中区 栄三越3F

カフェ・ウィーン

▲普段割高な百貨店系カフェに入らない人でも、バイキング期間には是非かもーにん。1,050円で食べ放題でっせー。 ▲入口ショーケースではテイクアウトも出来るカフェウィーン特製大甘ケーキたちがお出迎え。これらのケーキがそのまま食べ放題用として出されてしまうのダ。
― DATA ―
企画名ケーキバイキング
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【中】
お値段1,050円
制限時間なし
実施タイム不定期実施/毎月20日前後の週の平日5日間実施、夕方4時から閉店まで ※'06年2月で終了、但し同年5月10〜12日3時より1,575円で限定実施有り
ドリンク1杯のみ
その他ルール1日先着50名限定
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[8] ●場所といい味といい値段といい、ちょいとあなどれない店。いわゆる駅前百貨店……丸栄とか松坂屋とかめいてつとか……の各階には、買い物の歩き疲れ一休み用の如くそれぞれフロアの端にでも隅にでも角にでも、必ず1軒はカフェが入っている。たまにスガキヤとかがテナントしてる清水屋みたいな超庶民的なトコは別として(笑)、大抵は気品漂う欧風でスタイリッシュな外観の、ランチもケーキもコーヒーもちょーっとお値段の張るとこが殆どである。私の場合、そんな小奇麗なカフェの入口でメニューだけ眺めて溜息つきながらフロアからトボトボ降りて外のドトールやミスドに入ってたりすることが殆どであーる(泣)。
 しかし今回とりあげる栄三越3Fの《カフェ ウィーン》は、限定実施であるもののワンドリンクつき1,050円という、思い切った値段のケーキバイキングを営んでいる。しかもカフェウィーン各店で通常一般売りしているレギュラー8種+αのケーキを惜しげもなく大放出。さらに時間無制限。夕方5時(現在では4時)からという遅い時間のスタートとは言え、限定実施ならやはりこれぐらいはやってくれないと海千山千の食べ放題ファンは喜ばない。

 さてケーキの外見に目新しさはなく、平凡な味の出来映えのものもあったが全品平均値で言えば味は及第点突破。傾向としては他店のケーキより明らかに甘いのだが、スイーツの味をひきたてる為の、きちんと必然性のある甘みなので十分おいしくいただける(ただしバイキング後半の血糖値急騰はつらいぞ!)。
 傑出していたのが[トッフェンオバーストルテ]。ウィーン風レアチーズケーキで、粉砂糖のかかった表面の生地の甘さとレアチーズの酸味のドッキングがおっとぉキタァ!って感じで、チーズ系にやかましい私をこうも納得させたバイキング店は多くない。
 あとチョコ味濃厚な[ザッハトルテ]+甘さが控えめな[生クリームかけ放題]のコンビネーションも高ポイント。でもせっかく用意したセルフのかけ放題生クリームの活躍対象がザッハのみで、例えばシフォンやワッフルやアップルパイとかも用意して+生クリームの応用コンボが更に楽しめるようにすると一層イケテくると思うのだが。
 他、ドレスでめかした少女のように愛らしいデザインのイチゴやマロンのシュークリーム(大)も、次回来た時にももう一度食べたいと思わせるクオリティ。コーヒーもおいしいぞ。

 ……ただ、前述のようにかなり甘〜いケーキが多く、いつもの調子で食べ進めると後半の血糖値の噴火はなんだか熱病のよう。アタマぼーっとしてくる程暑くなって喉も渇いてきて、思わず秋なのに2枚脱いで半袖になっちったよ……。あ、おねいさんお水おかわり。ゲフー。

★あふたーるぽ(2006/2/23)
 メニューに新登場品や限定品などの進展があった。まずイチオシは[焼きチーズケーキ]。バー型スフレタイプなのに、クリームみたいに食感ソフトリィ〜で、チーズスキーにとって誠に感涙!勿論レギュラーレアチーズのトッフェンオバースも健在で、消えてはいないのでご安心を。
 [マンゴーフルーツ]も美味しい。ホールごとで置かれたタルトなのだが上に惜しげなく乗ってるマンゴー自体がツルッと喉越しよく入ってしまう作りなので、クリーム控えめでもフォークが止まることなく平らげらた。
 あと[ヨーグルトトルテ]は最初にバイキング用ミニサイズ版が出て、後にレギュラーサイズ版の両方が味わえたのだが、実はミニサイズ版の方が明らかにフレッシュ苺果汁が生き生きしてて、レギュラーよりワンランクは美味しい!ひょっとして本部工場配送分じゃなくてお店での出来立てとか?
 で、2巡目も楽しんで2時間のんびりした後、帰ろうと出口へ向かう途中でバイキング冷蔵ケースに目をやると、なんとさっきまで無かったはずの[ヴィーナブリュレ][ヴィーナシュークリーム]が入替登板!ガーン。引き返して食べなおそうかと思ったものの、もう上着着てカバンかけてレシート持って“ありがとーございましたー”とおねいさんのお声も受けているのに、まさか『やっぱまだ食べる!』と席にUターンするのは流石に人としてハヅべきものが(笑)。断腸の思いで後ろ髪引かれながらも、ここは次回のお楽しみとして会計を済ませましたとサ。
 1年前に来訪した時はスタート1時間で限定50人枠が終了するほど混雑が酷い上、店内ダッシュして大量まとめどりに走る見苦しいおばはん集団客がいるなど目に余る喧騒があっただが、今回は適度な賑わい程度に落ち着いており、とてもノンビリ楽しめた。今後も期待大!
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[8]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[8]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[9]
立地
(場所は便利かどうか)
[9]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[9]
総合【★★★★−】リーズナブルな料金、のんびり時間無制限、確かな味。あとはドリンクおかわり制度を。

当日の収穫!

▲ヨーグルトトルテ ▲ザッハトルテ(生クリームつき) ▲フルーツトルテ
▲トッフェンオバーストルテ ▲カシストルテ ▲グーテンベルグトルテ
▲マロンシュークリーム ▲カーディナルシュニッテ ▲ヴィーナシュークリーム
……計10コ完食。多種性や派手さよりきちんと味で勝負した飽きの来ない正統派ケーキが勢ぞろい。遠慮のない甘さもこたえるぞ。
▲トッフェンオバーストルテ再び。

― みちあんない ―

■名古屋市営地下鉄栄駅から徒歩3分。名古屋三越栄店3F。栄地下街直結。

【所在地】〒466-0008 愛知県名古屋中区栄3−5−1 名古屋三越栄店3F
カフェ ウィーン
【営業時間】午前10時〜午後8時
【tel】052-252-3792
【関連サイト】名古屋三越公式サイト
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▲店内は意外と広いのに禁煙席テーブルはたった2基というのは、嫌煙派としてはやや不満に思うところ。(※現在では禁煙席スペースは席数の役半分に改善) ▲どや!最長3時間、ここに出されとる一般売りケーキが全〜部喰い放題やで〜〜!取り放題やー!喰えー!喰えー!!

(取材日:2003年10月20日)
(最終確認日:2006年2月23日)