▲こちらはケーキショップのフランボワーズ北方店。バイキングが執り行われてるのはすぐ南隣の喫茶店。だけど周りはホントおもいっきり住宅街。 | ▲てな訳で只今ケーキビュッフェ真っ最中。対面ショーケース内にはバイキング用ミニサイズスイーツがひしめきひしめき。迷ってるとすぐ後ろがつかえるゾ。 |
企画名 | ケーキビュッフェ |
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メインメニュー | ケーキ |
ケーキのサイズ | 【極小】〜【中】 |
お値段 | 1,500円 |
制限時間 | 1時間(入替制) |
実施タイム | ※永らく休止状態 |
ドリンク | 1杯のみ |
その他ルール | ビュッフェは当日店頭で受付、電話予約・前日予約不可/11時から5時まで1時間毎の完全入替制/ビュッフェ利用客は10分前に店頭集合/10分以上の遅刻はキャンセル扱い/全席禁煙 |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [9] | ●いやー大変だったでごじゃるよココのバイキングは。味は折り紙つきなんだけど、入替制第1陣の朝11時に着いても、全く入れないっ! 当日お店に直接かけつけてウェイティングボードに名前と番号を記入する店頭予約・完全入れ替え制なのだけど、朝11時の部どころか、第2陣のお昼12時の部が、もう満席!だってばよ。 猛暑の中、穂積駅から歩いてきてライフが0に近かった筆者は引き返すこともできず、とりあえず1時の部を予約して、外のウッドデッキの椅子で死体のように伸び切っていた。そのまま2時間ほど(泣)。 しかしそんな苦労は吹っ飛ぶほど美味しいケーキバイキングだった。お品書きは、普段こちらのお店がショップ売りしている品々のハーフサイズやミニサイズ版。お店側もバイキングに備えて磐石体制なので理不尽な品切れはなし。 大半は対面ショーケースでのオーダー式なのだが、小さいながらブッフェボードも登場。こちらはキッシュやオープンサンド、マフィン、クッキーなどお口直し系の取り揃え。 筆者の度肝を抜いたのが[苺の生クリーム]。いわゆるショートケーキなんだけど、新鮮な生クリームのボリューム感が生半可ではない。甘さも濃さも重厚で、あまりの抱擁力にこっちが飲み込まれるような陶酔感が。苺粒も大きいしスポンジもソフトリィなんだけど、それより何よりもとにかく生クリの圧倒ぶりには筆舌が尽くされるばかり。 因みに、本来ショートニングの意味合いだった“ショートケーキ”の日本固有名称を使うのを嫌がるパティシエさんが時々いるけど、ココもソレ系でこだわってる人みたい。ショートケーキの名称の品は一切出てこない。 次の脅威は[ブルーベリーのタルト]&[苺のタルト]。でか粒フルーツで表面がボッコボコの盛り盛りタルトの食べ放題ほどシアワセな事は無いが、それがココでも叶えられるとは。ほとんど螺髪状態(らほつ…大仏さんのアタマ)のブルーベリーの大きな粒も嬉しいけど、新鮮デカ粒ゆえ、ブルベリの酸味が出過ぎた感。 果物の酸味をカスクリと生クリの抱擁的な甘さで愛らしく調和していたのが苺タルトの方。弾ける果汁の鮮やかさはスバラシスの一言。タルト本体もほっくり、洋酒かぐわしくておいしいぞ! [パリの朝市]は日本語で言うシュークリーム(やはり日本固有名の否定にこだわってるらしい)。これ、パイシューとして中部地区最強じゃね?水準のシューよりかなりデカイんだけど、この大きさにして空洞が存在せず、全部パイ・全部カスタードでぎっちり、ざくざく。生クリームゾーンの無い特濃カスタードは濃すぎて筆者好みではないが、スゴいシュークリームだということは恐れ入るほどよーく分かった。 もうひとつ注目は[シフォンケーキ]。若干のココア配合でマーブル模様に焼かれているのだが、フォーク入れてすぐふわっと元に戻る羽毛布団状態(よそ様では最近じゅわっという感触のニセモノシフォンが増えている)。もちろん生クリームが良質。 [フルーツカクテル]もタダモノではない。オレンジ,グレープフルーツ,ピンクグレープの柑橘系のおいしいトコだけ丁寧に採って、さらにベリーも加えてジュレと絡めて注ぎ込んだ鮮烈スイーツ。酸っぱさが全然つらくないのが不思議。 [焼きチーズ]はチーズ味が香ばしいというか強すぎておかわり不可能な濃厚さ。中央のクリーミィさに酔いつぶれそう。全く甘くない[白い生チーズ]もカマンベール全開120%みたいなお味。後半取ると苦戦しそう。 [プチモンブラン]は、モンブランというか、値段の張る栗の和菓子の銘菓を頂いた印象。どっちゃり下品な真っ黄っ黄モンブランが好きな方はハズすかも。 [抹茶ティラミス]は、なんと言っても抹茶味のクリームチーズがスゴイ…はずなんだけど、大皿からほんのちょびとしか分けてもらえなくて不満。種類が多い上、時間的に2巡目が難しいので、次回があるなら3ピース分お願いしなくちゃ。 加えるに、アイスコーヒーが想定外なくらい抜群においしかった。酸味をほとんど殺して澄み切った苦味だけがクリアに抽出されてて、誠に清廉。 難癖つけるとするなら、「ソフトクリームいかがですか〜」とサーヴしに来てくれるのはいいけど、このプレーンのグラスソフトクリームが、ココの平均水準レベルとしては不釣り合いなくらい普通。果物とかも入ってないしね。ソフクリだけは手を出さなくていいかな。 んで問題は、完全に地元密着型ケーキショップのバイキングのため、他県からよそものが挑むにはなかなか大変ということ。もし3時4時に到着しても、ビュッフェの席があるかどうか。 朝1番に来ても2時間は入れない!と言う体たらくだったから、予定立てて1日中スケジュール開けておく必要がありそう。 名古屋市内にもフランボワーズハナレに負けないレベルのショップ系のケーキバイキングはあるけど、わざわざ岐阜の本巣に赴いて食べてきても損はなく、1,500円も決して高くは無い、リピーターの支持者で大混雑も納得の、常連さん向けケーキ食べ放題であった。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [5] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [5] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [6] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [6] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [8] | 総合【★★★★−】1時間があっという間!飽きの来ない個性派が粒ぞろいで、とても楽しかった。 |
▲メロンゼリー(本当にメロンのお味),マンゴープリン(ブラマンジェ層もあっておいしい),白い生チーズ | ▲抹茶のムース(全然くどくなく、黒豆と栗とジュレのアレンジもいい),ブルーベリーのタルト,抹茶ティラミス | ▲ソフトクリーム |
▲フルーツカクテル,パリの朝市,苺の生クリーム | ▲みるくぷりん(プリンというより特農カスタード。底のカラメルが優しい),苺のタルト,杏仁豆腐(意外とふるわなかった) | ▲焼きチーズ,プチモンブラン,紅茶のブランデーのムース(味は強いけどあまりトキメかなかった) |
……物静かな午前中の住宅街に、満席ぎゅうぎゅうで賑わうケーキイベント君臨!って感じだった。 | ||
▲シフォンケーキ,バナナロール(げげ!残り5分!?まだ口直しコーナー取ってない!ダッシュだ!) | ▲カナッペ,リーフパイ(やれやれ間に合った。カナッペはポテトサラダのオープンサンド) |
■JR穂積駅より徒歩20分。駅北側の出口から左折、線路沿いに少し歩いて[別府北交差点]で右折。あとはず〜〜〜っと直進。昭和食堂とか、シャトレーゼとか、川に架かる[なえだ橋]、バス停[穂積中学校前]、パチンコ店スタヂアム、ピアゴ(旧イトーヨーカドー)、すべてやり過ごしひたすら直進。そして餃子の王将が見えたらその角で右折。左カーブにそって進み続けてそこから1分、右手側。
【所在地】 | 〒501-0456 岐阜県本巣郡北方町高屋条里2−20 フランボワーズ カフェhanare |
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【営業時間】 | 午後12時〜午後7時(ビュッフェ当日は午前11時〜午後6時) |
【tel】 | 0583-23-0233 |
【関連サイト】 | お店の公式サイト |
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▲結構手狭なカフェで行われる入れ替え性のバイキングは客側もかなり緊張。隙を見て無人の時に撮った画像だけど、当日は熱気と活気に満ち溢れていた。 | ▲実はほとんど食べれなかったブッフェボードコーナー。こちらはお口直し系が中心。マフィン食べたかった…… |