▲周辺にはあみ焼き亭ぐらいでまわりにゃナンもない。ところで【交通死亡事故現場】なる物悲しいイラスト付き看板がちょうど店の前にあるのは結構迷惑な話ちゃうんかい | ▲ショーケース内にあるのは種類30品以上、味も彩りも超独創的で端麗なオリジナルスイーツたち! |
企画名 | ケーキ食べ放題 |
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メインメニュー | ケーキ |
ケーキのサイズ | 中 |
お値段 | 1,680円 |
制限時間 | 1時間 |
実施タイム | 2010年6月10日(木)〜22日(火)午後3時〜4時/2010年東海ウォーカー得する夏の食べ放題限定特別企画 |
ドリンク | 基本1杯のみ/麦茶・アイスティー飲み放題! |
その他ルール | 全席禁煙/要予約/要クーポン |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [10] | ●今回赴いた津島市のお店《ミュゼ・ドゥ・アッシュ》。普段ケーキバイキングはやっていないのだが、この度東海ウォーカー誌の『破格値!食べ放題(2010/6/22号)』によるタイアップ企画により特別実施。珠玉級の品々を制限時間60分間めいっぱい頬張ってきたので、その渾身のルポをあぷさせて頂く。 ウォーカー等のこのテのタウン誌のかつての編集姿勢と言えば、店や事務所に回答を締め切りつきで要求するファックスをいきなり送りつけたり、角川の下請けの下請けのクセに「東海ウォーカーですけど!」と電話取った途端誌名突き出して恐れ入らせようとする腹づもりなツンケンь謐゙等、その傲慢さたるや鼻持ちならないモノがあった(実体験)。 しかし、今やすっかりインターネットに記事の後塵を拝して部数も減退、町の情報誌としての威光も失せた昨今、店側に頭を下げてタイアップ企画と掲載をお願いする、という平身低頭の姿勢を見せ始めた。 その甲斐あって、くだんの号では筆者初見の掲載店・初開催のお店・予約制半額バイキング等、垂涎の目玉記事が目白押し!これなら購入と賞賛に浴する価値は十分にあるだろう。ウォーカー誌の今後の記事にも期待してよさそう。 さて《ミュゼドゥアッシュ》についてなんだが、日比野駅徒歩10分くらいのみちのり。日比野つっても地下鉄名城線じゃなくて津島の名鉄の駅の方。殺風景な無人駅だけど近くに高校もあって平日はにぎやか。 外からは中が見えない白い家のような店内は、カフェやケーキショップというより個人展か英会話教室のような外観。木目のぬくもりの薫るイートイン席も備え、その真っ白な内装は別荘地の気分にはなれるけど、この雰囲気を狙いすぎた木製テーブル席が痛い!座るとつらい!くつろぎには程遠い喫茶室になっていた。 ケーキバイキングのシステム&料金は、1時間1,680円、ドリンク1杯つき、他冷麦茶とアイスティーの簡単なドリンクバーもあり。 お皿1枚装備でショーケースの前まで出向いて従業員さんに好きなケーキをオーダーして乗っけてもらう、ケーキショップ系おなじみの対面ショーケース式。 そんでこちらのお店の店頭で秀麗に華やぐ数々のケーキたち。一口頂いてすぐ緊張と戦慄が走り、思わず襟を正したくなるほどの極上品ばかり。 全30種以上、1個平均400円程度なんだけど、名古屋市内ホテルパティスリーや百貨店テナントのアヴェレージを頭ひとつ以上はしのぐ上質の完成度。 果物一粒それぞれが鮮烈な上質品であるのはもちろん、特に生クリームの仕上がりは渾身。生乳100%以上のミルキーさ、口どけ軽やか且つ甘さ控えめ、しかも品によって素材の味が際立つよう、生クリの味配分が根底的に全っっっ部違う!何個か食べ進めてるうちにソレに気づいて、思わずフォークでちょびっ、ちょびっとクリームの味比較してはウヒーと感嘆の声をもらしてしまった。 ケーキのハズレはひとつもなし。特に恐怖なのが[モンブラン]。仏栗マロンクリームが濃いというより、キレイな味のラム酒以外は一切混ぜ物がない純正のような味わいで、壮麗な領域に達した凄い味になっちゃってるんですが。 [季節のシブースト]も本当に美味しかった。できたて新鮮シブーストクリームと生クリームの2段構成の中に孕まれた甘酸っぱいダークチェリーの愛らしいこと。てっぺんのカラメル飴もいいけど底辺でコリッと鳴るクッキーにトドメを刺された。 [レアーチーズ]もスゴイのよ?味の違う濃厚クリームチーズが2層!その間にフレッシュなイチゴ果汁がつゆだく状態のスポンジ!薄いシェイプが美しい!匠の技や。んで今回も歯ごたえ痛快な底辺クッキー&うっすらパイシートがラスボスのごとく待ち受けるんだが。 珠玉の品は連綿と続く。[ブルーベリータルト]は、生クリームがもう傑出してうまい!……というか、ぶりぶりに新鮮デカ粒のブルーベリーと相乗∞になるよう試行を重ねて絶妙に配分してある感じ。 んでゼリーもおいしいねココのお店。下手な店だと果物ゼリーというよりオレンジジュースのゼリーみたいになってるけど、ココの[オレンジゼリー]は純正オレンジゼリー。新鮮すぎて柑橘の刺激がピリっと唇を突いてくる。クラッシュのさせかたも正確なモザイクみたいで綺麗だったよ。 あとプロフィットロールのクリームが独創的なカフェ味で驚いたし、ココナツ歯ごたえが踊るキャラメルケーキも楽しかったし、味に関してはマジガチで非の打ち所がない。 もう1回行きたいけど、今のところ期間限定なのよね。ぜひ、是非とも再実施を望みたい、味スコア10点満点の最強店の1軒。今回ばかりは東海ウォーカーに感謝したい。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [6] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [6] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [7] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [6] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [8] | 総合【★★★★−】至宝のショップ売りケーキバイキング。レギュラー実施化を望む! |
▲苺のショートケーキ(味もシェイプも正確で綺麗),グリオット(カシスとチョコの味が濃いのに食べやすい) | ▲モンブラン,季節のシブースト | ▲レアーチーズ,ブルーベリーのタルト |
▲キャラメルココ,オレンジゼリー | ▲ベークドチーズケーキ(ボリュームずっしり),フレーズフランボワーズ(ラズベリー味のジューシーなムース) | ▲プロフィットロール(シュニッテン型に無理やり収めたプロフィットなんて初めて見た。思わずおにぎり食い) |
……ユニークな創作性も抜群。地元民は日々通って全品制覇を目差せ!? |
■名鉄日比野駅から徒歩10分(名古屋市営地下鉄の同名駅とは別)。駅からそんなに遠くはないものの、小道がごちゃごちゃ入り組んでいて迷いそうに。駅から出たらすぐ左折、路地の複雑さにめげず、大通りに出るまでひたすら東方向へ歩く。通りが開けたら(真新しい神社が目印)、左折してあとはひたすら直進。[西愛宮町]交差点を直進、サークルKも超えて直進、左手側に見えてくる白い小さなおうちみたいな洋菓子店が、ミュゼドゥアッシュ。
【所在地】 | 〒496-0037 愛知県津島市西愛宕町2−139−1 ミュゼ・ドゥ・アッシュ |
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【営業時間】 | 午前9時〜午後8時/水曜定休 |
【tel】 | 0567-26-3366 |
【関連サイト】 | 食べログ/公式サイト |
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▲当日はバイキング客で席はほぼ埋まっていた。通常の来客も上々。近辺にはケーキ店などの同業者店舗が見当たらなかった | ▲んがしかし、この喫茶室のイスが痛ぇーこと痛ぇーこと。1時間が精一杯で、それ以上はとてもじゃないけど座っていられない |