西区/丸の内駅

BAR DUFI

▲バーがお昼にお店を開けてカウンターでブッフェしちゃうタイプのお店。メニューは調理サラダ、和え物が強い!でも冷めたパスタと肉料理はカンベン。 ▲なんか店頭駐車厚かましい自転車客が多かったような。キキーッとチャリが来て店の前に停めて金払ってガーッと食べてまた去ってゆく。そういうのが時間を異にして3人くらいいた

― DATA ―
企画名ランチバイキング
メインメニュースペイン料理
お値段780円
制限時間無し
実施タイム毎日午前11時半〜午後2時
ドリンク別料金で1杯のみ
その他ルール全席禁煙席/空いたお皿はセルフ返却が義務
※ようつべに動画あるよ!⇒GO!

― JUDGE & COMMENTS ―
●地下鉄丸の内駅or国際センター席から徒歩10分。円頓寺商店街で日々780円の激安ランチバイキングを営んでいるスペインバールが今回のお店。

 その円頓寺商店街に今回初めて足を運んだものの、想像より遥かに寂れており、すすけて黒ばんだシャッター街は選挙ポスターの恰好の餌食という、斜陽アーケードにありがちなていたらくを呈していてやるせない。
 郷愁というより廃墟的絶望感があり、世で礼賛されるようなノスタルジー興趣やときめきは全く感じられなかった。特に《喫茶西アサヒ》の外観の気色悪さには唖然とした。

 そんな商店街に、突如大混雑人いきれの空気をお昼時に奔出している浮いた店が1軒。《BAR DUFI》ランチバイキングだ。たった780円スペイン料理の食べ放題が堪能できる。ドリンクバーなし。+100円でソフトドリンクが1杯つく。

 バイキングメニューの種類は常設は20種弱。補充入替を含めると25種類ほど。
 手の込んだ調理サラダ和え物野菜類が非常に充実しており、玉子サラダ、ツナサラダ、かぼちゃサラダ、ペンネサラダ、その他マリネ、酢の物、煮物、揚げ物……と、野菜類だけでお腹が膨れそう。
 一方、鶏肉の竜田揚げ、鶏肉の煮物、牛サラダ、牛すき汁……とお肉類もがっつり。さすがにステーキやBBQみたいなのは無いけど、低料金で牛と鶏のお肉をめいっぱい…という人は十分満足できそう。きのこクリームやトマトのパスタも健闘。

 但し、この店に関しては味の評価よりアメニティの難点の方が多い。

 カレーやスープ寸胴&ご飯保温以外の大皿品に、ウォーマー機器類がないのだ。
 客入りがご盛業で品切れが速く、早く補充するから……というご判断なのだろうが、回転が悪い品の冷めっぷりもいくらか散見されてしまった。冷えた肉とパスタが当たったら悲しいぞ。

 それ以上に辛かったのが、バイキング店ではありえない程の店内の窮屈さ
 席や通路の配置が体を横にして通過せねばならないほどキツキツで、これが満席・繁盛時の店内となると殆ど通れない。狭いのではなく往来ができないのだ。どんなに慎重に通っても他の方の席の椅子の脚を要所要所で蹴っちゃうのよ。もうやだここ。
 特にお食事を盛ったお皿を手に外のオープン席へ戻る際は、どうにか通れるギリギリの通路を探して体の向きを臨機応変、皿の掲げ位置に細心の注意を払いつつ遠回り・遠回りを模索しながら席に着かねばならない。
 この状況、飲食店の常識超えてる。サンロードやユニモールの地下街喫茶店だってこんな狭くないし、東京に行ってもこんなに土地事情の悪い店は珍しい。
 もうこれは100キロ以上のデブお断り状態ですな。入れないもの。勿論車いすやベビーカーもOUT。閉所恐怖症の人も行かない方がいい。よくこんなトコでライブなんかやったな。

 加えるに、塩辛い味付けが多い品揃えでドリンクバーが無いのは痛い。終わりがけに+100円ドリンクでアイスコーヒーを嗜もうと思ったが、バイキング時ソフトドリンクのラインナップはウーロン茶と緑茶とオレンジJとグレープFJ。コーヒーありまへん。

 かように、料理の味は悪くないしそれなりのボリューム感はあったが、正直言ってその空間に佇み続けるのは苦痛であった。
 店内は禁煙でも、面した商店街における喫煙者がひっきりなしに歩きたばこでゆききするのには大変に閉口した。
 なぜか自転車でやってきて店先で停めて食べて、また自転車で去るチャリ客が何組もいるという客層のナゾっぷりにも異次元を感じた。

当日の収穫!

▲品名不詳(タマゴツナサラダ,カレー粉玉ねぎサラダ,豆類ミックスとベーコンサラダ) ▲品名不詳(玉ねぎとトマトとキュウリのマリネ,ペンネサラダ,かぼちゃサラダ) ▲品名不詳(ポテトサラダ,竜田揚げ,鶏肉の煮物)
▲品名不詳(ポテトサラダ,しめじクリームパスタ,大根サラダ) ▲品名不詳(超甘口カレー,オリーブ漬け,福神漬け) ▲品名不詳(しめじクリームパスタ,竜田揚げ,牛肉サラダ)
▲品名不詳(牛すき焼き汁) ▲品名不詳(ナスと魚介類のトマトソースパスタ,揚げたてさつまいもチップス) ▲品名不詳(バゲット,魚のフライ,鶏肉としめじのニンクオリーブオイルバジル)
……料理はともかく、あまりの窮屈さに一通りの食事が終わったら逃げ出すように退散。のんびり寛ぎたい人には非推奨。
▲品名不詳(ご飯に牛すき汁をかけてみた。塩辛すぎて氷水が必須に)

― みちあんない ―

■市営地下鉄[丸の内]駅より徒歩10分。G番出口から出て直進、[新御園橋]交差点で左折、景雲橋を渡ったらすぐ左折、次の交差点で右折、【円頓寺商店街】へ入り1分。左手側。

【所在地】〒451-0042
愛知県名古屋市西区那古野1-20-1
BAR DUFI
【営業時間】午前110時半〜午後2時/午後6時〜午後11時
【tel】052-485-7581
【関連サイト】名古屋ランチ 食べログ
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▲とにかく夾雑な店内。当日インド人美少年高校生がブレザー姿で食べてたのがイチバンの箸休めであった。何言ってんだか。 ▲店内のあまりの狭さ&カウンター席の痛そうな椅子に慄き、外のオープン席に座ったが、風は寒いし料理は冷めるし歩きたばこリーマンは臭いし。二度目の利用はないなぁ

(取材日:2011年11月9日)