▲バイキングスタートと同時にルールボードとケーキ食べ放題許可証ラミカ、そして取り皿がテーブルに供される。細かなローカルルールはあるが、総じて常識的なことばかり | ▲ルックは日永カヨーの駐車場敷地内に有り。他にもミスタードーナツやら何やら飲食施設が同駐車場に点在。かつてのショッピングセンターでこういう造りは珍しくなかった |
▲席数はなんと150席。部屋も3つに分かれており、最奥の部屋はほとんど無人なのではなかろうか | ▲ハーブスやイタトマまではいかないが、ポーションケーキ1個のサイズがなかなか大きいでござる。ケーキバイキング初心者は1コずつの確保に留めた方が身のためざんすよ |
企画名 | ケーキ&スウィーツオーダーバイキング |
---|---|
メインメニュー | ケーキ |
ケーキのサイズ | 【中】〜【大】 |
お値段 | 1,280円 |
制限時間 | 90分 |
実施タイム | ※2011年5月18日〜6月3日、水,木,金限定/午後3時〜5時/※不定期シーズン開催 |
ドリンク | 飲み放題! |
その他ルール | 分煙有り |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [6] | ●場所は三重県四日市。イオン系ショッピングモール施設内にテナントするケーキカフェで、400円はするショップ売りケーキが期間限定で食べ放題!ということで、掲示板で情報頂いた時から是非とも逃したくないと思ったケーキバイキング。 ワンマン電車・無人駅路線の割に乗車率のあるローカル近鉄電車に揺られながらも、やってきたのは日永カヨー。 '90年代ジャスコの雰囲気を色濃く残したモールで、フードコートもレストランも他店イオンのように画一化されておらず、それでいて寂れてなくて活力があり、古めかしい個性的な喫茶店も活き活きと営業を続けている。全館まわって見ただけでも面白かった。 ゲームコーナーには屋内にもかかわらず本格規模のメリーゴーランドがあったりなんかして、ゲーセンバブル'93年オープンを如実に物語るような設備だった。 で、目的のカフェ《ルックスウィートファクトリー》はこの日永カヨーの建物内というより、駐車場敷地内に位置(かつてのダイヤモンドシティみたいね)。 入店してすぐ目の前に煌びやかなケーキのショーケースがあるし、店内の雰囲気は温かで明るい雰囲気。席数もかなり多く、なぜか3部屋に分かれている。 ケーキバイキングの実施フォーマットは、2011年5月中旬から6月初頭にかけての水,木,金の限定実施。1,280円、90分、ドリンクバー付き。 ショップ売りのポーションケーキがそのまんま食べ放題できる他、ソフトクリームやスイーツピザもオーダーで食べ放題対象となる。 ローカルルールがちょっと変わっており、スタート時にケーキバイキング許可証ラミカが渡されるので、これを持ってケーキのショーケース前へ。そこで大抵従業員さんがおられるので、その場でオーダーしてお皿に乗っけてもらう。オーダー1回につき4個まで。尚、テーブルに取り皿が1枚配されるけど、コレは別に携えていかなくてもよい。 また、ピザとソフクリはテーブルの呼び鈴コールでオーダーする。 ピザなどはまたの機会に頂くとして、今回ショップ売りケーキのみ集中探究。 ルックのオリジナルスイーツを計11品頂いてみたけれど、ポーション1コの大きさはなかなか重量があって迫力アリ。 そういったウェイトは非常に結構なのだけど、お味の方は全般的に共通して、ちょっとクセがある。 何か、よそ様と比べて薄力粉の量多過ぎない?そんなことないか。いやいや? 生クリもカスクリもジェノワーズもタルト生地も、どれも味付けは濃くもなければ薄くもない、本当に普通水準なんだけど、一口ごとにむせるような口どけの手ごわさがあり、のどが渇く進行が早い。 特に[マダムの焼きチーズケーキ]は、ドリンクなしではとても食べれなかった。 タルト類はどれも重量感があるけど、味は可もなく不可もなく。 ただ、型枠と底をしっかり支えるクッキー生地がカリッとしておいしい。それが一番印象に残る。 そんな中、一番美味しかったのは[ルックのシュークリーム]。断面写真撮ろうとしてフォーク入れたら『むにぅ〜〜』と穴から中身がハミ出てチューブからし状態に。断面図するのはあきらめてカブリ付いたら、ぶばっ!と顔面にクリーム炸裂。いやん。 お顔をふきふきしながら味わってみると、フィリングはカスタードと生クリームのミックスといった感じ。この中身もおいしいけど、皮のクッキー生地の食感が素晴らしい!前述の顔射事件はこんがり焼き上がったカリカリの固さならではの現象だったのだ。 もうひとつ、[プリン]が相当おいしかった。プリン本体の味が濃いというより、ずしっと緊密、重くて固い。やや薄めの生クリームも悪くない配分。他店における名品プリンは玉子とカラメルの濃厚さを極め尽くすのだけれど、ココのは食感でまさってるような感じ。 他に良かったのは、バターっけたっぷりの4層クレープと豊富な果物で期待通りの満足を得られた[フルーツのミルクレープ]。ヨーグルトクリームぽいお味がしたのは気のせいかしら。 ショーケースのスイーツは約15種類+α(補充入れ替え有り)。本当に普通水準で突出感はないものの、全体ではハズレが無く、迫力のある見栄えと華やかさは楽しい。 ただ、使用果物がしおしおの冷凍ブルーベリーだったり、缶詰フルーツが多かったりしたのは、若干気になった。 ドリンクバーもチェキしておくと、ポット汲み置きIce部門がアイスコーヒー、アイスティー、オレンジJ、アップルJ、ブルーベリーカシスJ。さらに炭酸ジュースディスペンサー機あり。 Hot部門は紅茶Tパック各種、Hot専用コーヒーマシン、そして珍しいスープディスペンサーもあった。飲まなかったが。 尚、同店はランチにはパスタやオムライス・ワンディッシュオーダー制のバイキングをやってるし、朝には680円のモーニングバイキングも運営。 元々食べ放題寄りでリーズナブルなお店なので、地元名古屋に出店があったら足を運んでみたいが、どうやらルックは三重限定チェーンのもよう。 |
---|---|---|
雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [9] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [7] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [7] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [7] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [8] | 総合【★★★−−】何はともあれボリューム感は迫力。1,280円はお得! |
▲レアチーズブラン(レアチの味としては物足りない) | ▲フルーツのミルクレープ | ▲ルビー☆ルビー(クランベリーがやかましかった。スイパラのあのケーキみたい) | |
▲フレッシュ苺とチョコレートのタルト(ガナッシュたっぷり、チョコスポンジもいい。チョコクッキー生地もグー) | ▲ころころ栗のモンブラン(マロンクリームは平凡だが、これもクッキーがカリッとしてて良い) | ▲マダムの焼きチーズケーキ | |
▲苺のふわふわショートケーキ(どう考えてもチョコチップが邪魔。なぜ乗せるの) | ▲オレンジゼリー(ゼリーは及第点でなかなか楽しめる),ルックのシュークリーム | ▲フルーツのゼリー,プリン | |
……正直、お味に傑出する面はないものの、贅沢なボリューム感で納得させられる。 | |||
▲おまけ。ルックのイメージキャラ?カトラリ三兄弟が可愛かったので思わず掲載 |
■近鉄内部線[南日永]駅から徒歩5分。駅から出て右折、しばらく直進すると小学校が見えてくるので、そこを回り込むように進む。やがて突き当り(右手に踏み切り、小学校の角)を左折、しばらく直進。とても細々とした路地が続くが、大体直進してゆく方向で進めば、日永カヨーに到着。カヨーの駐車場敷地内に位置。
【所在地】 | 〒510-0000 三重県四日市市日永4丁目2番41号 ルックスィートファクトリー |
---|---|
【営業時間】 | 午前7時〜深夜2時 |
【tel】 | 午前9時半〜午後10時 |
【関連サイト】 | お店の公式サイト 日永カヨー公式サイト 食べログ |
【PR】 |
▲ヘヴィーなケーキが多いので、冷涼なゼリーは後半にありがたい。ところで手前のクッキーシュー、美味しかった | ▲こちらIceドリンクバー。ディスペンサー機が並ぶ一角とは別コーナーにあるので、最初存在に気付かなかった |