緑区 徳重駅

ECO CAFE KUNIYOSHI

▲大地のテーブル&太陽のカフェFCが開発した、おなじみ豆乳ソフト・フルーツパフェバー。目新しさはないが、この店舗の特化として厨房プリンの存在と巨峰ソフトマシンの導入がある ▲この国道通りにはひな野とかお好み焼き本舗とか、なぜか食べ放題店が多いナゾのストリート。そのうちヴォーノイタリアとか出来そうな雰囲気
▲こちらソフトクリームマシン2機。左の豆乳ソフトは甘さ控えめで大豆のお味仄かでおいしかったが、右の巨峰ソフトは安っぽいお味で残念賞。 ▲店内はこんなん。これも太陽のカフェFCのプロデュースカラーがそのまんま受け継がれてる感じ。
― DATA ―
企画名パフェバー
メインメニューソフトクリーム・パフェバー
ケーキのサイズ【極小】〜【小】
お値段780円
制限時間なし
実施タイム営業時間内オールタイム
ドリンク飲み放題!
その他ルール全席禁煙
※ようつべに動画あるよ!⇒GO!
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[5] ●名古屋市市営地下鉄・桜通線の終着駅・徳重駅から徒歩10分ぐらいの立地に建つ《ECO CAFE KUNIYOSHI》は、一時期激安加盟料フランチャイズカフェとして中部地区で猛威を振るった《太陽のカフェ》FCからの独立組。
 同じような来歴を持つ店として《ベジタブルキッチンSHIMADA》とか《ラハルジャ》を思い起こせるが、どれもリピーターを永くつなぎとめきれず撤退。他にも半年や1年で消えた同FC店舗は数知れず。
 そんな中でもエコカフェクニヨシは生き残り組で、店内有機栽培ハウスのような独自の路線を打ち出しながらも、従来の低価格パフェバーも楽しめる同店は、平日お昼もよく賑わっている。
 しかもパフェバー料金は単品価格780円!とかなり抑えており、ドリンクバーも料金内にしっかり付けられ、とても寛ぎがいがある。主婦層中心だが男性客もちらほら。

 前もって公式サイトを拝見してみると、ECOなんか掲げる企業や商売なんかろくでもないのに、エコ路線を全面に押した上にフェミニンぶりを強調なさる指針に、こちとら鼻白みを禁じ得ない。
 来店前はこの篤志的ご体面を誇示する運営姿勢にとても気色の悪い印象を抱いていたのだが、入店するとそんなに鼻を突くことはなく、静かで清潔、明るく優しいムードののんびりカフェで、押しつけがましいイデオロギーもない、気軽に入店できるお店であった。

 さてパフェバー食べ放題の基本フォーマットはというと、780円時間制限なし、いつでも受付。お食事セットならパフェバー料金は580円となる。

 先ずドリンクバーは全体的にコーヒーマシンディスペンサーまかせ。
 但しアイスコーヒーもカフェラテもココアも楽しめるこのお店のコーヒーマシンは筆者お気に入りメーカーのヤツで、個人的には楽しめた。コクはないけどえぐみが無くて苦味がちょうどいいのだ。
 他のソフトドリンクはイチゴオーレ、ジンジャエール、コーラ、HI-C、カルピスウォーター、カルピスソーダ、グレープFJ、野菜J、ウーロン茶、アイスティー、その他Tパック13種。
 ソフトクリームマシンは豆乳ソフト1機、さらに巨峰ソフトバージョンがもう1機。
 ブッフェ用オープン冷蔵ケースの方はキウイ、パイナップル、メロン、オレンジ、グレープF、レッドグレープF、白玉小豆、フルーツヨーグルト、オレンジゼリー、抹茶ゼリー、イチゴゼリー、コーヒーゼリー、プリン、シートケーキ。
 その他トッピング類としてチョコレートソースやメープルシロップ、抹茶ソース、アーモンドスライス、コーンフレーク、ドライレーズン、などなど。

 以上のように、《太陽のカフェ》FCのパフェバー仕様と大体変わらないフォーマットのように思えるが、結構悪くないお味のプリンの存在が嬉しいのと、ゼリー各種の味の濃さとゼラチンの多さが、若干他店FC水準より上回っているように感じた。
 ともあれ、プリンの上に豆乳ソフトとレーズンと各種フルーツを添え、メープルシロップを落としてプリンパフェを仕上げてじっくり味わうとなかなかの満足度。ドリンクバーが別料金扱いでないのもかなり嬉しい。

 新しい発見はないものの、豆乳ソフトとカットフルーツの低価格パフェバーとして十分楽しめる1軒。

 ところでパフェバーを利用する度に思うのだが、毎回どうにか味わいバランスよくキレイに盛り付けようとするものの、自分の想像よりうまくいかず、歯がゆい思いをした経験はないだろうか。
 そういう時は「今回は抹茶和風」「次はトロピカル」と盛り付けのテーマをハッキリ決めてまら向かえば良いのだが、そうすると今度は希望に沿ったトッピング類が乏しいこともしばしば。
 お店側は是非コレに対応して欲しい。例えば季節が春ならトッピングは生苺、イチゴゼリー、苺ソース、フリーカット苺ムース、苺ソフトクリームを用意して“春のイチゴフェア!Let's苺づくしソフトパフェ♪”とか、盛り付け例の写真ポップを掲げるとか。
 和風抹茶フェアなら抹茶ソフト、甘露煮の栗、小豆、あんみつ、黒糖ゼリー、キューブカットの抹茶ケーキ等ソレ系ばかり揃えればいいし。
 こうすれば季節感も出せるし、写真のお手本があった方が消費者もうまく盛れて楽しいし、業務用安物シートケーキだろうとコレなら活きてくる。
 特に今回のお店の場合、せっかくの巨峰ソフトがうまく生かせていないようが気がした。“秋のぶどうパフェフェア!”としてブドウづくしで揃えたトッピングで遊べれば、みんなテンション盛り上がるのだが。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[9]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[9]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[7]
立地
(場所は便利かどうか)
[6]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[8]
総合【★★★−−】安価の甘いものドカ食いというより、大豆栄養&ビタミン補給でHP回復にいい感じ。

当日の収穫!

▲品名不詳のサンマルク(シートケーキの安物),プリン(カラメルもバニラビーンズも入っててOK) ▲豆乳ソフト+キウイ ▲巨峰ソフト(期待よりチープな味で残念)+グレープF+レッドグレープF
▲豆乳ソフト+オレンジゼリー+オレンジ ▲豆乳ソフト+小豆白玉+抹茶ゼリー+抹茶ソース ▲豆乳ソフト+イチゴゼリー+パイナップル+メロン
▲豆乳ソフト+コーヒーゼリー+レーズン ▲豆乳ソフト+コーンフレーク+チョコソース ▲豆乳ソフト+フルーツヨーグルト+アーモンドスライス
▲豆乳ソフト+小豆白玉+きな粉 ▲プリン+メープルシロップ(メープルとプリンの組み合わせはオススメ!かなり甘いけど) ▲プリン+メープルシロップ+豆乳ソフト+オレンジ+オレンジゼリー
▲豆乳ソフト+レーズン+キウイ+メロン+メープル+サンマルク ▲プリン+メープルシロップ+豆乳ソフト+キウイ ▲おみやげレタス。ドラゴンズ優勝記念無料配布。みかけは水菜みたいだけど味は美味しいレタスだった
……これでドリンクバー付き780円、時間無制限はありがたい。土日祝もやってるよ!

― みちあんない ―

■名古屋市営地下鉄[徳重駅]より徒歩15分。A番出口から出て右折、徳重交差点を左折。そのまま大通りをひたすら直進。途中《ひな野》《お好み焼き本舗》を通過する。

【所在地】〒458-0802
愛知県名古屋市緑区兵庫1−106
ECO CAFE KUNIYOSHI
【営業時間】午前10時〜午後7時半
【tel】052-848-8250
【関連サイト】お店の公式サイト 食べログ
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▲店舗入り口。隣には菜園が併設。それは別に全然えぇけど、いまどき公式で地球温暖化説を本気にしているのはどうかと。でも案外ご商売として割り切ってるのかも知れない ▲業務用シートケーキは、まぁ無いよりはまし。それより厨房プリンが嬉しい。でもグラスはもっと可愛いココットとかにした方がいいと思う

(取材日:2011年10月23日)