▲げ!何コレ!?スッカラカンじゃない。まだ開始15分だよ?結局この3品、終わりまで二度と補充されなかった。 | ▲こちらドリンクバー。豊富だけどキツキツぎゅうぎゅう詰めで使いにくい感じ。というか店内全容が、キッズルームとか石釜とかヘンな趣向と施しで、無駄に狭くしてる印象 |
企画名 | DOLCHE食べ放題 |
---|---|
メインメニュー | ケーキ |
ケーキのサイズ | 【極小】 |
お値段 | 997円 |
制限時間 | なし |
実施タイム | 平日午後3時〜5時 |
ドリンク | 飲み放題! |
その他ルール | ドルチェ食べ放題客は3時までは入店お断り/全席禁煙 |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [6] | ●低廉価格の本格イタリアンレストランチェーン《ピッツェリアマリノ》、《キャナリィ・ロウ》と、エピゴーネン的にそっくりな店。前者2社は中部地区の展開だけど、こちら《マンジャパスタ》は関西系。 名鉄新安城駅から徒歩10分ほどなのだが、途中ショッピングモールが2件もあったのでちょっと寄り道。イトーヨーカドーにこれといった収穫なく、マンジャパスタ目の前のヤマナカ内にも食べ放題店は無し。しかしヤマナカにはイオンやアピタでは見ないようなチェーンによるレストランやフードコート店舗で占められていて、多少面白みはある。 そんで時間は午後2時過ぎ。猛暑日の炎天のもと、《マンジャパスタ》に入店したものの、こらあかんわ…と思ったのが最初の対応。 入ってすぐ案内されたテーブルに着いて荷を解いたところ、大柄の男性従業員がメニューのお伺いに。 早速「3時からのドルチェ食べ放題なんですが、時間まで中で待ってていいですか?」と聞いたところ、露骨に引きつった笑顔で“退出してください”とだけ言って黙って見下ろすんだもの。 それほど混雑してない上、2時ではもうランチ客殆ど来ないはずなのにこの仕打ち。せめて“こちら(入り口の)ウェイティングチェアーでお待ちくださいませ”ぐらいは目端効かせてくれればいいのに。 そんな訳で解釈によっては“今すぐ店から出てけ”と言ってきたようにも取れるけど、こちらの判断で入り口チェアーにどっか!と着席して3時まで待機。 因みにマリノではバイキングに早く来ちゃっても混んでなければテーブル待機OKだし、キャナリィロウではさらにフリードリンクまで提供してくれる。うーん、この時点でもう大分差がついちゃったねー。 さて3時前になって席に案内されてDOLCHEバイキングスタート。普段のケーキは食後セットメニューとして3個まで取捨選択OKとか、1コ100円台均一価格でテイクアウト可とか、そのヘンもマリノと酷似。店内にあるオープン式冷蔵ケース内スイーツ各種がバイキング対象。 それから、ドリンクバーまでマリノそっくり。コーヒーマシンも同じ装置だし、炭酸はディスペンサー、ジュースは汲み置きポット。ハーブティーの構成まで同一。唯一異なるのはスムージーがあることくらいか。 もちろん設立やオープンはマリノの方が先。のれん分けや企業分裂の過去を示す資料も出てこない。お安いスイーツ食べ放題の店が出来るのは嬉しいが、あまりに似すぎているのでこのデジャヴ感はちょっと複雑な心境。 もう一言申し上げると、ピザを焼く石釜を見せびらかすセッティングが露骨すぎる。演出としてさりげなく奥に見せる奥ゆかしさが欲しいのに、あの厚かましい大きさと配置は焦げ臭い上に高圧的で邪魔。 肝心のオリジナルスイーツだけど、困ったことにそれ程お味が良くないのだ。例えるなら、多少値段の張る、そこそこおいしいコンビニ販売品かな〜という程度。 “本日のオススメ”として期待の[バウムクーヘン]。酷くはないけど、至極普通の市販品バウムに僅かな生クリームとイチゴ片とブルーベリー一粒を乗っけた程度のもの。 [ココナッツプリン]はブラマンジェとしてならまぁまぁのお味。[わらびもち]は抹茶生クリームに一瞬感激するが、他はそこそこという感じ。ジェラート各種も、悪くは無いけどそれ以上の感動は少ない平凡な品々。 全体的に、生クリームもムースもベタッとしていて、あまり品が無い。千円を切る低価格なのでその辺は料金相応といえば相応。 唯一[チーズスフレ]の唐突な程のレベルの高さは別格に感じた。今にも溶け出しそうな中央のやわらかさと口にした直後のクリーミーさには驚き。チーズが上等なら、じゃあなぜ[ティラミス]がイマイチだったんだろう。 しかし最たる問題は補充業務の放棄。上述の画像のとおり、開始15分で[苺のショート]、[クレームブリュレ]、[苺のタルト]が品切れ。さらに開始30分で[チーズスフレ]、[ティラミス]が消滅。以後、終了の5時まで全く補充されなかった(対面ショーケースの方にはちゃんとあるのに!)。 他の雑魚っぽい品の継ぎ足しはあったものの、これでは該当品の品数を用意していないのと同じであろう。最後の15分でもサッと補充するマリノとキャナリィロウのバイキングを“真摯なご姿勢”とするなら、こちらマンジャは“片手間の惰性”と言ったところか。サービスも味も、その差は歴然。 尚、店内にはキッズルームなるスペースを用意しており、育児ママへのゴマすりは完璧のご様子(そういうヘンなトコロは妙に力が入ってない?)。客層には子連れの客が多く、混雑していないのに終始やかましかった。 そういえば、いきなり全種山盛り取りしといて案の定途中で食べれなくなって、やれ牛丼食べたい・ラーメン食いたいと文句たらたらの鼻持ちならんヤツ、久しぶりにみかけたな。初心者つーか客層の質が低いとゆーか、新安城というこの地域自体、デザートブッフェやケーキバイキングの店が無いのかも知れない(いや事実無いのだが)。 |
---|---|---|
雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [5] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [5] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [3] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [6] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [6] | 総合【★★−−−】お得な激安食べ放題のはずが、減点要素があまりにも多過ぎ。 |
▲ココナッツプリン,キャラメルムース,バームクーヘン | ▲ラズベリーのパンナコッタ,チーズスフレ,ラズベリーショコラ(チョコの質が平凡) | ▲ぶどうのムース(くどさが後を引く),ズッパイングレーゼ(オレンジ果肉のケーキ),マンゴーのムース |
▲わらびもち,紅茶のゼリー(缶詰白桃が残念),ティラミス | ▲ジェラート(チョコレートアイス+イチゴアイス+クッキー) | ▲ジェラート(抹茶アイス+紫野菜シャーベット+クッキー) |
……店全体に漂う違和感はなんだろう。いたれりつくせりの素敵な店ですよ〜♪と思わせといて、視角変えるとエラい杜撰で乱雑、みたいな。安くてありがたいケーキ食べ放題のはずなのに! |
■名鉄新安城駅より徒歩10分。南口から出て右曲がりのカーブに沿って直進、ローソンの角の交差点[新安城駅]を左折。しばらく直進し続け、イトーヨーカドーをやり過ごす。もうしばらく歩き続け、[今池小学校西]交差点を右折。少し歩いて右手側。
【所在地】 | 〒446-0072 愛知県安城市住吉町3−5−14 マンジャパスタ 安城店 |
---|---|
【営業時間】 | 午前11時〜午後10時半 |
【tel】 | 0566-97-5280 |
【関連サイト】 | お店の公式サイト グルメGyaO |
【PR】 |
▲実は意外と周りはマックやヤマナカもあって結構賑やか。駐車スペースが相当大きいので、実際よっぽど家族客が多い地域なのだろう | ▲こんな感じ。相変わらず隙間が目立つ。開始から30分でこういう補充状態で終わりまでほったらかしのお店。料金お値打ちでもコレじゃあね〜〜 |