▲こちら“手作り”デザートバイキング(別料金)。大皿のモンブランやティラミスに存在感はあるけど、お味はもう一歩だった | ▲リコッタダイニング入口。いい雰囲気だけど店舗面積はこぶり。駐車スペースも少し離れた場所にある |
▲ドリンクバー。ホットコーヒーマシン,紅茶バー25種,炭酸Jディスペンサー,スープディスペンサー,汲み置きポットのウーロン茶とアイスT,そしてサーバータンクのアイスコーヒー。 | ▲こちらサラダバー。全般的に普通だけど、フレッシュなカットトマトと明太子ポテトサラダが嬉しかった |
企画名 | ランチバイキング |
---|---|
メインメニュー | アンティパスト |
ケーキのサイズ | 【小】 |
お値段 | 1,355円〜/デザートバー+305円 |
制限時間 | なし |
実施タイム | ※閉店 |
ドリンク | 飲み放題! |
その他ルール | 全席禁煙 |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [6] | ●高畑駅界隈や八熊通りでは珍しい、イタリアンランチバイキング店舗。 といってもハーフバイキングなのだが、“お一人さま3個まで”なるデザートバーの設備があったので以前から気になっていた。 ごく最近追加料金でデザートも柵(しがらみ)なく食べ放題になったので、満を持して来店。 到着してみると、お店の雰囲気は予想と違っていた。 カーニバルブッフェかヴォーノイタリアみたいなファミリーイタリアンを想像していたのだが、どちらかと言うと小ぶりな面積で久屋大通あたりに建つ《ブリッコーネ》か《クラブアッシュ》みたいな感じ。 ベージュとダークブラウンのチェアやテーブル。洋書やボトル,木箱,鉢植えといった小洒落た調度品を照らす間接照明。イタリア語でチョーク書きされた黒板のメニューレシピ。 そういったスタイリッシュな雰囲気づくりはいい感じなものの、いかんせん店内が狭隘。隣のテーブルに擦るようにおしりを向けてカニ歩きせねば壁側に座れない、きつきつのテーブル配置は駅地下の喫茶店のよう。 ただ、狭さの割にブッフェメニューの配膳はかなり頑張っている方だと思う。 ココのお店のシステムを平たく言うと、要はワンディッシュオーダーのハーフバイキング。ピザやパスタ(1,355円〜)を1品頼めば前菜ブッフェとドリンクバーがフリー。+305円でデザートバーも解禁。 しかし、グルメウォーカーなどの公式の料金説明は非常に混乱。税抜き表示なのか税込なのか分からないし、値段が料金改定前のままだし、“前菜バイキング・ドリンクバーをご注文いただくシステムになっております”と、もれなくついてるはずのバイキングが別料金と誤解しそうな説明だったりで、もうグダグダである。 結局いくらなのか?もっとも低価格の品を頼んでデザートバーも付けてもらったところ、レシートのお値段はピザ1,290円+デザートバー290円、計1,580円に消費税5%がかかって、総計1,659円となっていた。それほどお値打ち感は無い。 ただ、帰りがけに来月末まで有効のデザートバイキング無料券がもらえるので、それを酌量してどうにか当サイトで紹介できる料金範疇に入ったという感じだ。 そのデザートバーの品々を一品一品頂いてきたものの、“デザートは手作り、手作り!”と殊更標榜してある店構えにちょっと嫌な予感。 それぞれ手作りと言い切るには微妙な仕上がり。厨房である程度といて焼いてるのは確かなのだが、例えば[モンブラン]のマロンクリーム部分は他店でもよく口にする業務用出来合い品だし、[苺のなめらかプリン]の苺果汁味の素は甘ったるい即席品。箱から出すだけの業務用丸投げ品も散見。 バイキングのデザートバーとしてならボリューム感はある方だが、別料金を課すほどの珠玉品とは言えなかった。 その中では[ティラミス]が結構まっとうな仕上がり。補充された直後に2巡目もお代わりしたが、1巡目と比べてクリームチーズが減ってブランデーが多めに入っており、味の仕上がりに差が出ていた。 じゃあお薦めできない店かというと、決してそんなことは無い。前菜ブッフェは隈なく美味しかった。 [若鶏のアンティパスト]は柔らかな鶏もも肉のソテー。オイルっ気たっぷりだけどレモンの爽やかな酸味のおかげで引き締まったお味に。一度揚げてあってまろやかな[茄子のマリネ]とその鶏肉を[ピラフ]の上に乗っけて頂けば、なかなかボリュームのある1皿になりそう。 [ジャーマンポテト]も塩気の効いたカリカリベーコンとポテトの相性が香ばしいし、[菜の花アンチョビ][ファルファーレ]などはアーリオオーリオベースの香りと下味が丁寧。 さつまいもなのに粉っぽさが無くてとてもまろやかだった[さつまいものハニーマスタード]もオススメ。アンティパストと言うよりコーヒーとよく合う感じ。 他、[豆のトマト煮]も、[いんげんごまソース和え]も、[大根人参ピクルス]も、全部美味しかった。ウォーマーが灯されている上に回転が良いので冷めた品をつかむことも無い。この前菜の満足感は高く評価したい。 尚、ワンディッシュは[ピザ・カラブレーゼ]をオーダー。揚げなすのジューシーなまろやかさが印象に残る。時折酸味で引き締まるピクルスの食感もイイ。 近年ピザ専門店は食べ放題店も格安店も、美味しい競合店舗がたくさん出てきているのでインパクトは無いが、生地もチーズもトマトソースも水準的に楽しめた。 因みに平日お昼の客入りは、ウェイティングの列も出来る満席御礼。主婦層・OL層・子連れ・カポー・一部リーマン、という編成。 バールの大人びた雰囲気の割に狭い店なので、お喋りがかまびすしい。時間無制限だけあって皆のんびりしている。 確かに、高畑駅前においてイタリアンでお腹いっぱいになるならココしか!…というインパクトはある店舗であった。 |
---|---|---|
雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [7] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [7] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [7] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [6] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [6] | 総合【★★★−−】ピザも前菜ブッフェも美味しかったが、ケーキは無課金のオマケで良いのでは。 |
▲品名不詳(メープル味のケーキ),ティラミス,モンブラン | ▲ピザ・カラブレーゼ | ▲抹茶パウンド,パンナコッタ,ガトーショコラ(生クリトッピング有り) |
▲洋梨のタルト,フルーツゼリー,苺のなめらかプリン | ▲サラダ各種(明太子ポテサラ,コーン,レタス,海藻系,トマト,ツナ,クルトン,ベーコンチップ,粉チーズ) | ▲菜の花アンチョビガーリックソテー,ファルファーレのアンティパスト,大根と人参のピクルス |
▲いんげんのごまソース和え,さつまいものハニーマスタード,5種のお豆のトマト煮 | ▲ピラフ,ジャーマンポテト,若鶏のアンティパスト,ナスのマリネ | ▲ナスのマリネ,若鶏のアンティパスト,黒糖パン,自家製フォカッチャ |
▲ティラミス(おいしいけど補充ごとに味が違う) | ▲ヴェリーヌもおかわり | ▲最後はモンブラン |
……デザートバイキングはともかく、アンティパストブッフェだけでもお腹いっぱいの満足感が得られるお店。 |
■市営地下鉄高畑駅A番出口出て西へ2分。
【所在地】 | 愛知県名古屋市中川区高畑4−150 リコッタダイニング |
---|---|
【営業時間】 | |
【tel】 | |
【関連サイト】 | お店の公式サイト ホットペッパー 食べログ |
【PR】 |
▲野菜もお肉もンマい前菜ブッフェコーナー。デザートバイキングは反対側ですよ | ▲店内はこんな感じ。夜はバールとして灯りをともしているだけあって大人びた雰囲気。しかしテーブル配置キツキツで狭いなやっぱり |