▲モールのレストランフロアでお馴染みの柿安三尺三寸箸が低廉ティータイムデザートバー開放…ということで勇んで参上。いまどき千円を切る超お値打ち価格 | ▲場所はあすなる金山3F。実は2Fにサルバトーレクオモがあるのだが、こちら柿安の客層は年齢層が高く、主婦層やリーマン客が目立っていた |
▲店内内観。照明を適度に抑え、洋装なのに和を強く感じる雅びた内観。イオンやコンビニのイートインじゃこの雰囲気は味わえない | ▲参考までに、柿安メインのブッフェボードもパチリ。華やかなサラダ、特製ハンバーグ、大根の旨煮…等々、流石のラインナップ。3時を回っても補充が途切れることがない |
企画名 | 秋のスイーツビュッフェプラン |
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メインメニュー | デザートバー |
ケーキのサイズ | 【極小】〜【小】 |
お値段 | 842円(税サ込) |
制限時間 | 80分/タイムアウト時にお声かけあり |
実施タイム | 指定期間平日午後2時半〜5時/最終入場は午後4時まで |
ドリンク | 飲み放題! |
その他ルール | 全席禁煙 ※ようつべに動画あるよ!⇒GO! |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [5] | ●かの和食ビュッフェレストラン《柿安三尺三寸箸アスナル金山店》で、“秋のスイーツビュッフェプラン”と銘打った低価格842円デザートバイキングが期間限定開催。 バイキングレストランにおいて平日アイドルタイム時間内のデザートバー解放はそれ程珍しくないが、筆者が三尺三寸箸でありつけるのは初めて。 また、柿安系列でのスイーツビュッフェ開催は例外的に都内玉川店一店舗のみで、名古屋市内での実施は希少だ。 供されていたデザートの中にはお値段相応と言えるものが多々見られたものの、常日頃ショッピングモール内で見かけては垂涎する柿安の和菓子にたらふくありつけるかも知れない……と淡く抱いた期待は裏切られていない。 スイーツビュッフェのフォーマットは、2016年9月の平日、午後2時半〜午後5時、842円、80分制。ドリンクバー付き。最終入場は午後4時。 デザートバーのスイーツ、和菓子、ソフトリームが食べ放題となるが、当然通常のお料理は何があっても別料金となる。 尚、オーダーするとテーブルに、通常利用客と区別し易いよう目印として、 [午後のティータイムに♪スイーツビュッフェプラン] ……と書かれたポップスタンドが掲げられる。 ― 食べ放題商品 Line Up ―【和装デザート】柿安の自家薬籠、自社製和菓子たちがデザートバーの前面を飾る。 わらびもち、抹茶白玉練乳ラテ、瀬戸内レモンあんの水羊羹、どらやき……の4種。 口福堂名物フルーツ大福やみたらし団子の登場は残念ながら見られなかった。 【ケーキ】 千円台後半のビュッフェレストランのデザートバーとしては標準的な品々が揃う。 ティラミス、ショコラケーキ、ロイヤルミルクティーケーキ、パンプキンクレームブリュレ、りんごヨーグルトプリン……の5種。 玉川店名物のセルフ焼き立てワッフルは設置が一切無いので悪しからず。 【水物デザート】 チアシード入りフルーツポンチ、巨峰が入ったベリーベリーポンチ、カスピ海ヨーグルト……の3種。 マチェドニア系では若干缶詰ポンチの援用があるものの、豊富な生フルーツが控えめな甘さで楽しめる。 【チョコレートフォンデュ】 もはや倦厭気味の滝型ファウンテンマシンではなく、湯煎したボウルでのチョコレートをフォンデュ。具材はマシュマロ、缶詰シロップみかん、ドーナツ。 チョコシロップではなくちゃんとしたカカオバターチョコレートを用いており、冷えるとパリッとして美味しい。 【ソフトクリームコーナー】 ソフトクリームマシンが1台常設。お味はプレーン1種だけだが、たもとにはキウイソース、イチゴソース、フレーク、カラースプレー…の4種トッピングが用意。 【ドリンクバー】 普段ランチやディナーでは別料金のドリンクバーだが、この度のスイーツビュッフェでは料金内。有り難い。 炭酸ディスペンサー1機(烏龍茶,カルピス,野菜Jも含む)、コーヒーマシン1機、紅茶Tパック8種、そしてピッチャー汲み置きによるアイスコーヒー。 個人的に進言すると、Ice珈琲を飲む場合はピッチャーの品を注ぐより氷を盛ったグラスからコーヒーマシンで淹れた方をおすすめ。 ― 今回はコレが美味しかった! ―楽しみにしていた[どら焼き]が期待通りラインナップに御目文字していて感無量。季節柄な栗クリームどらではなかったが、酸味が爽やかに効いたヨーグルトクリームあんを楽しむことが出来た。前述のように苺大福・ピオーネ大福がなかったのが口惜しいが、この柿安どら焼と[わらび餅]、[瀬戸内レモンあんの水羊羹]を、低価格で好きに頬張れただけでも幸せに感じた。 [りんごのヨーグルトプリン]については出来合いの味がするカスタードに品格の無さは拭えないものの、混ぜこぜたりんごゼリーと細切れ生林檎が面白い食感を呼び込んでおり、意外な健闘品となった。 ヨーグルト仕上げの後味も爽やかで、思わずおかわりの手が伸びた。悪くない! [パンプキンクレームブリュレ]も土台的にはりんごプリンと同じカスタードが用いられているが、表面のキャラメリゼによるブリュレらしい食感が味わえる。 [ティラミス]はエスプレッソの代用としてコーヒーゼリーを用いているが、ちゃんとクリームチーズとココアでティラミスらしいお味になっていた。チョコフォンデュやソフトクリームでボリュームアップを図ろう。 しかしそのソフトクリームマシンで味わえるソフトのクオリティが、標準的ネットカフェで頂けるモノと同等程度だったのが口惜しい。 この辺りをもう少し奮発して下されば、果物が豊富な[巨峰が入ったベリーベリーポンチ]や創作性のある[抹茶白玉練乳ラテ]、[カスピ海ヨーグルト]、黒蜜がけわらび餅……等々がパフェトッピングとして大いに生きたはずだ。 低廉でパッと飛び込める、こんなお手頃なティータイムデザートバーが丁度欲しかった!……と膝を打つ低価格が嬉しい一件。 イオンやコンビニの雑然なイートインなんかより、とにかくブッフェの席で安穏と落ち着ける贅沢こそ、何より嬉しいお膳立てと言えるのではなかろうか。 この料金からしてハードルを下げて頂ければ、お味に厳しい諸賢でもヴァリューを分かってもらえるはずだ。 デザートバー842円コースの利用者は自分以外居ないかと思いきゃ、あちらにもこちらにも。 買い物帰りのご婦人に。スイーツ男子お一人様に。わいわい話し込む学生グループ…等々。 午後の時間帯に何組も目立っており、結構需要があることも実感。 そう言えば不二家バイキングで最初の3個で潰れて苦しそうにツイートしてる学生さんとかよくいるけれど、品々が食べやすくても重たくない、こんなデザートビュッフェの贅沢が気軽に楽しめるこのクラスのスイーツ食べ放題こそ、初心者や一般人にとって一番適しているのかも知れない。 一旦9月いっぱいでこの低価格ビュッフェプランは打ち切られたが、従業員さん曰く、 “また開催の場合は店頭ポップなどで告知を出しますよ” ……とのこと。乞うご期待。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [8] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [7] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [9] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [10] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [8] | 総合【★★★−−】スイーツのお味は卑近だが、低廉でブッフェできる事へのヴァリューが高い。 |
▲ソフトクリーム+わらびもち+黒蜜(ソフトがもっと美味しければこういうの最高に楽しいのに) | ▲巨峰が入ったベリーベリーポンチ(アロエや生果物が嬉しい) | ▲パンプキンクレームブリュレ,ティラミス,わらびもち+黒蜜 |
▲抹茶白玉練乳ラテ+ソフト | ▲瀬戸内レモンあんの水羊羹,どらやき,ショコラケーキ | ▲チアシード入りフルーツポンチ,りんごゼリー入りヨーグルトプリン |
▲カスピ海ヨーグルトにチョコフォンデュした具材全部 | ▲どらやき,ブリュレ,ティラミス | ▲抹茶豆乳ラテ,りんごプリン |
▲かぼちゃのケーキ,レモン羊羹 | ▲ショコラケーキ,どらやき,ティラミス |
■金山総合駅前直結、アスナル金山3F。
【所在地】 | 〒460-0022 愛知県名古屋市中区金山1−17−1 アスナル金山3F 柿安三尺三寸箸アスナル金山店 |
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【営業時間】 | 午前11時〜午後10時 |
【tel】 | 052-339-2155 |
【関連サイト】 | 公式サイト ホットペッパー 食べログ アスナル金山 |
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▲こちらカスピ海ヨーグルトにトッピングフルーツソース、そして隣にはチョコレートフォンデュも。相性の良いソフトクリームと掛け合わせると相乗効果抜群 | ▲ランチやディナーでは別料金扱いのドリンクバーは、スイーツビュッフェプランでは料金内。ちょっと没個性化してるけど有り難く頂こう |
▲アスナル金山敷地内の告知版。ちゃんとスイーツビュッフェプランのポスターまで作ってくれていた | ▲税抜780円という低価格でわらび餅や抹茶白玉ラテがたらふく頂けたスイーツビュッフェプラン。ワッフルかクレープ導入して是非またやってください |