愛知県豊橋市/豊橋鉄道東田坂上駅

izumoden豊橋

▲かの出雲殿でスイーツバイキング!敷地内では当日イベントが盛りだくさん。チャペルを眺望するこんなテラスもあり、屋台フードをここで平らげる人もいてすっかりお祭り気分 ▲宴会場をフルに使って執り行われた食べ放題。ありがちな品もあったが、千円という値段を考えれば十分健闘してるラインナップ
▲ヴェリーヌ系では果物ゼリーもいいがお奨めはパンナコッタと杏仁豆腐。初陣の胃袋ならしに最適 ▲筆者は遠慮したが、当日はウェイトレスさんが常駐するかき氷コーナーが人気。セルフで果物やアイスを盛り付ければフラッペアレンジも可能
▲勿論ドリンクバーもあって真夏の喉を潤せたがものの、珈琲紅茶はHotのみ。アイスを嗜むには自分で氷を投入して強引に仕立てなければならなかった ▲筆者の席とは反対側のへりにあって最初気付かなかった大型スクエアフルーツショート!崩壊後のショットしか撮れなくて無念。但しお味は満足

― DATA ―
企画名夏祭りスイーツバイキング
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【極小】〜【小】
お値段事前予約者1,000円/当日1,500円(税サ込)
制限時間1時間
実施タイム毎年夏恒例1日限定開催/午前11時〜午後12時、午後2時〜3時
ドリンク飲み放題!
その他ルール当日予約制と前日予約制の2部編成/全席禁煙
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[7] ●毎年夏恒例となった《izumoden豊橋》の格安千円スイーツバイキング
 特に今年は“出雲殿開業50周年記念夏祭り”なる一大イベントの一環としての催しで、オルガンコンサートやら抽選会やら屋台やら、家族連れで大賑わいなお祭り気分の中でのバイキングとなっていた。

 早めに到着した筆者は、空き時間を利用して無料抽選会へ。
 そこでミネラルウォーターを2本引き当て(つまりハズレ)、お水を飲みながら4Fのバイキング会場へ。

 宴会場を丸々使った、出雲殿ならではの解放感のあるケーキ食べ放題が始まった。
 ここイイですか?ドーゾドーゾ♪……と、筆者の着席した円卓では他の家族連れさんも同席。観光地や遊園地のようなファミリアな空気を楽しむことに。

 尚当日は午前の部・午後の部の2部制で、11時開始の午前の部は当日受付100名限定1,500円、2時開始午後の部は事前予約者のみ千円で入場。筆者は一か月前から午後の部を予約しておいた。

 午前の部は朝9時半から申し込みを受け付けているが、毎回30分程で全席が埋まってしまうとのこと。


― 食べ放題商品 Line Up ―

【仕入品デザート】
 タルトレット2種、ロールケーキ3種、フリーカットシート9種、ラウンドホール3種。
 いわるゆる業務用シートやホールの定番提供。全体的に後半の品切れが目立ったバイキングなのだが、これら業務用の面々だけは最後まで補充が安泰の一群。
 料金を考えればこちらをつまんでみるのも悪くなさそう。のんびり頂こう。

【Cファウンテン/カットフルーツ】
 子供達に人気だったチョコレートファウンテンコーナー。
 チョコレートシロップが循環する小型のファウンテン機1台と、オレンジ、パイナップル、グレープフルーツ赤と白、キウイ、バナナ。
 カットフルーツはフォンデュよりもアイスやかき氷とのつけあわせを楽しむのが吉。

【アイスクリーム】
 バニラ、苺、チョコレートの3種。
 セルフではなくウェイトレスさんが常駐。ディッシャーサーヴして下さる施し有り。
 お味はバイキングとしては標準以上。ただ補充が少し遅れ気味だったのが残念。

【かき氷】
 マシン1台が用意され、アイスと同じく常駐従業員さんが対応。イチゴ、メロン、レモン、ブルーハワイの4種シロップが利用可。
 シンプルな品だったがアイスクリームとカットフルーツでアレンジメントが楽しめそう。

【オリジナルデセール】
 大型スクエアショートケーキを代表に、クレームブリュレ3種、ヴェリーヌ4種、大皿ティラミス、大皿ヨーグルトムース、の10種。
 バイキング上級者は前述の業務用仕入品とオリジナル品を瞬時に選別、こちら自家製デザート達を速やかに確保。
 普段千円では絶対ありつけないような贅沢な品々を、ここは存分に堪能して貰いたい。

【和菓子】
 抹茶大福と、わらびもち。
 僅か2品ながらお味は悪くない。アイスとの付け合せアレンジにもどうぞ。

【ライトミール】
 クロワッサンサンド2種とキッシュの、計3品。
 お味に関しては不明。あっという間に品切れてしまい、残念ながらありつけなかった。

【ドリンクバー】
 Hotコーヒー、Hot紅茶、オレンジJ、グレープフルーツJ、烏龍茶。
 時節柄欲しいはずのアイスコーヒーとアイスティーは無し。
 コーヒーと氷の補充が遅れがちで、立ち往生する来館者がちらほら。

― 今回はコレが美味しかった! ―

 大きなプラッターで登場する巨大スクエア型フルーツショートが目玉。
 キウイ、赤白グレープフルーツ、オレンジといった果物によって賑やかに彩られ、見た目もインパクト絶大。生クリームが濃くてお味もちゃんと美味しかった。

 プレーン、チョコ、抹茶の3種が揃った[クレームブリュレ]も真心のこもった逸品。
 抹茶ブリュレの底にまぶしてある抹茶パウダーが粋。チョコブリュレもまろやかだった。

 大皿[ティラミス]は早期の品切れを恐れて大急ぎで盛ったが、案の定食べれたのはそれきり。クリームチーズ、ココアパウダー、エスプレッソスポンジ……と要所を抑えた佳作として楽しめた。

 ヴェリーヌ類はゼリーも悪くないが、やはり[桃パンナコッタ][杏仁豆腐]が逸品。アイスやカットフルーツの付け合せでグレードアップを図り、より贅沢を堪能した。



 広々とした宴会ホールの円卓で久々に楽しめたファミリー型タイプのスイーツバイキング。
 夏休み真っ只中だけあって来客は家族連れが殆ど。賑々しい会場だったがコレはコレで和めるひと時。

 今回ライトミール・フィンガーフード類の確保に失敗。
 山盛り取りをしでかした家族連れ客のテーブルの上で食べ残されたサンドイッチを横目に臍を噛んだが、しかし元々出雲殿側としては彼らこそ大事な客層。
 収益につながらぬバイキングマニアはいわゆるチェリーピッカーも同然で、本来ならば招かざる来客。入れてもらえただけでも感謝したい。


 ところでこれまで同出雲殿はスイーツバイキングを年に1回、夏だけの運営だったが、今年は秋にも開催決定。
 100名限定で1,500円“秋の味覚スイーツバイキング”
を実施する運び。食指が動いた方はお早めのご予約を。

雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[6]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[6]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[7]
立地
(場所は便利かどうか)
[6]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[8]
総合【★★★−−】千円でウェディングケーキのようなショートにありつける豪放さは天晴。

当日の収穫!

▲グレープフルーツゼリー,オレンジゼリー,チョコレートブリュレ ▲抹茶ブリュレ,クレームブリュレ ▲フルーツショートケーキ,ティラミス
▲ロールケーキ2種,桃のパンナコッタ ▲抹茶大福,わらびもち ▲カットフルーツ各種
▲オレンジシャーベット+カットフルーツ,杏仁豆腐,チョコパイ ▲抹茶ブリュレ,桃パンナ ▲苺アイスにパイとヨーグルトをあえて
▲お気に入りを時間間際に駆け込みセレクト

― みちあんない ―

■豊橋鉄道路面電車[東田坂上]駅から北東へ徒歩10分。またはJR[豊橋]駅より徒歩35分ほど。

【所在地】〒440-0016
愛知県豊橋市牛川町郷道5−1
izumoden豊橋
【営業時間】月水木午前10時〜午後7時/金午前10時〜午後8時
土日祝午前9時〜午後8時/火曜定休
【tel】0532-62−3111
【関連サイト】公式サイト
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▲意外と美味しかった和菓子コーナー。わらび餅も大福もバイキングにしては上等で、思わずおかわりに手が伸びた ▲手前のパイ類よりも、問題はむこう側のクロワッサンサンド。凄い速さで無くなって補充が二度と無いという、超争奪品。次回はコレを先に盛らないとね
▲久々に楽しめた式場・宴会場型スイーツビュッフェ。来客はほぼ全組家族連れ。コレはコレで和む食べ放題イベントだ ▲こちらも争奪激しいオリジナルティラミス。ありつけなかった気の毒な方が必死に底をかき集めて皿に盛っていた。会場側は補充をもう少し頑張って頂きたい
▲出雲殿自家製スイーツがすぐに払底して、後半残るはスイーツバイキング定番の業務用仕入品が累々。OKOK、のんびりつまみましょ ▲チョコファウンテンはパリッとしないシロップチョコではあったが、子連れには喜ばれたようで、行列が出来るほどの人気。筆者はカットフルーツの豊潤さに悦。

(取材日:2016年8月6日)