〜カメとハスとカモの池〜

胡蝶ヶ池



 胡蝶ヶ池(こちょうがいけ)といえばハスの花である。鈴菜橋を挟んで北側にハスの群生があり、夏になると葉があおあおと水面を隠すほど生い茂り、ホットピンクの大輪を咲かす。一方南側ではカモたちが、暇なくせして忙しそうに水面を右往左往してたりする。晴れた日には、甲羅干しすべく中の島や岩場などに上がるカメの親子らの姿も。
 

『つりをしてはいけません』
ばーい:名古屋市。
 ところで、ここは釣り禁止。一応中に泳ぐ魚は名古屋市のものということになるし、釣り人がわんさか集ってきたりなんかしても、余計な税金執行して管理なんかしていられない、ということ。
 でもあたしの本音はね、小学生のオトコノコたちが釣りざお持って来てワァワァ楽しんでたりなんかすると、ちょっと嬉しいのよ。でも立場上注意しなきゃいけない時もあって『コリャー魚勝手にとんなー』とか注意しにいくけど、ちゃんと素直に言うこと聞いてくれるのね(あたしの叱り方がうまいから)。

 しかしこの話題に関連して、キモい奴がいる。電話が鳴って受話器取ると、いい年の男の大人の声。『鶴舞公園の人?いま池の所で、つりしている小学生がいるんです!』とカンカンに立腹した口調。釣りの小学生のコを見かけるたびに毎日のようにこんな電話をかけてくるタァケがおった。しかも『今ケータイからです!今子供らが釣りしてるんです!捕まえて下さい!』だと。はあ?捕まえるとは具体的にどうすることですか?と聞き返したら『もういいです!』って拗ねて切ってやんの。で、毎回様子見に行くと、相手は全然カワイイ子供じゃない?注意したら素直に聞いてすぐにやめてくれたし。いい大人のクセして子供相手に自分で注意できないの?わざわざ公園事務所の番号調べて?毎回釣りの子供みつける度に物陰に隠れてケータイから?っていうかあんた毎日平日まっ昼間に公園入り浸って何してんだよ。子供相手に怯えて影に隠れてからケータイでカンシャク起こす暇あったらハローワークいけハローワーク。おまえの一生告げ口人生か。