▲コモディーノ3Dカフェ店頭。オープン前の店舗改装期間中にたまたま通った時、その派手なファサードには面食らった。どんなケーキカフェが出来るのかと期待していたのだが | ▲おぉ、それなりに食べ応えの有りそうな苺とブルーベリーのパンケーキ!ただしフルーツトッピングは初回オーダー分のみ |
▲ご参考までに、他のカフェメニュー。因みにお昼時にもかかわらず、来客は筆者を含めて2人だけであった | ▲物販ラックがごちゃごちゃと夾雑。モノを置き過ぎ!レジの横にまで。これじゃカフェじゃなくて観光ホテルのおみやげ販売所みたいだぞ。おかわりオーダーもとても頼みづらいし |
企画名 | モーニングパンケーキ食べ放題 |
---|---|
メインメニュー | パンケーキ |
ケーキのサイズ | 【大】 |
お値段 | 1,000円 |
制限時間 | 1時間 |
実施タイム | ※2015年末頃に閉店 |
ドリンク | 1杯のみ |
その他ルール | 前払い制/全席禁煙/セルフ返却/でもシロップジャグだけは片付けないで |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [5] | ●パンケーキブームがかまびすしい昨今、そのムーヴメントは食べ放題ジャンルにも波及する一方。 午前中のモーニングサービスとして千円ほどで食べ放題解出来るパンケーキカフェも散見されるし、各位ホテルブッフェでもパンケーキが定番化。かの不二家までもが食べ放題メニューとして取り入れる混戦の様相。 でも確かに朝食バイキングで食べる焼き立てパンケーキは、この上なく美味しく感じる。メープルとスプレッド、ジャムとカットフルーツで頂くのは勿論、スクランブルエッグ&べーコンを乗せて頬張るのが、出張先での最たる至福。 で、今回訪問したお店《コモディーノ3Dカフェ》でも、開店午前から昼下がりまでパンケーキ食べ放題を実施中。料金はジャスト千円(税込)! ワンドリンクつきで1時間制。毎日実施。受付は開店時間午前10時から午後2時まで。料金前払い制。 ローカルルールとして、パンケーキのオーダーは1度に3枚まで。フリーのシロップは[メープル]、[キャラメル]、[チョコレート]の3種。一度に全部オーダーも可。 別料金となるが、他の課金トッピングとして[小倉],[ソフトクリーム],[フルーツ],[カスタードクリーム]が各100円、[カタラーナ]が200円。 オーダーしたパンケーキにはデフォルトでホイップクリームが巻かれている。また、初回オーダー分だけ特別に苺とブルーベリートッピングが振舞われる。 お味としては、正直、可もなく不可もなく。 居酒屋チェーンで出されるような酷い冷凍品ではないが、有名専門店のように1日寝かせたオリジナル配合をその都度焼き立て……という丁寧な仕事でもない。 作り置きを提供前に加熱して、粉砂糖を振ってホイップを落とす……という至極ありきたりの仕上がり。 それでも苺とブルベリとホイップでボリューム万感のパンケーキに切り込みを入れ、シロップをくるっと回し、フォークでぶっ刺して、えいやっ!とパクつくのは、それなりに充足感あり。 ベリーフルーツのトッピングは初回のみだが、2回目以降はシロップを2種3種と増やしてつゆだくに。それなりにおかわりが進んでゆく。 絶品では無いが、千円(咲楽クーポン使用で800円)でこれだけ楽しめれば、昼食としてもブランチとしても、決して悪いモノではないだろう。 ただ、ひとつふたつ気になる点が。どうもこのお店、飲食店のプロ意識とか、カフェとしての自覚が欠如しているようなのだ。 せっかく出来たばかりの可愛いお店なのに、所狭しと張り出されるラミカや張り紙が、見苦しいくらい夥しくべたべた。さらにテーブル4基しか置けぬ狭隘な店内には、ラックやスタンドが壁沿いをごちゃごちゃと占拠。 ラックの中を覗くと、パウンドケーキやフィナンシェなどの焼き菓子の陳列はまだ分かるが、全く関連性のないリーフレットやおもちゃ、人形の物販……? 返却口手前まで占拠する雑貨ラックのごちゃつきに煩わしさを感じながらも、おぼつかぬ足取りで食器を返そうとすると、あらやだ、こんなところに置くべきでないはずの、クッキーとか入った厨房用仕込みタッパーが返却口に置きっぱなし。普通に邪魔で、使用済みトレーやグラスたちが溢れ返る要因に。 そういえば最初に前金払いするときも、従業員さんは“先にこちらでお支払いを〜”と言いながらレジカウンターに置きっぱなしにして占拠状態だった搬入ケースを慌ててどかし、支払いに応じていたことを思い起こした。 プロ意識無いなぁ、そういうバックヤード的物品をカフェの席やホール側に出しっぱなしにするなんて。 加えるに、セルフ返却のはずが、釘を刺すように “シロップの容器は返却しないで下さい、追加分になりますので” と店員さんから繰り返し諸注意が。どうも容器の数でその日のオーダー数をチェックしているようだ。 返却時にシロップ容器だけをテーブルに残し、トレーや食器は返却口に戻すこと自体は、全然苦にならない。でも、ヘンな話である。 端末や伝票で従業員側がチェックするのではなく、容器だけを返却させないようにしてソレを数えてるって?……いやいや、そっちで始めにツケとくべきでしょうに。 両手片手が塞がる飲食業なのに、厨房とホールの間に重たい非常口のような扉が立ち塞がっており、やりにくそうにノブを回してパンケーキを運んでくる、従業員の煩瑣な仕事ぶりも印象に残る。 どうにもこうにも、あちこちが素人っぽい。手探りのようなオドオドとしたもたつく接客も、プロや経験者の指導が入っていないことが、ありありと伺えた。 |
---|---|---|
雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [4] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [7] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [5] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [7] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [8] | 総合【★★−−−】お味や食べ放題以前に、カフェの楽しさや優雅さが欠けていた。 |
▲初回オーダー限定、苺とブルーベリー乗せパンケーキ。シロップはメープルを選択 | ▲パンケ2枚。席に置かれたとたん、ズルズル〜〜とホイップが滑り落ちちゃった。シロップはチョコ。 | ▲パンケ2枚とキャラメルシロップ |
……そこそこ楽しめたが、どうしてこんなに不自然でぎこちないんだろう?っていうお店。時間後半はこっちまで緊張して居づらくなった。 | ||
▲最後は3枚+シロップ全種。 |
■名古屋市営地下鉄本山駅@番出口から出て右折。徒歩7分。
【所在地】 | 愛知県名古屋市千種区末盛通3−15−1 BOX HOUSE1F コモディーノ3Dカフェ |
---|---|
【営業時間】 | |
【tel】 | |
【関連サイト】 | 公式サイト 食べログ |
【PR】 |
▲こちらも参考までに。対面ショーケース。バイキング品に非ず。 | ▲切り込みを入れたパンケーキにキャラメルシロップ投下中 |