は同社サイトでチェックの上、是非是非参加に挑んでみたはいかがでせう。誰でも参加資格があって、いちげんさんが当日いきなり赴いても全然OKの、とてもアットホームなピンボールのイベントなのですからね。

 余談ですが、かつて日本のピンボーラー界隈の第一線から突然姿を消して以来、わたくしめがこの大会に出場するは5年ぶり。イベンターさん&常連の皆さんと久しぶりに顔をあわせて交歓あいまみえられたのはいいのですが、そんな私に対して『一体どーしたんですかその髪型は。みんなフシギがってますよ』……って、ツッコミどころはソコでつか!

(2006/3/31)