愛知県豊明市/名鉄豊明駅

マリーヌ洋菓子店

▲毛筆体による値札が力強い対面ショーケース。バイキング対象のケーキのしなかずはなんと50種近く!サイズもハンパ無し ▲駐車スペースもバッチリなマリーヌ洋菓子店。豊明の人気ランキングでも評判はかなり高いもよう。当日もよく込んでいた
▲イートインスペースには常にお客さん途切れなくてなかなか撮れなかったので、店内写真は焼き菓子コーナーのショットでご容赦を。清潔感のある明るい店内にはほっこり。 ▲数があるのでバイキングオーダー時は非常に迷いますよ〜。視力が良ければテイクアウト客の邪魔にならないよう離れた位置から眺めましょう

― DATA ―
企画名夏休み恒例ケーキバイキング
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【小】〜【特大】
お値段1,836円
制限時間1時間
実施タイム毎年8月、最終週末土日月3日間/午後4時半まで受付/予約制
ドリンク1杯のみ
その他ルール全席禁煙/基本予約制だが当日席があれば受付
※ようつべに動画あるよ!⇒GO!
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[8] ●当サイト初登場、豊明市のケーキバイキング

 これまで同市へ訪れる機会が無く、風土や土地勘には鼻が利かないのだが、この《マリーヌ洋菓子店》が街で古くから愛されるケーキ屋さんであることは、入店してすぐに察することが出来た。
 家族連れ、主婦層、仕事場への差し入れ、学生カプ等々。
 テイクアウトもイートインも地元客がひっきりなしに訪れていて、当日は非常に賑やか。

 パートさんやティーンのアルバイト数人がコックコート姿で、厨房にホールにくるくると大忙し。全員接客で手が埋まって尚も皿を持つバイキング客がかさばってくると、おそらく店長パティシエさんらしき方も厨房奥から額に汗しながら飛び出してきてケーキを乗せて下さる大入りぶり。
 すぐ近くに《シャトレーゼ豊明店》もあるのだが、どうやら全く恐るるに足らぬもよう。

 さて同店舗のケーキバイキングの開催フォーマットについて。

 年に1回、夏休み恒例。2014年版は8月最終土日2日間1,600円設定(税抜)であったが、2015年版の今回は8月最終土・日・月、1,700円(税込1,836円)。ワンドリンク付きの1時間制。3日間オープンから午後4時半まで受付。
 同店メルマガ会員優先の予約制。開催日告知は先ず開口にはメルマガ、次いで公式サイトで公示。

 但し非会員やいちげんさんでも予約は受け付けているし、当日席が空いていれば予約なしでもバイキング参加が叶うことも。
 とはいえ、
 「本日席が空くのが早くて今から1時間後なので、それでよろしければお取りしますが……」
 というやりとりが傍から聞こえてきたので、当日飛び込みが果たせるかは運任せのもよう。

 バイキングのローカルルールがいくつか。

 お皿は1枚装備で替えは無し。対面ショーケースでオーダーするのだがそこで手渡しではなく、一旦席に戻って従業員さんがテーブルサーヴ。次回注文はごみを乗っけたお皿を渡しつつ、再びショーケース前でオーダー。
 一度にオーダーできる個数は“可能な限り乗っけられるだけ”というアバウトな規定。
 但しこちらのお店は巨体ヴォリュウミィなケーキも多いので、モノによっては2個乗るかどうか。
 因みにバイキング対象のラインナップは数えたところ50種近く。食べでずっしり!


 フランス産クリームチーズを贅沢に投入したという[レアチーズ]のお味は、濃厚というより、みっしり緊密という印象。まぶしい純白に赤スグリのソースが上々のアクセントに。
 ティラミスとしてのインパクトや概念からは外れるものの、[抹茶ティラミス]は抹茶クリームチーズケーキとして十分美味しく頂けるひとしな。外周ビスキュイの思わぬクオリティにも感嘆。
 見かけはこぶりであるものの、持った時の重量感が頼もしい[パイシュー]。かぶりつけば溢れかえるバニラカスタード。アーモンドの香りと共にざくざく鳴るパイ生地。満足も重量級。
 良い意味で困惑させてくれるのが変種の[ブルーベリーのタルト]。生地はぷんとバターがかおるクロワッサン状。さらにフィナンシェを敷き、どっさりカスタードと山盛りブルーベリー粒にナパージュを落とすという編成。重い、重い。フォーク入んない。かぶりつけない。嬉しい強敵ぶり。
 瓶入りプリンと思ってオーダーしたら、実はしっとりNYチーズだったというのが[マリーヌ牧場]。濃度以上に焼き立ての新鮮さに膝を打つ逸品。奥に隠れてる細切れビスキュイ生地も嬉しい。
 [くまもんマンゴータルト]という、やや心配なネーミングながら、ジューシー且つフレッシュな熊本産カットマンゴーを存分に堪能。中層のみっちりカスタードともよく合うので、うまくクッキー生地にフォークを入れてマンゴーとカスタードと生地を重ねて同時にお口へ運ぶべし。

 ひとつだけ残念だったのが[わらびもち]。やはり和菓子は門外漢でらっしゃるようで、わらびもちとしては正直芳しくない出来。下層は抹茶スポンジと小倉と生クリームで埋め、結局は和装のケーキに仕上げられている。あとがけポーション黒蜜と袋入り黄な粉を添えてテーブルサーヴされてきたが、既に黒蜜も黄な粉も十分かけられていたのが謎であった。


 ケーキの全体印象はというと、ひたすら前衛に攻める攻撃的な創作性の突出に、オーダーのたびに驚嘆させられる。

 タルトの生地がフィナンシェを乗せたクロワッサン!? マロンクリームのベースがメレンゲ? NYチーズがカップ入り?
 ……等々、消費者の予想を覆し、困惑させつつ、二日後にまた無性に食べに行きたくなる不思議な魅力にあふれたケーキばかり。

 しかも 500円台、600円台の巨大なケーキも躊躇なくバイキング対象とされているので、他の大食い自慢の方々もタジタジのラインナップに圧倒されるばかり。
 ひえ〜スゴ過ぎるどれを頼もう……と誰もがショーケース前で楽しく迷えること請け合い。

 豊明市民または近場の人は毎年8月終わりのお楽しみとして心待ちにしていいイベントである。これなら料金1,836円は高くない。

 因みに、豊明駅から歩いてみたところ、店舗到着まで30分ほど。
 “パティスリーの小規模イートイン席バイキングの予約時間に遅刻はできまい!”
 ……と時間に十分余裕を持って出発したら、なますを吹きすぎたか1時間も早く到着。
 まわりにショッピングモールも何も無く、まさかシャトレーゼで買い食いする訳にもいかず、時間つぶしには難儀を呈した。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[7]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
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接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
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立地
(場所は便利かどうか)
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お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[7]
総合【★★★−−】地方郊外パティスリーの限定食べ放題イベントならではの、ヘヴィーなバイキング!

当日の収穫!

▲くまもんマンゴータルト ▲抹茶ティラミス ▲パイシュー
▲パンプルムースジュレ(夏に効く!グレープF果肉2種にクランベリー) ▲モンブラン(お店の個性が出た独特の作り。底はパイ生地でマロンクリームはメレンゲベース、刻み甘露煮栗入り) ▲レアチーズ
▲マリーヌ牧場(深く印象に残るチーズケーキ) ▲ブルーベリーのタルト(生地がクロワッサンのタルトという変化球) ▲わらびもち(ワラビモは表面だけで結局抹茶小倉ケーキである)

― みちあんない ―

名鉄[豊明]駅下車、徒歩30分。東側のタクシー乗り場ロータリー側出口から出て直進、[豊明駅前]交差点を右折。少し歩いて[豊明駅東]交差点を左折、そこから25分ほど直進して、[大久伝南]交差点で右折。そこから徒歩30秒程、右手側。

【所在地】〒(不明)
愛知県豊明市新田町下一ノ割72−11
マリーヌ洋菓子店
【営業時間】午前9時〜午後8時半
【tel】0561-33-3209
【関連サイト】公式サイト  食べログ
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▲メロンシフォン600円。桜桃菓520円。 ハーブス並みの巨大ケーキが累々と居並ぶショーケース。 ▲想定したものとは大きく異なるケーキが出てくるサプライズもこのお店のお楽しみ。このブルーベリータルト、美味しかったけどどうやって食べるのが正解なのかは分からない

(取材日:2015年8月29日)