昭和区・八事駅

キャナリィ・ロウ 八事店

▲閑静な高級住宅街で優美に構えるキャナリィロウ八事店。この辺一帯は独得の雰囲気で、ウォーキングのご気分はなかなか。	▲ブッフェのショーケースからお好きなだけ！今回の目玉はなめらかプリン。後がけカラメルソースつき。
▲手前はほぼ全店共通のクリームフロマージュ。ボンとらやのレアチーズの味にかなり近い感じ。	▲八事店のバイキングでは調理系もご用意。写真にはないけどセルフのツナサンドがおすすめにゃ

― ＤＡＴＡ ―

企画名	ドルチェバイキング
メインメニュー	ケーキ,ジェラート,サラダ,ショートパスタなど
ケーキのサイズ	【小】
お値段	1,050円　※1,280円に値上
制限時間	なし
実施タイム	毎日木金土午後３時半〜午後５時 ※2013年８月末で終了
ドリンク	飲み放題！
その他ルール	全席禁煙／実施の３時半以前は着席不可、早く来ちゃった人は待合椅子で待機／土日祝日の場合５時以降のディーナータイムは着席不可・退席願い

※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは５つが満点。

― JUDGE & COMMENTS ―

味 （ずばり、おいしいかどうか）	[８]	●中部圏内のデザートブッフェファンにはお馴染みの、イタリアンレストランチェーン/フランチャイズ《キャナリィ・ロウ》！ 　激安級の低廉価格で確かなお味のデザート食べ放題を堪能できるお店なのだが、原料価格高騰の昨今、にわかに心配になって久方に八事店に訪れてみた。 　すると！スタート当初の絢爛さは後退していたものの、低廉価格も高品質も保っていくれてて、胸をなでおろすと共に、あらためて至福のスイーツ盛り放題タイムにしばし随喜の落涙！ 　ルール、システムを申し上げると、実施時間は毎日午後３時半〜５時まで。クリスマスやお正月期間にはさすがに休止があるものの、基本的には土日祝日も含めた毎日実施！時間制限はなし！1,050円（'08年５月現在）。セルフのブッフェスタイル。 　勿論料金内フリードリンクつきで、苦味が利いたコーヒーHot/Iceはコーヒーマシンで好きなだけ挽けるし、オレンジＪ、グレープフルーツＪ、ウーロン茶、ミネラルウォーター、さらにトマトジュースまで常設。 　甘味のラインナップを眺めてみると、ジェラートやムース、マチェドニアやパンナコッタ…などなどライトなスイーツが中心。四日市店のようにヘヴィーなフレーズやズコット、タルトはみかけない。しかし代わりにパスタやポテトフライ、セルフのサンドイッチなど、調理系が脇を固めている。 　んで、キャナリィ八事に何度か行ってる方ならご存知のとーり、自分で包むクレープコーナーがあったり、客がフィリング詰めて遊べるプロフィットロール機があったり。季節によって工夫されたイレギュラー趣向が毎度用意されている。 　今回は、ベルギーワッフルだ！生クリーム、ジェラート、ブルーベリーや苺のソース、メープルシロップ等、好きに盛り盛り。手でつかんでかぶりついちゃえ！欲張って具を盛りすぎてしまう自爆注意。 　でも今回の最たるサプライズはワッフルよりプリン。[バニラプリンなめらか仕上げ]というネーミングで、傍には後かけカラメルソースが付属。なんの変哲もないフツーの外見なのだが、スプーンを入れた瞬間“ぷちゅー”と弾ける、あやうい滑らかさ。頂いてみたら想像以上に濃い上にあっという間に舌に溶けてゆくのでクリビツ。キャラメリゼしてないし果物も乗ってない、生クリームもかかってない。でもプレーンで頂いても全然美味しい（というかカラメル以外何もかけない方がいい）、みかけによらず重厚な頼もしいヤツであった。 　あと相変わらずパンナコッタもジェラートも美味しいし、シンプルなフロマージュは生クリームもオリジナルフルーツソースかけて遊べるし、果物たっぷりマチェドニアはフレッシュだし。 　どれも楽しめるんだけど、今回の個人的お気に入りはツナサンドワッフルだったりして。ツナ、オニオン、レタス、ドレッシングをバケットパンにセルフで乗っけるオープンサンドがあるのだけど、あえてワッフルでツナサンド作ったら、いやーこれがなかなか。よく考えたらツナの盛り放題自体、ランチバイキングでもなかなか見掛けないおもてなし！ 　品数は多くないけど、味はどれも水準値クリア。しかも毎日実施千円強でこのレベルはちょっとありえない。当日は閑散期なのか自分も含めて４組ぐらいしかお客がいなかったのが信じられない！でもかなり落ち着いて１時間半以上のスイーツブッフェタイムを堪能。パワーダウンは否めないけど価格高騰を鑑みれば満点の星の評価に変わりはなし。まさに貧乏スイーツブッフェファンの救世主！ 　太陽のカフェとかはフランチャイズの大バーゲン状態で粗悪店舗も散見されてるけど（笑）、キャナリィチェーンは今のところどのお店も、お味やサービス内容における悪態はないもよう。原価高騰のセチガライ趨勢にも負けず、今後ともブッフェのサービスを頑張って続けて頂きたい良店。 ※あふたーるぽ（2010/９/６） 　シーズンごとに新機軸を取り入れてきた同店であるが、現在の目玉は、焼き立てピザ１人前まるごとテーブルサーブ！パプリカ、サラミ、アスパラ、ベーコン、トマト、コーンの６種のトッピングを自由に指定（全部でもＯＫ）、店員さんにオーダーすると、焼き立てアツアツのピザ１人前が直接テーブルまで運ばれてくるというもの！しかもお代わり自由!!太っ腹すぎ!!!ていうか、普通の人はコレでおなかいっぱいになってケーキが食べられなくなりそう。 　さらに斬新なのが、コールドストーンならぬ冷却鉄板アイスクリーム。ロイヤルミルクティ,ライチ,ベルギーチョコレート,マンゴー,ダブルベリー,バニラ、の６種の専用ジェラートを、スポンジやナッツやクッキーのトッピングを混ぜた上、板の上でセルフでこねこね練り上げるというもの！ナッツたっぷりコリコリ食感アイスが好きな人はトッピング盛り盛りでこねれて嬉しいが、お味は残念ながら極端に甘過ぎて、私の口には合わなかった。画期的だけど馴染み無さ過ぎて誰もやってないという不遇さも致し方ないところ。他チョコレートフォンデュ、実演クレープなど、アクション性の豊富なラインナップ。 　風味のこおばしい[かぼちゃと栗のチーズケーキ]、とてもいい香りで尚且つスイカ果肉が嬉しい[ハーブゼリー]、いつもどおり弾力頼もしい[パンナコッタ]など、通常スイーツも磐石。但し現在実施曜日のデフォルトが、毎週木・金・土となっているのでご注意。 ※あふたーるぽ（2009/11/６） 　ん？しばらく行ってなかったけど、近年こんな豪華だったっけ？と思わせるような同店の写真記事が某ムックに掲載されていたので久々に来店。あーホントだ。結構豪勢でヘヴィーなケーキがホールごと出てる！うぃーっちゅ。ＧＪ,ＧＪ。 　開始早々、セルフではなく各々テーブルサーヴされるのがお鍋＆固形燃料の[チョコレートフォンデュ]。よそさまではツリー型のファウンテンが今や一般的で既に珍しさはないが、こちらのチョコフォンデュは、火にかかった熱々の鍋でひとりひとりもてなされるのだから驚き。具はバナナ１本,クラッカー２枚,スポンジ２片,マシュマロ２コ,ポッキー１本。具もチョコもお代わりＯＫ。 　イチオシは切り株型ケーキ[マロンのムース]。栗のムース＋チョコスポンジにの上にマロンクリームを伸ばし、さらにマロングラッセを散りばめた、なかなか贅沢なマロン尽くしのケーキ。どのパートも全部とろけそうにンマイぞよ。 　ナチュラルなパンプキンタルトといった趣の[ズッカ]も強力。かぼちゃの風味が良く出たタルトで、生クリームのボリュームも丁度いいし、ココアパウダーの仕上げも画竜点睛的によく効いてる。 　[ボネ]という真っ黒なプリンがあったけど、これがまた容赦なくデロデロに濃いチョコレートプリン。底辺にカラメルと混じってなんかむぐむぐおいしい隠し味ゾーンがあったけどなんだろう。生クリトッピングが今回なくて残念。 　[かぼちゃと栗のチーズケーキ]は、なんとく《フレイバー》のパンプキンタルトを思い出す一品。栗のつぶつぶ入り。口どけ重たいのがちょっと手ごわいいかな。 　後半の胃腸の上り坂に、グラス入りで供されていた[マチェドニア]にジェラートを盛って頂いたら、想定外においしかった。柑橘系の皮がピール状態でアイスとマッチしたのだ。 　調理系に目を向けると、温かいピラフやカレー風味ペンネクリームパスタも良かったのだが、個人的に[フォカッチャ]がお気に入り。一見ただのスライスパン。しかしトマトソース（オリーブ粒がぼこぼこ混ざりまくり）、ガーリックバター（必須）、オリーブオイル（バジルたっぷり）のトッピングソースがおいしい！後半の調理系は別腹状態って感じで、こっちのおかわりが止まらなくなってしまった。 　てな訳で、1,050円からの値上げを機に星の評価減らそうかと思ったけど、磐石のごとく味も品揃えも演出も、誠に安定した満足度を誇っているので、やはり満点評価に変わりはなし。これをずーっと毎日実施とはホントに恐れ入る。
雰囲気 （入りやすい店か、落ち着いて食せるか）	[８]
リベラル感 （実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか）	[９]
接客 （説明など不親切でないか、感じは悪くないか）	[９]
立地 （場所は便利かどうか）	[７]
お得感 （質量共に料金以上の満足が得られるかどうか）	[10]
総合【★★★★★】お味はもちろん値段もおいしい!?カントリーなイタリアンスイーツ思う存分！

当日の収穫！

▲プロフィットロール（出来は平凡だがチョコソースと生クリで挽回）,パンナコッタ（ぶにん♪弾力性が独特）	▲ベルギーワッフル２枚（かたやブルーベリー、かたやチョコソースをたっぷり生クリで）	▲カプリ,アマレットブラマンジェ（ブラマンジェというかマンゴー乗せ杏仁）
▲品名不詳（以前はベリー系の大皿ムースが今回は柑橘系）,バニラプリンなめらか仕上げ＋生クリーム	▲ワッフル＋マチェドニア＋生クリ＋ハチミツ,クリームフロマージュ＋生クリ＋ブルベリソース	▲ワッフル＋ジェラート＋メイプルシロップ＋マチェドニア,ゴールデンパインライチリキュール
▲苺ジェラートにプロフィットや生クリやマチェドを盛ってサンデー風に	▲パンナコッタに生クリ,プリンをリピート	▲ペンネパスタとポテトフライ２種。後半冷めちゃうのが残念。
▲ワッフルとフランスパンでオープンツナサンド（実はおいしい！）	▲アイスコーヒーにバニラアイスのっけてブルベリソース垂らしてみた	▲ワッフルツナサンドに感動したので盛り盛りヴァージョンでリピート
	……オリジナルフルーツソースや生クリームのかけ放題、ジェラート、果物、そして野菜にツナ。今回はセルフアレンジが楽しかったにょ。
▲終了間際のまとめどり

― みちあんない ―

■名古屋市営地下鉄名城線・鶴舞線　八事駅駅徒歩７分。�A番出すぐの横断歩道を渡って左折。そのまましばらく直進。途中ジャスコやベーカリーサンマルク、神戸屋を通り過ぎる。

▲コーヒー紅茶、オレンジＪは勿論、ミネラルＷやトマトジュースまであるフリードリンクも楽しいじょ。	▲イタリア家庭の味とおもてなしがテーマのキャナリィロウだけあって、内装も明るくて温かな雰囲気。窓が多くて広いのもいい。
▲今シーズンの限定メニューはベルギーワッフルだ！フルーツソースも生クリームもかけ放題！メープシロップやチョコレートソースもあるでよ	▲相変わらず新鮮な果物がマチェドニアでたっぷり味わえた。ところで右側ブラマンジェおいしいけど毎回どう味わってもコレ杏仁豆腐なのでは……

（取材日：2008年５月19日）