JR岐阜駅・名鉄新岐阜駅

メルサファッション館2F サロン・ド・テ・フルール

▲各ケーキ1ピースのお値段は\200〜\400。四百円もする割にうーむな味もあったが、食べ放題となれば気にしない気にしない。 ▲場所は岐阜メルサファッション館2階(グルメ館ではないのでご注意)。2Fの窓から同店の看板がみえている。
― DATA ―
企画名ケーキバイキング
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【中】【大】
お値段1,200円
制限時間1時間
実施タイム毎月第二、第四金,土,日 午前10時半〜午後5時 ※'04/9/26で終了
ドリンク2杯まで料金内/コーヒー紅茶HOTorICE
その他ルール食べ残し買い取りペナルティ有り/オーダー式,食器もその都度お取替え/同席の方もバイキング必須/セルフではないので時間差にご注意/写真撮影禁止(笑)
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[6] ●筆者は連絡もアポも許可も一切無しに色々バイキング店を巡っては、ありのままのリポートをアップし続けている。たまにあるのだが、“写真撮影禁止”“取材一切お断り”とかいう威張った店が襲撃ターゲットだった場合でも、当サイトには全く関係のないことで、そんなタイプの店の取材時には尚更燃えてきて腕も鳴って来ようというもの。だってそれぞれのお店を全て公平に審議してリポート・評価を下しているのに、1軒だけ特例で写真掲載は回避、なんて不公平はできやしないしね。『当店はマズくて高いですけど、特別にウチだけは安くて美味しかったって書いて下さい。それが規則ですから』と言われて了承できないのと同じ次元の問題。今回の《サロン・ド・テ・フルール》来店時にもケーキデジカメ撮影にあたって店側とちょいと軋轢が起こり、帰り際にも店頭の画像を収める際にオバハン従業員があからさまに鷹のような目でデジカメレンズをにらみつけ、こちらが終えるまで終始ガンツケを逸らそうとしなかったんだが(笑)。ま、そいつの行動も店側から当方へのメッセージと受け取ってそのガンツケ画像もそのまま掲載させてもらうし、ケーキ撮影もネット掲載も、背中に銃でも突きつけられない限りやめないよ。おっとっと、冒頭で尖って失礼失礼、そんなトラブルとは全く別に考えて、ケーキバイキングのお店としてはお値打ちな上独創的ケーキが揃っててなかなか面白いお店だった。週末岐阜駅近辺に用事ができたら覚えておいて損はない。

 さてこの岐阜メルサファッション館2階という立地を構える《フルール》。どんなお店かというと、百貨店にテナントする、ごくごく普通〜〜の喫茶室。ビーフカレーセットとかサンドイッチセットとかのメニューがあるし、客層は大抵2・3人組の主婦層・おばちゃん層が中心。仕事場の上司や旦那への不満ぶちまけ系世間話のクダ巻きながら煙草に火ィシュボッぶっはぁーみたいな、浪費にも退屈してそうなくたびれた人達。席は分煙されていないし、でも使い捨てじゃないちゃんとしたふきんのおしぼりが出るし。カフェというより本当に喫茶店という言葉が似合いそうなこんな店でケーキバイキングなんて結構珍しいな〜などと期待と不安が入り交じりながら各ケーキをオーダー。さてさてその結果は……!?
 ケーキの種類は20種程。しかも一般売りケーキがそのまんま給仕されるので、食べ応えは十分。味も外見もなかなかバラエティに富んでいて、ムースやショートやチーズ系は勿論、エクレアやプディングやパイカット、はたまたトンデモ系創作あり、と飽きるいとまは無い。
 一口頂いてアッと思ったのが[ミルフィーユ]。フランボワーズの風味を主体にしながら洋酒とミントの香りがのぼせる程むんむんに効かせてあって、いやーんクラクラきそう、でも負けないわ〜と思わずフォークとナイフがスピードアップ。これでパイ生地にサクサク感があれば思わぬ名品になったかも。
 突出してエキセントリックだったのが[スイートポテト]で、なで切りにしたやきいもの中身をくりぬいて、いもペーストをうにうにうにうに〜〜っと絞りこんで表面をバーナーでくぐらせたというもの。実は私は焼きいもが苦手でちょっと苦戦したのだが、外見がとても面白いので思わずオーダーしてしまった一品。
 [フラワー]もみやびな彩りが非常に目立つものの、味はごくごく普通の3層ムース。400円台ばかりで期待がつのったチーズ系はどれも意外なくらい平凡な味で残念。あと[和風ティラミス]なんだけど、これココアじゃなくてきな粉がたっっっぷりかけてあって、そりゃ面白いけどあまりおいしくないってのはどーよ。

 かように、美味しさという点ではぶっちゃけ大したことはないのだけれど、通常一般売りケーキをそのまま食べ放題品として挑んでくれてることと、個性・オリジナリティという点では一品ごとに『今度は何だ?』となかなか楽しませてくれるお店。お値段は消費税法改正後も値上げ無しのジャスト1,200円。しかも料金内ツードリンクというシステムも良い。私みたいなアイスコーヒー5・6杯の飲んべぇにとっては物足りないが、一般の方なら1時間制限の中で丁度良いのではなかろうか。因みにアイスコーヒーはやや薄めだが、味は良く美味しかった。接客はタコで従業員のバッサマはしまいにゃケンカ腰だったけど、金土日実施で便利だし、またいこっかな。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[6]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[5]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[3]
立地
(場所は便利かどうか)
[8]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[8]
総合【★★★−−】お値打ち料金で通常ケーキが食べ放題はやはり強み。確定的な実施日程も良い。

当日の収穫!

▲キャラメルバニラ,ニューヨークチーズケーキ ▲ミルフィーユ ▲スイートポテト
▲フルーツブランマンジェ ▲アップルパイ ▲フラワー
……合計9個完食。美味しさは水準値だが、一筋縄でいかぬ個性的な味と外見のケーキたちに刮目。
▲和風ティラミス,ベイクドチーズ

― みちあんない ―

■JR岐阜駅から徒歩10分。先ず中央北口から出発、[駅前東地下通路]を降りて、突き当たりで右折して地上に出る。その後[吉野町4]の交差点を左折、岐阜航空センターや[名鉄新岐阜駅]を右手側に確認しながら、しばらくの間ひたすら直進。メルサのグルメ館に先に到着するが、もう1本向こうのファッション館の2F。

【所在地】〒500-8879 岐阜県岐阜市徹明通一丁目15番地
岐阜メルサファッション館2F サロン・ド・テ・フルール
【営業時間】午前10時半〜夜7時半
【tel】058-266-3130
【関連サイト】岐阜メルサ公式サイト
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▲いくら撮影禁止通告を無視したからって終始ガンツケ視線を逸らそうとしなかったオバハン従業員。文句あんのかコラ。因みにもう1枚撮った店頭画像にも、同従業員のあからさま睨み付けSHOTが収められている。 ▲窓張りの店内は明るいが、カフェというより喫茶店という言葉が似合う内装と装飾で、対象客年齢層は高めの印象を受ける。現に土曜日午後でも店内は年配女性客が殆どであった。

(取材日:2004年4月10日)