〜お花見の穴場!首吊りの穴場!〜

八幡山古墳



 見出しにあるとおり桜開花の時期はお花見の穴場。桜林がリーマンたちの場所取りや屋台とその客で大混雑する一方で、こちらは家族連れがシート広げてのんびり花見と飲食を楽しんでいる。但し周辺は閑静な住宅が沿うように取り囲んで林立しているため、夜中まで酒飲んで騒いでるとトラブるぞ。
 しかし、この場所が首吊りのスポットでもあることは、あまり知られていない。ほら、丁度あんたらがシート広げて座ってるトコの桜の木、リストラに悩んで作業着姿のまま首をくくった哀れな男の自縛霊が、今ももがき苦しみ、わだかまっており………なんてのはウソだが、私はココで真っ暗な顔しながら血に塗れたスーパーの買い物ビニールの中に入ったネコの死体をスコップでざくざく埋めてる主婦の姿を目撃したことがある。

▲通りに面して石碑や歴史の掲示が。 ▲ここが古墳の頂上。いつ来ても子供たちがダンボールすべり遊びした形跡が残っている。

 そんな一方で、ここは意外にも遠足の地として教師たちが選びたがらない。円形の古墳の柵を越えればすぐ掘になってて、さらに頂上に向かって急な勾配がついているのだから、子供たちが思い切り走り回ったら楽しそうな所なのだ。しかし、細い割には交通量の多い道路が鶴舞公園を挟んで1本通っている上、生い茂る樹木で見晴らしが利かず、生徒たちを監督しにくいように思えるのだろう。尚、お手洗いはゲートボール場の公衆トイレを利用すると良い。