中区 矢場町

オーキッドルーム(ランの館内)

▲ランの館入場口とは別に設けられたオーキッドルーム入り口。ここからなら入場料なしでOK。 ▲業務用ディスペンサーじゃなくてヨカッター!ドリンクバー。基本的なモノは揃ってるし、千円ブッフェ付随としては満足のゆくアメニティ。
― DATA ―
企画名春のデザートビュッフェ
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【極小】
お値段1,000円
制限時間なし
実施タイム平日午後2時半〜午後4時(水曜を除く)/2009年5月末まで
ドリンク飲み放題!
その他ルールブッフェ客は2時半以前は入店お断り/全席禁煙
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[6] ●矢場町の植物園“ランの館”内のレストラン《オーキッドルーム》で開催されている期間限定デザートブッフェ。
 前回(2007年、週末屋外開催1,680円+要別途入場料の時)実施の節には筆者も他のユーザーさんも当然の如く無視していたが、この度はランの館チケット不要且つジャスト千円の超お値打ち価格ということで、躊躇することなく、気を置かずにいそいそ来店。

 花嫌い・ガーデニング嫌悪派の筆者は、ババァ8割・カメラじじい2割(このテの連中と昔の仕事で相手したことあるけど、本当に図々しくて自分勝手や)がたむろってる入場口を“ウハァきもー最低”と避けつつ、植物館側面側にある、オーキッドガーデンの裏玄関へ。こちらからなら入場料は不要だかんね。
 んで実施タイムの2時半の10分前に到着して入店したら、なんと追い出されちゃった。混んでないのに?
 ブッフェ客は時間まで入ってくるなだって。でもホテルロビーみたいなふかふかウェイティングチェアーが廊下にずらずら用意されていたから、まぁいいか。

 さてこの“春のデザートビュッフェ”、実施は'09年5月いっぱいまで。平日午後2時半から4時、フリードリンクつきでジャスト千円!このお値段については文句はない。
 完全ブッフェスタイルで、ジェラートの種類違いも含めると全部で11種。補充は早いけど入れ替え新登場はなし。
 フリードリンクはコーヒーHot/Ice、紅茶Hot/Ice、オレンジJ、グレープフルーツJ、アセロラJ
 紅茶は飲まなかったがティーパックで4種類。一方ガブ飲みしまくったポット作り置きアイスコーヒーは淹れたてなのか、ちょっと濃い目なのに澄んだ琥珀色。ところが、酸味が強すぎてあんまし筆者好みじゃなかったんだな〜残念。

 んで各デザートの品々なんだけど、千円だから鷹揚に看過していいものやら、はっきりマズイって言っちゃっていいものやら。
 まず[愛知県産苺のタルト]なんだけど、タルトと言うより、カスタードとカット苺とナパージュとミントの葉っぱを乗っけたリーフ型クラッカー、と申したほうが的確かしら。タルトの重厚さは乏しい。でも悪くは無い。
 [抹茶のシフォンケーキ]、これシフォン本体も大したことない上、付属の生クリームが水増し甚だしくて、かけたら薄くてびしゃびしゃという感じ。コクも甘さも感じられない。
 巻き寿司みたいなヘンなクレープもおかわりは謹んで辞退。クレープ皮の味や食感に魅力が無い上、生クリームやカスタードの支えが脆弱。せっかく角切りリンゴや苺やキウイやブルベリ粒を包んであるのが勿体無いくらい。
 そんな中でバシッと決まっていたのが[クレーム・ド・ブリュレ]。これといった変哲は無いが、カチ割りが楽しめる表面キャラメリゼのひと手間があるし、十分濃い口のカスタードも水準点(バニラ粒が入ってたらもっといい!)。[コーヒーゼリー]もなかなかおいしい方。
 あと[フルーツポンチ・ナタデココ入り]、結構お金かかってない?生苺とか生ブルーベリー粒が入ってて、実はコレが一番単価高いのかも。シロップもちゃんと調合してあっておいしい。
 尚、[スフレチーズ][ガトーショコラ]は頂いても良いが、既製品ぽくてこれといった感動はなし。リーフレットに書かれてあったミルクレープやティラミスは、今回は無かった。

 それほど劣悪なモノは出してないし、お値段もとてもリーズナブルで悪くないのだけど、決定的な目玉品が欠けているため、ブッフェ全体の印象が平淡に。次回開催時にはオリジナルの自信作でブッフェ通を唸らせて頂きたい。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[8]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[6]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[5]
立地
(場所は便利かどうか)
[8]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[8]
総合【★★★−−】品数が少なくて目玉がないが、お値打ち感は評価。

当日の収穫!

▲抹茶シフォンケーキ,スフレチーズケーキ,愛知県産苺のタルト ▲ガトーショコラ,品名不詳(クレープ),アップルクランブル(さくさくでなしふわふわでなし、微妙スイーツ) ▲フルーツポンチ,コーヒーゼリー.クレーム・ド・ブリュレ
▲ショコラとスフレとタルトに生クリームをかけたが、お味は向上せず ▲2種のジェラートはマンゴーとヨーグルトのシャーベット。ブリュレにポンチと生クリをトッピングしてみた ▲ドブリュレ!ドブリュレ!ドブリュレ!
▲よせばいいのに抹茶シフォンをポンチと生クリでしゃびしゃびに ▲実はおいしいコーヒーゼリー ▲今度はシャーベットをプレーンに頂いてみた
……あのシフォン用の水のような生クリーム液は、改善した方がいい。マドレーヌ、ティラミス、ミルクレープが未食だが、期待していいものやら。
▲ブルーベリー粒を狙ってすくいました ▲苺タルト3枚でファイナル

― みちあんない ―

■名古屋市営地下鉄名城線矢場町駅C番出口南へ徒歩3分。“ランの館”2F。

【所在地】〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須4−4−1
ランの館2F オーキッドルーム
【営業時間】午前11時〜午後11時(水曜定休)
【tel】052-269-1919
【関連サイト】お店の公式サイト ぐるなび紹介ページ
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▲カウンター席を転用したブッフェボード。11種ほどで少なめ。後半の入れ替え新登場とかもなし。 ▲店内はこんな感じ。シックだけどすっきりし過ぎというか殺風景というか。ブッフェ当日の客入りは、筆者も含めて6組ぐらい。

(取材日:2009年4月13日)