▲ヨーグルト,ムース,おしるこなど、手前の3つは全てできあい系の味。特におしるこはちょっとカンベンしてもらいたいもの。 | ▲店内はもちろん、メニューのショーケースの中にもネコがいっぱい。猫好きの筆者は見ていてたまらず喉が鳴る。ごろにゃーご。 |
企画名 | デザートバイキング |
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メインメニュー | ランチなど |
ケーキのサイズ | 【小】 |
お値段 | 税抜き500円以上の食事(デザート,ドリンク類は除く)+300円 |
制限時間 | なし |
実施タイム | |
ドリンク | 別料金 |
その他ルール | キャッツカフェ他店舗でも実施(全店にあらず) |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [3] | ●ニャン公をブランドマークとした、中部地区でチェーン展開しているレストラン《キャッツカフェ》がどうこうより、ここではそのキャッツカフェがテナントしている、地下鉄/名鉄上小田井駅から徒歩5分足らずの複合施設“ワンダーシティ”について特筆申し上げたい。大型ショッピングモールの[ジャスコ]とシネコンの[イオンシネマワンダー]の2つの施設を核にした総合施設で、マックにミスドにスターバックスその他飲食店の充実ぶりは勿論、電化製品の量販店やカジュアルショップ、ホームセンター、大型書店やネットカフェまで、本当に買うもの食べるもの遊ぶものなんでも揃っている。特に映画館の施設はすこぶる快適で、割引デーには2本も3本も観て、一日中居ても飽きない程。名古屋で映画を観るのなら、環境劣悪な名古屋駅前のピカデリーや名鉄東宝(わざと映写機の光量下げて画面見辛い程暗くして電気代とキセノンランプ消耗ケチってるあそこだ!観客のマナーも悪いわ混雑もひどいわ館内も狭いわ…あんな映画館、絶対に行っちゃいかん!!)に行くより、断然港区のヴァージンシネマズや今回のイオンシネマワンダーをおすすめしたい。特に、普段は地下鉄やバスを利用して名古屋駅まで映画見に行かれてる方なら、鶴舞線に乗り換えて上小田井まで下ってこのイオンシネマで休日を楽しんだ方が断然利口というもの。 さてさて閑話休題。ワンダーシティ内の《キャッツカフェ ワンダーシネマ店》のデザートバイキングが'03年10月いっぱい開催中ということで、早速「フレディV.S.ジェイソン」を観た後に寄ってみることに。ドリンク及びデザート以外で500円以上の食事をするというのがデザートバイキングの条件なので、ここでは[焼きホタテと柿の和風サラダ]530円をオーダー。これでバイキング挑戦権獲得。サラダは後半のお口直し用として、さぁブッフェスタイルのデザート取り放題ッ!キャッツカフェのデザート&ケーキが食べ放題だぁぁぁー!……と思ったら、やはり浅はかであった。一般オーダーのデザートとはまるで別物だったのだ! 出ていたメニューざっと列挙すると、パンケーキ、フレンチトースト、フルーツ入りヨーグルト、冷えきったおしるこ、プレーンシフォンケーキ、紅茶のシフォンケーキ、プロフィットロール、ミルフィーユ、チーズケーキ(スフレタイプとニューヨークタイプ)、抹茶のベイクドケーキ、その他生クリームやフルーツをデコレートしたミニゼリー、ミニパフェなど。あとスイートポテトとソフトクリームがオーダーで頼み放題であることの説明書きがある。値段からしてあまり贅沢は言えないのだが、ちょっとこりはカンベンしてくださいよっていう味のレベルの品が数点。特に参ったのが、げしげしに固くなったパンケーキと、ぎょっとする程チープで非常〜〜に不味いティラミス。一口食べた時点で残り全部拒絶したくなってしまった。とにかくどのケーキもお腹に入ってくれない。甘過ぎたり、くどすぎたり、できあい品かそれ以下のものや、乾きかけでパサついてておいしくないものばかりが続く。お腹がすいてたはずなのにちっともフォークが進まないのだ。しかしそんな中で2品だけオススメできるのがオーダー式のスイートポテトとソフトクリーム。ほくほくのアツアツでテーブルにまかなわれてくるスイートポテトを、アチチと頬張りながらソフトクリームでお口を冷やすという食べ方は、なんとも贅沢な気がした。あと、パサパサなケーキが多い中で、プリンとゼリー類の豪快な生クリームと豊富なフルーツがありがたかった。グラスが氷のトレーに浸してあったため、ぬるくなって味が落ちるのを防いでいたのだ。他、プロフィットロールは食べても大丈夫。あとミルフィーユはしめしめグニャグニャでさくさく感は皆無だが、味はこのバイキングのメンツの中では全然ましな方。ていうか他が酷すぎるんだよ!(怒) 結論としては、人様には殆どおすすめ出来ないバイキングである。例え味がいまひとつでも急に甘いものをドカ喰いしたくなった時に低料金でフラッと入れる気軽な店なら良いのだが、あくまで一定値段以上の食事をするという条件が、甘党にとって非常に鬱陶しいのだ。また、喉が渇いてくるほど味が悪いものが多数あるのにもかかわらず、非フリードリンクであるというのは致命的。『キャッツカフェは新メニューをスタートしました。もっともっと大勢の皆様にキャッツを楽しんでいただきたい――そんな思いでデザートバイキングを企画しました』との一文が同社の折込広告にアナウンスされていたが、たとえ安価の食べ放題でもこんな質の低い品々ばかり出してしまったら、逆にお店の味の信用失墜につながりかねないと思うのだが。少なくとも私はバイキング以外でももうキャッツには行かないぞ。ぶちにゃ〜ご〜。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [9] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [4] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [8] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [10] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [5] | 総合【★★−−−】食べれば食べるほど喉が渇いてくるケーキばかり。私は薦めない。 |
▲焼きホタテと柿の和風サラダ | ▲品名不詳(うえっぷ…これぢゃあ交通事故現場だよ) | ▲品名不詳(チーズケーキの味がまるでしないチーズケーキ) | |
▲スイートポテト,ソフトクリーム | ▲品名不詳(ミルフィーユとプロフィットロール) | ▲品名不詳(左はカフェプリン味のムース) | |
▲品名不詳(一応紅茶シフォンを目指したような味ではあるが…) | ▲品名不詳(チーズスフレの味は割とまとも。もうひとつはベイクド系抹茶味) | ▲品名不詳 | |
……計17コ完食。食後+300円という条件なら、バイキングやめて通常のデザート一品頼んだ方が満足度は高そうである。残念。 | |||
▲品名不詳 | ▲スイートポテト&ソフトクリームのコンビ再び。 |
■名鉄・地下鉄鶴舞線上小田井駅から徒歩5分。駅出口を左折、強烈に甘ったるい悪臭(なんと水あめ工場が日夜稼動している)にめげず歩きつづけるとやがて見えてくる複合施設ダイアモンドシティ。住宅展示場とジャスコの間の駐車場を縦断するようにして映画館[イオンシネマワンダー]を目指す。その施設1Fの飲食店街のスターバックスの向かいにキャッツカフェがある。初めて行った人は、『上小田井の駅前にこんな巨大な映画館やショッピング施設があったの!?!?』といたく感動すること請け合い。いやマジで。
【所在地】 | 〒466-0008 愛知県名古屋西区二方町47番 ダイヤモンドシティワンダーシネマ10 1F キャツカフェ ワンダーシネマ店 |
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【営業時間】 | 午前11時〜午後11時 |
【tel】 | 052-506-5025 |
【関連サイト】 | キャッツカフェ公式サイト |
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▲普段はテーブル席スペースの配置を変更してバイキングスペースに。なるほど席に余裕の無い土日祝日にはできない訳である。 | ▲2種あったシフォンケーキは誉められない味。しかし山盛りデコレートのプロフィットロールをそっと崩すように獲るのは楽しかった。 |