西区/浅間町駅/ウェスティンナゴヤキャッスル

サロン・ド・テ・ウィンザー

▲ホテルらしい品格があり、尚且つ独創性の高いスイーツが勢ぞろい。実演クレープサーヴもあり。 ▲カットフルーツコーナーにはスイカ、メロン、グレープフルーツ、オレンジ、パイナップルの他、ライチ、マンゴスチン、ランブータンなんかもアリ。
― DATA ―
企画名デザートブッフェ
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【小】【極小】
お値段不定('06年夏実施では1,500円)
制限時間なし
実施タイムデザートブッフェは恒例イベントだが不定期限定実施(2006年8月16〜31日、午後3時〜午後5時)
ドリンク飲み放題!
その他ルール終了間際のお伺い有り/分煙されているが禁煙席の方が狭く、副流煙被害が甚だしい
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[8] ●以前は“可も無く不可も無く”という程度の位置付けであった《ウェスティンナゴヤキャッスル/サロン・ド・テ・ウィンザー》の期間限定企画のデザートブッフェでるが、お味もお値打ち料金も格段とパワーアップした今回の“常夏のトロピカルデザートブッフェ”にはオドロキの舌鼓を打ってしまったので、ここでは太鼓判を押しながらのリポートとなった。

 いつもは二千円をゆうに超えるようなランチブッフェ、ディナーブッフェを運営していた同ホテルであるが、2006年8月下旬に毎日3時〜5時限定で執り行われている“トロピカルデザートブッフェ”の代金は、ズバリ1,500円。さらにHotPepperクーポン10%引きなら1,350円!という同ホテルにしてはかなり抑えたデフレ料金に、貧乏バイキングファンは熱く落涙!
 勿論制限時間などはない。終わる5時前には“もうすぐ終了ですのでお好きなだけお取り下さい”っていう声かけもしてくれて、以後まだまだのんびりさせてくれるとゆーこの穏やかさ。やっぱホテルブッフェはこうでなくちゃねっ。

 メニューのヴェクトルはマンゴー、グアバ、パッションフルーツ等、本当に南国系の果物ばかりで占められていて、中にはマンゴーソースをバナナクレープにどっぷりかけたような、あんまし味が良い方へ相乗していないようなモノも。でもオリジナリティがあって楽しいし、この酷暑日の続く真夏の昼下がりに、潤うが如く大量のビタミン補給ができて、個人的には非常に満足のゆくデザートブッフェとなった。

 最も楽しめたのがホールごとで振舞われてる3品。[パッションシフォン]はその名のとおりシフォンケーキなのだが、生クリームと果物に重量感があってシフォンというよりショートケーキのよう。パッションの酸っぱさは見当たらなかったがかなり美味しかった。
 [ココナッツババロア]は表面のマンゴーとココナッツ風味のマッチングが大成功。プチローズを飾るゼータクな演出も心憎い。
 マンゴーの風味と食感が活かされた[マンゴームース]もいい。良質生クリームのつけあわせで酸味もちょうどえぇ感じに。

 あとカップタルトは一見市販品のザコにみえるけど、中のバニラビーンズ入り良質カスタードは全く馬鹿に出来ない上に果物も新鮮なので、もう1コ、もう1コと取ってしまいそう。果物をふんだんに用いたゼリー、シャーベットのたぐいも丁寧に作ってあり、本当にトロピカル尽くしの南国スイーツが存分に味わえる。[チョコレートフォンデュ]、[冷製フルーツスープ]など独創メニューも多く、ブッフェの賑やかな楽しさを一層盛り上げている。

 ドリンクも良かったにょ。コーヒー紅茶Hot/Iceはもちろん、アセロラジュース、グアバジュース、パインジュース、パッションフルーツジュース等、ジュース好きには嬉しい個性的なあたまかずが揃っている。最近大手バイキングチェーンの画一ドリンクバーには飽き飽きしてたので、こちらの充実ぶりも実に楽しかった。

 それにしても大穴だったな今回のブッフェは。味も冴えなくてワンパターンなヒルトン・ザ・ギャラリーなんか全然メじゃない充実ぶり。なのにデザートブッフェ客がとても少なくて、実演クレープやシャーベットのサーブをしてる女性パティシエさんが退屈そうでしたよ。他の客と言えば、せっかくのブッフェなんかさっぱり無視のタバコ臭い接待リーマン連中や、暇そ〜〜な成り金爺婆みたいな、金持ちなんだろうけどセレブとは呼べないイケてない浪費家ばっかり。ナンだか食べててノリが悪かったな〜〜。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[9]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[9]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[9]
立地
(場所は便利かどうか)
[5]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[8]
総合【★★★★−】個性派メニューと抑えた料金に瞠目。毎月やってよ!

当日の収穫!

▲温製フルーツのベニエ(つーかバナナのフライ),温製チョコフォンデュー ▲フルーツグラタン,グァバゼリー(独自の食感がグー),トロピカルフルーツパイ ▲フルーツサンドイッチ,フルーツタルト2種(ベリー、黄桃)
▲フルーツタルト2種(キウイ、イチゴ),マンゴームース ▲ココナッツババロア,パッションシフォン ▲温製トロピカルフルーツのクラフィティ,トロピカルフルーツショート(残念ながら風味の落ちた日数経過品)
▲キウイシャーベット,パッションフルーツシャーベット(シャキッと引き締まった自家製シャーベット!) ▲バナナクレープ(んまいけどマンゴーソースが邪魔) ▲トロピカルフルーツゼリー,マンゴーシャーベット,オレンジゼリー(ゼリー類もしっかり甘くておいしいよ)
▲冷製フルーツスープ(いろいろ混ざった味) ▲フルーツヨーグルト ▲おいしかったムース,シフォン,ババロアをリピート
…マンゴー、グアバ、パッションフルーツ等南国フルーツいっぱいのブッフェで暑さしのぎ。でも缶詰め杏仁&フルーツカクテルはカンニンしてちょ。
▲バナナクレープをチョコフォンデュまみれに ▲おなじみの終了間際まとめどり。のんびりまったりごゆっくり〜

― みちあんない ―

■名古屋市営バス停[樋ノ口町一丁目]降りてすぐ(栄バスターミナルE番乗り場からバスが出ている)。または地下鉄鶴舞線[浅間町]駅@番出口より徒歩8分。他、名古屋駅からシャトルバスなども出ているので、詳細は公式サイトをご参照されたし。

【所在地】〒451-8551
愛知県名古屋市西区樋の口町3番19号
ウェステインナゴヤキャッスル内 サロン・ド・テ・ウィンザー
【営業時間】午前9時〜午後9時半
【tel】052-521-2121
【関連サイト】ウェステインナゴヤキャッスル公式サイト
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▲店内はこんな感じ。非常に落ち着いていて景色も良いのだが、喫煙客を優遇した座席配置は大いに不満。 ▲ウェスティン名物のチョコフォンデュー。カットバナナとマシュマロで、あったかトロトロチョコソースをドゾー。

(取材日:2006年8月24日)