愛知県豊橋市/JR豊橋駅

ザ・ガーデン(ホテルアークリッシュ豊橋)

▲3Fにあるザ・ガーデン入り口。ココラフロントまたはホテル正門からエレベーター経由で到達できる ▲これといって起伏も緩急も緊張感も盛り上がりも無い、淡々としたデザートブッフェ。
― DATA ―
企画名デザートブッフェ
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【小】
お値段1,500/食事オーダーセット価格+300円
制限時間90分
実施タイム毎年恒例2月・3月午前1時半〜5時
ドリンク飲み放題!
その他ルール貸切やイベント開催時にはブッフェ休止
YouTubeに動画有り⇒GO!
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[6] ●2008年秋に豊橋駅前にオープンした《ホテルアークリッシュ豊橋/ザ・ガーデン》は、デザートブッフェを毎年2月〜3月にかけ恒例的に開催している。平日限定、1,500円

 レストランのブッフェ当日は平日にもかかわらず、ランチとデザートブッフェ利用客で席の8割が埋まる賑わいぶり。
 駅前にはもちろん、駅構内にも飲食店がぎっしり入る豊橋駅前で、複合施設ココラフロントやホテル内の階段やエレベーターなどの複雑なみちほどを経ないと辿り着けない、しかも味もサービスも品揃えも平淡なこんなレストランが、なぜこうも多くの客足を捕らえているかが、よく分からない。
 動画を調べたところ、広報・宣伝・企画などが相当小賢しいことが伺えるコンテンツが色々とヒットされた。なるほど、メディアパブリシティやマーケティング策がなり長けているホテルのようだ。

 ただ、出来たばかりのホテルだけあって内装や外観は今も真新しく、とても清潔感がある。
 優雅なオープンテラスで着物モデル撮影が行われる様子がレストランから眺望でき、利用客の注目を集めていた。

 ブッフェは突如休止の日もありえるとのことで前もって予約しておいたところ、オープンテラスが望める窓辺の席にご案内。
 テーブルや内装の色合いはシックなダークブラウンが基調だが、採光は多く、店内はとても明るい。ダイニングやカフェというより書斎をイメージした内装が独特。

 飲み放題はセルフのドリンクバーなのだが、Hotコーヒー、オレンジJ、グレープフルーツJ、ウーロン茶、の4種だけ。アイスコーヒーが無いのでHotに氷を注いで無理くりIceを頂くことに。
 紅茶はHot/Ice共に用意が無いので紅茶スキーからは不満が漏れそう。

 ブッフェボードを飾るラインナップについてだけど、はっきりいって凡庸。
 味は決して悪くはないものの、冷凍ストックしておいたシートケーキの解凍切り出しが並ぶばかりで、キューブ型が坦々と並べられる、その趣きの無い様相には誠に興ざめ。アントルメ的な厨房スイーツが乏しくて、1巡ですぐ退屈してしまった。

 また、看過できないくらい補充が遅い。“コレは行ける!”っていう品も中には散見されるものの、そんな良品が品切れを起こしたら二度と出されないどころか、品名プレートを無視してそこに別の雑魚品を山盛りにしてスペースを埋めてごまかす始末。
 なんで後半の時間にアップルパイのプレートの皿に別のボードにも十分あるシュークリームが山盛りになってんのよ。

 もうひとつ頭にキタのが、魅力のないスイーツに飽きた客は、後半仕方なくサンドイッチに集まるんだけど、これも補充が遅すぎて常にしなぎれが続き、皆が登場をまだかまだかと待っている状態。
 ようやくサンドが出てきたらわっと殺到して30秒でまたすぐ無くなるとか、そういう体たらく繰り返してんの。

 ちょっとちょっとー、あたしたちはホテルブッフェを嗜みにきてんの。なんで正月神社の餅撒きに群がるこじきみたいな真似させられなきゃなんないのよ。バカにしてるわけ?
 加えるに、そのサンドイッチの具のペラいこと細いこと。キュウリとハムが透けて見えるぐらい薄〜〜くスライスするケチな技術は、まぁソレはソレで匠の技なのかもね。ココの料理長さんに有名な三重のドミニクドゥーセ食べ放題の、あのボリュゥミィなサンドイッチ食べさせてやりたいわ。

 気を取り直して、少ないながら食べでがあった美品・良作をちゃんとチェック。
 ホールタルト型[アップルパイ]が独特で、プティヴィエの如く花模様渦巻く、スライスしたリンゴをたっぷり・こんがり・トッピング♪ さらに薄焼きクリスピー生地のカリカリ食感が独特で、2巡目3巡目に2つ3つ取ろうと思ってたのに、2度とボードに出してはくれなかった。これだもんなぁ。
 [苺ショートケーキ]はシュニッテン型で見た目はつまらないけど、苺粒がしっかり入ってるのが嬉しい。植物油臭くなくて味はいいのに薄めの生クリームがやや惜しいけど、玉子の味がしっかり出たジェノワーズスポンジがよく焼けてる。ウン、コレはちゃんとおいしいよ。
 [シュークリーム]についてだけど、フィリングのバニラ粒入りカスタードはいい線行ってるのに、量が少ない。またシュー皮の鮮度があまり良くない点もかなり減点。
 あと、[どうまい牛乳プリン][パンナコッタ]が楽しめたのだけど、例の如く後半はゼリーばっかりに替わっちゃって、2巡目にはもうありつけないのだ。

 包括的にいうと、味が地味とか補充が怠慢だとか言う以上に、ブッフェ全体が、退屈でつまらない。
 パティシエ実演焼き立て苺ワッフルとか、いや実演は人件費かかるから避けるとしてパイ生地、バニラカスタード、生クリーム、苺粒のトッピングを揃えてセルフの苺ミルフィーユコーナーとか。パンと鉄板と玉子液用意してセルフのフレンチトーストコーナーとか。そういう来店者をわくわくさせるようなアイデア、何か考える気なかったの?ストックをキューブ型に切り出して坦々と並べるだけ?しかも、品切れが起こればやっつけ仕事であるものでスペース埋めて終了時間までしのぐって……?
 よく客足遠のかないなぁ。私だったらもう二度と入らないんだけど。

 そんな訳で、お腹も舌も納得行かないまま、機嫌を悪くして店を後にした筆者。あぁ、豊橋には《ボンとらや》《こすたりか》《オリーブガーデン》もあるのに!全く時間の無駄だったわ。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[8]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[7]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[8]
立地
(場所は便利かどうか)
[9]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[4]
総合【★★−−−】味はそんなに悪いことはないものの、ブッフェに取り組む姿勢の甘さが目に余った。

当日の収穫!

▲洋梨のムース,苺ショート,苺ムース×2(苺の風味が出ててそれなりに美味しい) ▲苺ショート,フランボワムース,チョコレートとフランボワのムース(チョコの口どけの良さは水準以上) ▲紅茶のムース,どうまい牛乳プリン(豊橋名物牛乳を使用),ティラミス(及第点)
▲苺ゼリー,オレンジゼリー(薬味のような風味が独特),パンナコッタ ▲ココナッツロール(固い),アプリコットタルト(平凡),抹茶ロール(小豆クリーム美味しい) ▲スフレチーズケーキ(すぐ無くなった),アップルパイ,チョコブラウニー(別に…)
▲シュークリーム,シュトーレン(フルーツピールおいしい),フィナンシェ ▲クッキー,マシュマロ,ヘーゼルメレンゲ,マドレーヌ(穴埋めミエミエの雑魚一堂) ▲杏仁豆腐(手抜き出来合い品だがクコの実の香りが救い),愛玉ゼリー
▲2巡目まとめどり ▲補充入替でクレームブリュレやマンゴープリンをGET ▲キューカンバーサンド,自家製ピクルス(ピクルスが自家製といわれてもねぇ),本日のスープ(かぼちゃ味)
……なんというか、味わいやグラスのセンスが、わしゃがんちのデザートブッフェにとても良く似ていた。

― みちあんない ―

JR豊橋駅東出口から徒歩2分。東出口から出てすぐ右折。そのまま歩行者デッキを直進、つきあたりで左折、階段を降りて右手側。ホテル1Fにテナントするスターバックスが目印。レストランは3F。

【所在地】〒440-0888
愛知県豊橋市駅前大通一丁目55番地
アークリッシュホテル豊橋3F ザ・ガーデン
【営業時間】午前11時〜深夜0時
【tel】0532-51-1111
【関連サイト】ホテル公式サイト 食べログ ココラフロント公式サイト
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▲ココラフロント内、ザ・ガーデンのオープンテラス。気候が良い日やイベント時には開放しているもよう ▲Hot珈琲のお味は良かったドリンクバー。原液ディスペンサー機放置プレイよりはいいけど、それでもラインナップは少な過ぎる気がした

(取材日:2011年3月10日)