〜でも浮浪者しか利用していないし〜

ゲートボール広場


▲屋根付きのベンチは浮浪者に占領されて使用不能。ゲートボール用と思われるネットが張ってあるが、実は利用している人などほとんど見たことがない。

 八幡山古墳のすぐ南側にあるのがこのゲートボール広場。八幡と共に遊ぶのには丁度いい穴場と言えるのだが、いつ来ても誰も使ってはいない。その理由のひとつとして、ここでもやはり浮浪者の占有がある。彼らは屋根のあるベンチをいつも荷物と寝そべりで占領しており、非常に使いにくい惨状に堕としていることは確か。それを考慮に入れても入れなくとも、ここのグラウンドは何だかもてあそび空間になっている状態である。

▲比較的触れるネコ。オス。アップもOKだった。▲鋭敏な目の表情も黒白模様の配分もかなり魅力的なもう1匹のノラ。しかし、これ以上近づけない。
 まぁそんなことは私にとってはどうでもよく、もっぱら興味はここの茂みに住み着く野良ネコたちに。レギュラーの2匹は両方とも黒白ネコ。やっぱりここでもぐわん(エサのこと)の面倒を毎日みに来てる人がいるようで、空のネコ缶やポリ容器が木陰に置かれている。
 特に小柄なコの方は、黒白ネコの毛並みの艶のなんと美しく愛らしいこと。“おいでおいで”と呼ぶと目をしばしばとさせ、ネコ特有の目の挨拶を人間にしてくれるのだが、残念ながら撫でようと近づき過ぎると戦慄してパッと逃げ失せてしまう。彼(彼女?)の感触を楽しむには、慣れて覚えてくれるまで足しげく通うしかなさそうである。
 もう1匹の方のオスも馴れ馴れしくは出来ないが、声をかけながら少しずつ近づけば結構身を許してくれる。いまいち不細工なこのコ、萩之茶屋前のロータリーのメスの黒白とそっくり。恐らく血縁がありそうである。
 デジカメ撮影時は丁度サルスベリが咲いており、いい香りであった。