▲場所はパルコもどきのビル・ビカムサカエ10F。矢場町駅からも徒歩1分ほどだが死角になってて見つけづらい。パルコ南側横っ腹の小道デス。 | ▲正直ほとんど食べてこれなかった調理系。串家、キングスベンチ、シャポーブラン、大地テーブル等食べ放題店激戦区の矢場町では、弛むとすぐ淘汰されそう。 |
▲これがスイーツバイキングのコーナー。棚の1段目にあるホールケーキ&タルトは◎。ずらり出来合い品勢ぞろいの2段目は×!因みに3段目はサラダ部門。 | ▲最初何があるのか分からなかったが、こちらもフリードリンクの一部門。コンビニ店のような大型開き戸の冷蔵庫にはナゾめいた健康茶がいっぱい。牛乳やマミーもあるよ。 |
企画名 | アジアンフーズ&スイーツバイキング |
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メインメニュー | チャーハン、カレー、パスタ、からあげなど |
ケーキのサイズ | 【小】 |
お値段 | 1,575円 |
制限時間 | 2時間 |
実施タイム | |
ドリンク | 飲み放題! |
その他ルール | 利用するにはネットカフェメンバー入会必須/ネットカフェフロアの利用は別料金/時間制だがタイムアウト後に退店や追加料金などの厳格な取り締まりはなし/パンは焼きたてオーダーOK |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [5] |
※何度かのリニューアルを経て、現在とは料金やメニュー、ルールなどが異なっていた頃のリポートですのでご了承下さい。 ●矢場町パルコの南側、BECOME SAKAEビル内10Fに新たな食べ放題店《ウイングガーデン》がオープンしたという有り難い情報を掲示板で頂き、早速同店の公式サイトを参照! ……ところが、こちら一体何屋さん?ネットカフェ?食べ放題レストラン?リラクゼーションスパ???何だかイメージ先行な都会的フェミ系気取りの画像と、セレブリティかぶれのとんがり説明文ばっかのレイアウトで閲覧者を煙に巻いており、結局何の施設なのかはっきり伝えようとしていないのだ。特に、いくらの料金でどっからどこまで利用できるのかがぼやけて不明瞭。それでいて“ここはフェミニンでセレブな南国リラクゼーションの楽園…”みたいな、コケ脅し姿勢ばかりの説明には正直イラッときてしまった。問い合わせてみたところ、従来のインターネットカフェとブッフェレストランを併設しており、それぞれ利用するには各々別料金で入場、というだけのことだったのだ。早く言ってよそーゆーの。 で、料金もまた煩雑になっていて、男女で差額があったり、初回は別途入会金が必要だったりしてやはり変動的ではっきりしない。フェア中は千円を切る特別料金で奉仕というのはありがたいものの、免許証や健康保険証などの個人情報の開示が必須と、またここでもあれこれとややこしいハードルを設けてくれている。階下のネットカフェ利用は別料金。 フリードリンクのメニューからいくと、お味上々のコーヒーマシンや種類豊富なジュースディスペンサー、スムージーなど、ファミレスやネットカフェのそれと同じ感じのドリンクバーが完備されている。さらに、多種多様の紅茶のティーバックが数え切れないほど整然と棚に並んでいる他、冷蔵庫にはバナバ茶、桃の葉茶、おいしい牛乳、フルーツオーレ、マミー等々、ポット入ってこれまた等間隔に整然と並べられていて、まるで映画のセットのような非常にシュールなヴィジュアルを醸し出していた。圧巻。 一方バイキングのメインテーマは“アジアンフード&スイーツ”。耳慣れないメニュー名や異国的なアレンジが施されているものの、平たく言えば、カレー、チャーハン、パスタ、おでん、カルビ、あげものなどが、火を灯された保温機でいつも温かな状態で陳列されている。水ものはクラムチャウダー、ミネストローネ、豚汁というラインナップで、こちらは確かに豪勢。 一方、多大な期待と一抹の不安にかられていたデザート部門であるが、これがまた、せっかく手作りの良質なものも一部あるというのに、業務用量産品をどっちゃり混ぜることにより頭数を増やす、というとても興ざめなメニュー構成。しかも補充の回転がのろく、お目当てのタルトやマルジョレーヌの大皿は既に空、代わり雑魚の粗品ばかりが居残りつづけるという状態が1時間以上続いた。特に1コ1コシートにくるまれたスポンジとクリームの業務用ケーキは、マロン、クレープ風、チョコ、抹茶などいくつか種類があるものの、味がどれも画一的且つ平淡で甘すぎるという品々。連続して頂いたらたちまち食欲も気分も急落してしまった。 但し、ケーキの他には和菓子や焼き立てパン、カキ氷、ソフトクリームなどの用意があり、特にパンは甘味系も調理系も本当にサクサクの焼きたてでお味もよろしい。トッピングも含めて自分で作るソフトクリームも、《フェスタガーデン》や《大地のテーブル〜》のソフト製造機のものよりちょっと濃い目で、スライスフルーツもそえると尚おいしい。 しかし隙間を埋めるような他の雑魚メニューの穴埋めが夥しく、それがお味の平均値を大幅に下げて損をしている。この店で雑魚のできあいケーキを先に食べてしまって食欲が落ちてしまったら、他も全部まずくなってもうアウトだろう。 かなり気分を害してしまったので調理系はほどんど手を出さなかったものの、終了間際によそってきた[激辛レッドカレー]は、文字通りココイチ4辛レベルの火を噴くような、それでいて鶏肉たっぷりのこってりあっさりの本格カレールー。調理系中心で挑めばもう少し評価は高いかも知れないが、アイドルタイムのデザート部門の隙間は業務品の解凍で埋めればいい、という指針はケーキバイキングファンとして看過できない。800円という新オープンサービス料金が永年なら嬉しいが、千五百円前後という通常料金での再訪は有り得ない。店内の陰気な雰囲気や、テーブルの座高が高い上足腰が痛くなってくるチェアの座り心地の悪さも気になった。 ※あふたーるぽ(2005/11/23) 階下9Fのネットカフェ利用の際、1回だけブッフェから盛ってこれる200円紙カップというものをオーダー。普段のバイキングでは1度に大量盛り付けは避けているものの、今回ばかりはぎゅうぎゅう詰めに挑戦。チョコティラミス4カット、クランベリーとブラックベリーのタルト4カット、更にその上に捻り出したソフトクリームを更なる土台にしてチーズケーキを3ピース。 ブッフェの10Fから9Fまで運ぶ際、ケーキマウントがぐらぁ…と倒壊しそうになったり、ソフトの一部が手の甲にズリ落ちたりはしたものの、慎重に運んでネットカフェ個室内まで搬入成功。これで200円は激安!……しかし全部が全部混ざり合い、食べてて何の味なのかよく分からなくなるという欠点も。 しかし当日ラインナップのケーキの質はかなり良く、ティラミス及びチーズケーキ共に濃厚で甘さも丁度いい。ベリーのタルトもよく合うソフトクリームと混ざって一層美味しかった。 ※2006年1月現在、1回盛りカップの料金は400円へと値上げになっている。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [6] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [9] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [8] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [9] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [5] | 総合【★★−−−】デザートは肩透かしだが調理系は良いし品種豊富なドリンクは圧巻。サービス料金800円のままなら星1コ半追加。 |
▲おさつスティック,品名不詳(なかなかのアプリコットのタルト) | ▲品名不詳(固くてまずい原宿ドッグ2種),品名不詳(高品質のマルジョレーヌ) | ▲ソフトクリームにキャラメルシロップかけてスライスフルーツを刺したもの |
▲品名不詳(チョコレートケーキ),品名不詳(抹茶のケーキ) | ▲品系不詳(マロンのケーキ),品名不詳(クレープ風ケーキ)もう飽きた…… | ▲シャーベット4種(グレープ,ヨーグルト,オレンジ,ピーチ)非常にまずい!まるで駄菓子屋アイス |
▲パン各種(中身はクリームチーズ、ほうれん草グラタン、いちごジャム)これはケーキよりイケてるかも | ▲品名不詳(カルビ、カルボナーラのパスタ、ハム) | ▲激辛レッドカレー(ハヒーハヒー!おいしい牛乳頂戴〜〜!) |
……せっかく出来の良いケーキも一部あるのに、業務用既製品の雑魚品種を大量に混ぜる水増しメニューに辟易。調理系でいこう。 |
■地下鉄[矢場町]駅より徒歩1分。C番出口から出て、角に上海湯包小館がある小道を右折。少し歩いて左手側に見えてくる《BECOME SAKAE》の10F。
【所在地】 | 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3−32−6 BECOME SAKAE 10F ウィングガーデン |
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【営業時間】 | |
【tel】 | |
【関連サイト】 | ウィングガーデン公式サイト |
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▲店内は閑散としており、少し薄暗くて寂しい雰囲気。テーブルが高い上にチェアが固くて、姿勢を微妙に変えながらの飲食は疲れてしまった。 | ▲手作り品とできあい品が混在するスイーツの面々。おいしいのはすぐになくなる上、補充もとても鈍いのでお早めに……。 |