昭和区 八事

サーウィンストンホテル ダブルカフェ

▲ロビーに貼られたデザブ告知ポスター。1,800円という値段は一見安くないけど、そのブッフェの格調高さからしてこの値段で十分リーズナブル! ▲きらびやかで非常に贅沢なブッフェ。パティスリーで400円以上はしそうなケーキが、その場でツイツイッと手に取れてしまう。
▲このフルーツタルト!サーバーナイフで盛ろうとすると苺やブルーベリーがボトボト溢れるんだぜ。タルト本体のしっとり感もすばらしい! ▲そういえば八事って、近くの高級住宅地奥様もリーマンもゲーセンゲーマーも学生もみんな入り混じって、るつぼみたいな賑わいを呈してるんだよね。
― DATA ―
企画名デザートブッフェ
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【中〜極小】
お値段1,800円
制限時間90分
実施タイム定例・期間限定実施/午後2時〜午後6時('09年6月15日〜7月31日)
ドリンク飲み放題!
その他ルール全席禁煙
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[10] 八事駅前にそびえ建つ立派なウェディングホテル《サーウィンストンホテル/ダブルカフェ》のデザートブッフェに初参戦。
 '09年5月限定実施で、期間内土日祝も含めた毎日実施1,800円、ほぼブッフェスタイルのデザート食べ放題が2時間堪能できる。ドリンクもお代わり自由(※現在ではシーズン毎の定例実施、90分制となったもよう)

 初めて来たけど、白を基調にとても明るくて清潔感のあるホテル!実はワンフロアがあまり広くないのだけど、吹き抜けや鏡をうまく使って開放感を演出。狭苦しくならないよう工夫したレイアウト。何よりも全体的に明るいのがいい(ムードで暗くしてある店が苦手…)。
 尚、くだんのダブルカフェは1F入ってすぐのトコ。

 本っ当にキレイで壮麗なブッフェだったよー。ゴージャス感に派手なイヤミはなく、どこか清冽で高品格。
  銀色のお盆、真っ白なテーブルクロス、金色のサーバーナイフ、可愛いフリルのナプキン、鏡ばりのスタンドetc,etc...。ブッフェコーナーはぴっかぴか。真心のこもった本腰のおもてなしに贅が尽くされていた。
 ケーキの品数は割と少ない方なのだが、お味と麗々しさによりその欠点を補ってあまりあるほど。

 スタート時、とりあえずアイスコーヒー飲むか〜とドリンクバーらしきコーナーで汲もうとしたら、実はドリンクはオーダー式だった。ショーアップの意味でハーブティーやカップを表に出してあるのだった(この紅茶の濃淡がめっちゃキレイなんだが)。
 その後オーダーして出てきたアイスコーヒーがなかなかストロングだったので、“Ice珈琲のアメリカンってありますか”とお願いしたら、ちゃんと対応して持ってきてくれた!しかも非常においしい!!
 おかわりしたら「さきほどの薄さでよろしいでしょうか」って尋ねてくれたし!嬉しい〜〜!!!(因みにヒルトンギャラリー&名古観ルシュッドでアメリカンのアイスオーダーは×だったよ)

 さぁさぁおまちかね各種スイーツの品評に。[季節のフルーツタルト]は、モハヤ完璧な逸品。苺・ラズベリー・ブルーベリー・キウイ・パイナップルがみっちりひしめき合い、支えるタルト生地は型枠ざっくり、本体はしっとり&香ばしさふんわり。表面はプルプルうちふるえるジュレとカスタード。お皿によそおうとするとモリモリの苺やキウイがボトボトこぼれるもんだから、慌ててサーバーナイフでカカカッとかき集めたりなんかして。果肉の鮮烈なみずみずしさも感涙もので、ブッフェでこれほどまで良く出来たフルーツタルトがワンホールで出されてるロケーションは他にない。
 品名不詳の瓶詰めプリンも素晴らしかった。濃厚で重たいプリンのコクのある甘さを、表面に落とした果肉苺ソースが甘酸っぱくフォロー。甘くて重いのに愛らしく爽やかに仕上げた秀作。
 [苺たっぷりのショートケーキ]も唸らされる品。表面の生クリームはナッペだけで、パイピングや絞り出しはしてないので見かけは地味だけど、濃い生クリもフレッシュなスポンジも申し分なし。それと苺が上等。種類とかは全然わかんないんだけど、やや大粒でちょっと高ソーなのを半分にカットしてちりばめてあるのだ。
 [チョコレートファウンテン]のチョコソースは、具に浸して冷めて固まるとピカピカに輝くグラサージュ風。だけどお味の差は他店と差は無かった。むしろ注目すべきはほっこり焼きあがったフォンデュ具材用クッキーの方で、各種果物の香りが一口ごとにほんのり立ちあがってくる。中でも[チーズスティックパイ]はさくさくな歯ごたえと共にふいっとお口に消えてゆく極上の焼き上がり。
 調理系もおもろいゾ。粒マスタードつきフレンチポテトとか、カールやチーズビットみたいに味が濃いポップコーンとか、スライスハムが振舞われていたりとか。ブッフェではがっかり品の多いサンドイッチも、ごま食パンにトマト+チーズ+ハム+レタスでしっかり作ってあって感激。

 お味のスコアどうしよう満点つけちゃおうか。ピスタチオのまったり味ムースもアプリコットのお飾りとよく合って美味しかったし、ラズベリーのムースも酸っぱさを殺していい甘さになってたし。ただ、唯一チーズケーキが殆どおいしくなかったんだよなぁ……じゃあチズケだけ除いてスコア10点ということで。本当においしかった!

 接客もホテルだけあって格調高く、ハーブティーをワゴンサービスでもてなしたり、ブッフェから戻った客の椅子をサッと引いたり。普段ビンボーな庶民にとっては過剰に感じてしまい、ちょっと緊張気味。
 客をビビらせるほどの細心接客より、もう少し広いテーブルやソファー席でゆっくりしたいんだけどな〜というのが筆者の正直なワガママだったり。

 ところでヒルトンがデザートブッフェまた値上げしたんですか?おいくら?…はぁ!?……2,700円!? …プッ。サーウィンストンの方がサービスも味も、明らかにワンランク半以上は上なのに、千円近く高いなんて、恥ずかしい話だよね〜。

※あふたーるぽ(2010/3/7)
 久々に来訪したところ、現在ではオーダー式、一部セルフという形式になっていた。当月はホワイトデーフェアだが、桜スイーツメニューの方が独創性を発揮。

 ブッフェをオーダーすると先ずマカロン、マドレーヌプチフールが3段スタンドでテーブルへサーブ。さらにワンプレートで桜ゼリー、ミルフィーユ、桜のわらび餅、ホワイトチョコムースが、可憐な木苺ソースの施しつきで登場。
 次はホテルのショップ売りケーキの数々を乗せたトレーを持ったウェイトレスさんが“お好きなものをどうぞ”と笑顔でサービス。ピスタチオやフランボワのムースが相変わらず上質。
 個人的にフレンチ流のコースサービスは苦手だが、味は抜群に良いし、ホテル側のおもてなし精神は大変顕著に現れている。
 一番美味しかったのが[イチゴのタルト]。苺もカスタードもタルト生地もナパージュも、総じてお味が濃くて瑞々しい。思わず手づかみでかぶりつき。
 シャルロットの[桜のムース]は、ほんのり淡い桜の味と香りが上品なのに加え、ホクッと美味しいビスキュイが脇を支えた逸品。
 あとチーズ+ハム+トマト+レタスの具沢山サンドイッチが何気に新鮮で上等。他生ハムサラダ、ホワイトチョコファウンテンもあるよ。

 毎日実施午後2時〜6時、90分制限、勿論フリードリンクつきで1,800円は安い!このどケチ守銭奴粘着クレーマーの管理人が1,800円を“安い”と断じてしまう。どれだけお値打ちで上質のデザートブッフェかお分かりだろうか!
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[9]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[9]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
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立地
(場所は便利かどうか)
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お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[8]
総合【★★★★−】この値段で定例実施なら、殆ど星5つでいいくらい。限定と言わず季節毎にやって欲しぃな♪

当日の収穫!

▲苺たっぷりのショートケーキ,季節のフルーツタルト(ゴメン崩れちゃった…) ▲アプリコットのジュレとピスタチオのムース,品名不詳(美味しいけどすぐなくなった瓶詰めプリン) ▲チーズケーキ,ラズベリーのムース(中にチョコムース帯有り),シュークリーム(美味しいけどちょっと地味)
▲品名不詳(全部おいしいプチケーキ5種。オペラ美味しかった!マドレーヌもかぐわしかった!) ▲マカロン2種(クリーミィ〜♪),チョコレートケーキ(濃いのにまろやか〜♪) ▲チョコレートファウンテン(イチゴ、キウイ、パイナップル、クッキー各種)
▲サンドイッチ,フライドポテト,ポップコーン,チーズのスティックパイ ▲抹茶のロールケーキ(まずまず),季節のフルーツタルト(今度はキレイに盛れたぞ) ▲苺たっぷりのショートケーキ(でか!苺粒GET)
▲ハム2種(味変・口直しにてきめん。パセリは個人的に好きだから取ってきただけ) ▲ムース2品を断面してみた ▲調理系中心にラストスパート
……主役的なケーキは7種、他プチサイズ6種、チョコフォンデュ、調理系という構成。種類は多くないけど、2時間全く退屈しなかった。
▲会計時におみやげもらっちゃた!こんぺいとうだって。

― みちあんない ―

■名古屋市営地下鉄八事駅@番出口隣接。サーウィンストンホテル1F。

【所在地】〒466-0825
愛知県名古屋市昭和区八事本町100−36
サーウィンストンホテル1F ダブルカフェ
【営業時間】午前9時〜午後11時
【tel】052-861-7901(カフェ直通)
【関連サイト】ホテル公式サイト
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▲綺麗な濃淡を織り成す5種類ハーブティー揃い踏み。紅茶は嗜んでないので味わからないけど、こりゃ紅茶スキーの方はは行くしか!! ▲カフェ店内はこんな感じ。おもわず見上げる吹き抜けで鏡張りの天井。輝くシャンデリア。でも実はカフェがあまり広くない。2人がけテーブルもややちっさい。

(取材日:2009年5月13日)