▲スイーツバイキングのスタンド看板が立つ店舗入り口。実施時間は9時までとなってるけど実際は6時まで | ▲バイキングのメニュー一覧。中止メニューの多さが気になるものの、品数は2巡3巡して十分に楽しめるラインナップ |
▲たまにはオーダー制食べ放題もいいわね♪ってことで[ベリーベリーパフェ]と[レアチーズケーキ]を注文。まだラズベリー凍ってるけど食感が楽しめるから許そう | ▲かように、店内はタイランド沿岸のリゾート地風。薄手のカーテンや間接照明、仏像のレリーフなど、なかなか凝った内装 |
企画名 | スイーツバイキング |
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メインメニュー | ケーキ/パフェ/シェイク/クレープ |
ケーキのサイズ | 【中】 |
お値段 | 1,480円 |
制限時間 | なし! |
実施タイム | ※2013年12月23日で閉店 |
ドリンク | 飲み放題! |
その他ルール | 分煙有り/一度のオーダーは3品まで/月火が祝日、またはお盆GW年末年始の場合は問い合わせを |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [7] | ●松阪の《アブカフェ》は名古屋からは遠過ぎて割に合わないけど、例えば、近鉄フリーきっぷや18きっぷの旅行がてらに、是非立ち寄っておきたい、三重方面推薦の一軒。色々と個性的で面白いカフェレストランなのだ。 場所は松阪市国道42号線沿い。JRだと徳和駅から徒歩30分、近鉄駅だと東松阪駅徒歩45分なのだが、散策の意味も込めて松阪駅から徒歩で制覇。 途中《工場レストラン健食たぬみせ》みたいな個性的な納豆専門バイキング店もチェックできたが、結局《アブカフェ》へは1時間近くかかってしまった。 当日気候と天気に恵まれたから良いものの、マイカー無しに他県から来店しようとする者にとっては到達まで困難を極めそうな立地である。 お店のタイプは国道沿いのカフェレストラン系で、パフェを象ったオブジェや燦々と輝く太陽を模したカラフルなネオンなど、外観からして関西系の個性全開。 店内はそこかしこにタイランド湾沿岸リゾート地を髣髴させるようなアジアンテイスト的施しに溢れている。 至る所に飾られた観葉植物や手を合わせる女性像、仏像のレリーフ、真っ赤な絨毯に沿って並べられたカラフルな造花、木製の衝立など。凝りに凝った装飾が独特の空気を醸成。 一方、テーブルとチェアだけ見ればは白一色の正統派で、落ち着いた喫茶店の風合い。また各席狭間に薄手の白カーテンや木製ブラインドが下がってて、まるで天蓋ベッドの寝室みたい。 これらひとつひとつの采配が非常にいい雰囲気で、過剰で無くワザとらしくなく、心身共にほっこりと寛ぐことができる。 さて同店“スイーツバイキング”の実施フォーマットについて。 毎週月曜火曜、午後3時〜6時(以前は9時までだったが最近変更になったもよう)、フリードリンク付き1,480円。時間無制限! しかも食べ放題はブッフェではなく、完全オーダー制。テーブル裏側ポケットに格納されているメニュー盤を拝見して食べたいモノが決まったら、呼び鈴ボタンでコール。1度に3品まで注文可能。ケーキやパフェ、クレープの他、シェイクもあるよ! さてお味の真贋についてだけど、その方向性は独特。 お豆腐スイーツが出色の出来。[豆乳シェイク]、[豆乳プリン]、[おとうふあんみつパフェ]の大豆テイストが非常に濃い口で、一口、二口と頂いているうち、大豆味に思わずむせかえるくらい濃密。 それもそのはず、本社は地元老舗の豆腐屋さん!この本部による新鮮豆腐ルートの強みを活かしたラインナップが、よそ様にはない味と個性のインパクトを与えている。 他のスイーツも個性的で、[キャラメルハニートースト]をオーダーしたらパフェグラススイーツが登場。えっトーストでしょ?一瞬メニュー間違えたのかと思いきゃ、カリカリに二度焼きしたブロックカットの温かいトーストパンが、絶妙なバランスで生クリームとソフトクリーム、キャラメルソースとナッツでパフェ風に和えられた逸品であった。ンマイ! カラメルソテーしたりんごフィリングがみっしりの[アップルパイ]、濃厚でプレーンなレアチ本体に敷かれたオレオ風クッキー生地が小気味良い[レアチーズ]も秀逸。 各種プチパフェも、ソフトクリーム+生クリーム+果物トッピングの配合が良いので総じて楽しめる。 ただ、クレープがコシの無い解凍出来合い品だったり、ソレにかけられたチョコシロップの質が致命的に良くなかったのが非常に残念。それでも独創的な盛り付けで、お店の独創色をどうにか付加しようとしている。 筆者個人の評価になるが、来週にでもまたすぐに来たくなる良店だ。 豆腐だのクレープだのトーストだの、メニューの数々はタイランド的風采を構える店のテーマにそぐわず乱脈なのだが、食べてくうちに好きな一種がすぐ見つかるので気にならない。 設けられた食べ放題タイムの3時間、好きに頼んでマイペースで食べれて。マッサージ店のような独特の空気感の中、とにかく、まったり・のんびり羽を伸ばせるひととき。 やや気になる業務用出来合い素材の使用は補助的に留め、豆腐シェイクなどのオリジナル品で魅力あるラインナップを構築。2巡目、3巡目も飽きずにめぐれるはずだ。 当日は祝日の昼下がり。客入りはどうかというと、カプや主婦層、及び家族連れで十分賑わっており、おしゃべりに夢中な母親たちに退屈し始めた幼児が造花やブラインドでキャッキャ遊びだす喧しさが煩わしいくらい。 移転やリニューアルを繰り返しながらも地元民の間では永らく定着している人気店のようだ。 ただ、入店した時に食べ放題で予約したはずなのにバイキングの説明が一切ない上、テーブル裏ポケット収納のメニュー盤の存在も教示してくれず、最初の10分困惑させられたのはちょっとマイナス。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [9] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [9] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [6] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [3] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [8] | 総合【★★★★−】星の数ちょっとオマケ。気軽さ・楽しさ・独創性・寛ぎ指数の高さを評価。 |
▲ベリーベリープチパフェ(ダークチェリーが嬉しい),レアチーズケーキ(直球に美味しい) | ▲ティラミスのクレープ(チョコシロップが致命的に不味い…) | ▲豆乳バナナシェイク,キャラメルハニートースト(パフェみたいだけどトーストですよ) |
▲レアチーズパフェ,ティラミス(冷え冷えエスプレッソスポンジは面白いけど、マスカルポーネの味気なさに疑問あり) | ▲豆乳抹茶シェイク,小倉サンド(パンはもっと上等なの使って欲しかった) | ▲アップルパイ(りんごフィリングたっぷり!),豆乳プリン(見た目より重たい) |
……オーダー制の寛ぎ感と豆腐素材を高く評価。ただ、クレープは何とか厨房オリジナルで頑張って頂きたいところ。 | ||
▲おとうふあんみつパフェ(岡村とうふのプレーンなお豆腐そのまま使ってる感じ),イチゴサンド(それなり) |
■最寄りの駅はJR[徳和]駅だか、諸事情で近鉄/JR松阪駅から徒歩で制覇したところ、1時間近くかかった。三重交通バス[篠田山]下車だと徒歩3分。
【所在地】 | 三重県松阪市山室町2288−5 アブカフェ |
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【営業時間】 | |
【tel】 | 0598-29-2655 |
【関連サイト】 | 岡村とうふ公式サイト 食べログ |
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▲国道沿いに建つ、パフェを象った巨大オブジェ。このお店ってネオンも看板も、まるで大阪のお店見たいに華やかで景気が良い。そうか松阪は関西圏内か | ▲通常のドリンクメニューとバイキングのドリンクメニュー盤はこちら。アイスコーヒーは普通においしかったですよ |