東京都千代田区/有楽町駅

有楽町スウィーツコーナー

▲こちらが店舗入口。ビル内だが駅出口から見て向こうっかわになるので、実は結構迷った ▲当日はチョコレートフェアで、ショートもタルトもチョコが中心。しかしケーキのお味には突出したモノはなく、本当に水準的。
▲新登場のセルフバーガーコーナー。バンズがいまいちだったのが残念だが、カツやバーグの他、スライストマトやオニオンなど具の充実は嬉しい ▲ショットのタイミングが悪くて申し訳ない。パエリアやドリア、ピザやパスタなど、ライトミールはかなりの充実ぶり

― DATA ―
アクセス東京都千代田区/有楽町駅徒歩1分
お店のタイプデザートバイキングレストラン
代表メニューケーキ/洋食
お値段平日昼1,480円/平日夜1,700円/土日祝終日1,700円
制限時間昼70分/夜90分
実施タイム営業時間内オールタイム/ランチタイム午前11時〜午後4時/ディナータイム午後5時〜
※2013年11月末閉店
ドリンク飲み放題!
その他ルール全席禁煙
※ようつべに動画あるよ!⇒GO!

― JUDGE & COMMENTS ―

(スイーツ類>調理系>ドリンク)
【★★★−−】 立地
(場所へのアクセスは便利かどうか)
【★★★★★】
利便性
(いつでも気軽に利用できるか)
【★★★★★】 各品の状態
(補充の良し悪しや鮮度など)
【★★★☆−】
快適さ
(席の座りごこちや通路の広さなど)
【★★−−−】 お得感
(相応値段以上に楽しめるか)
【★★★☆−】
接客
(従業員さんが親切かどうか)
【★★★★−】 混雑度
(混み具合や行列具合)
[やや重症]
●営業時間内に毎日いつでもケーキバイキングを催していて、尚且つ有楽町駅からすぐの立地。東京駅からも十分に歩ける距離!
 ……ということで、GWの時期に上京中だった筆者は《有楽町スウィーツコーナー》へ来訪。旧名有楽町リプトンコーナーとしてよく名前を聞いていたものの、今回が初来訪。思ったよりずっと利用しやすくてフレンドリーなお店で、お値段からしても満足度は十分だった。

 料金は平日お昼1,480円土日祝や夜は1,700円。サイト各所で常時出稿されている1割引クーポンを利用すれば結構いいお値段。制限時間は70分または90分

 店舗の雰囲気はカラフルな定番スイーツブッフェ専門店というより、通りから伺えばカフェレストランとして至極普通の佇まい。店舗面積は手狭。
 しかも一部テーブル席をどけてブッフェボードを設けさせたようなレイアウトで、尚且つ奥が行き止まりになっているため、常に人の動線が滞り気味。流れるようには盛りにくい。
 しかしブッフェを2段3段と配置したり、壁際デッドスペースを活用したりするなど、かなり工夫があるので決して品数は少なくない。

 デザートはホールケーキ,ココット,大皿ムースなど、大体常設は9種類ほど。但し補充の際は異なった品々に入れ替わるので、実質倍ぐらいの品数にはありつけそう。
 同じくライトミールもパスタ,グラタン,パエリア,オムライスなどが、品切れ補充の度に次々目まぐるしく入れ替わってゆく。回転が早いのでどれも温かい。
 サラダバー&カットフルーツは手の届きにくい3段目に盛られているせいかどうも目立たず、実際に頂いても乾き気味で美味しく感じない。

 一方、取材日の前の週から新登場したという触れ込みのセルフバーガーコーナーは、面白さもあってなかなかの盛況。
 バンズにハンバーグ,チキンカツ,エビカツの他、オニオン,スライストマト,レタスも挟み、マヨネーズやケチャップ,ソース類を落としてサンドすれば出来上がり!フライドポテトも添えればちょっとしたワンプレートに。
 しかしバンズとソースのお味が致命的に良くなかった上、1回の量が必然的に重厚なので、あまりオススメしない。

 ドリンクバーは紅茶専門店的な設えを想像していたがそれほどでは無く、アールグレイ,オレンジペコ,ジャスミンティー,アイスティー,コーヒーHot/Iceが汲み置きポットとドリップポットで用意されている程度。
 但しコーヒーが不味い訳ではないので不自由は感じない。

 ケーキそれぞれの品質については、中堅的にそこそこの仕入れ品を開けて提供するラインナップが中心で、大体はデザ王,ボヨヨン,スイーツスイーツに比肩。
 スポンジや生クリームの鮮度に物足りなさはあるが凡庸ではないし、ケーキとしての重量感もある。ただミルフィーユがクニャクニャにしなるのは残念だった。

 そんな中で目立って美味しかったのが厨房品[チョコパンナコッタ]。チョコ味でありながらパンナのまろやかさが楽しめた。
 大皿で提供の[キウイのヨーグルトムース]は残り少ないのをかき集めるように頂いたが、ヨーグルトのさっぱりとした酸味が爽やかで、ラインナップ上では際立った1品。

 しかし、来客の胃袋が満たされるのは、スイーツよりむしろライトミール群の方だった。

 パスタはアマトリチャーナやカルボナーラなど色々入れ替わるが常設は2品。筆者は[明太子][和風ペペロンチーノ]の熱々にありつけたが、通常品と変わらぬ品質で予想以上に美味しかった。
 [パエリア]はエビ,イカ,ムール貝等海鮮が盛りだくさんで、お隣の家族連れはエビを集中的に盛りつけて大興奮。筆者は下地のライスと貝しかありつけなかったが、魚介のだしが効いてて十分ンマかったのだ。
 ブッフェでは具が貧相なことも多い[サンドイッチ]も、ツナ,トマト,キュウリでボリュームしっかり。ドームカバーつきなので乾燥も防いである。セルフハンバーガーよりこちらをおすすめ。
 熱々、尚且つきれいに閉じられたオムライスの隣に[カレー][ハヤシ]の寸胴を配置するという、このイキな計らい!しかもハヤシは豚肉たっぷり入ってて美味しかった。勿論ふつうの炊飯器ライスもあるよ。

 “マカロニグラタン焼き上がりました!ドリア焼きあがりました!こちら豚肉生姜焼きです!チキンクリーム煮お待たせしました!”
 ……そんな感じで食べても食べても違うミールが補充され、後半に行けば行くほど楽しくなって目が回ってくる。
 いつも2巡3巡はケーキ集中へ戻るのだが、今回のラストスパートはお食事に専心させて頂いた。
 おかげで“チョコレートフェア”なる4月5月のスイーツテーマが全然印象に残っとらんわい。

 加えるに、初老のウェイターさんの温かな接客にも破顔させられる。
 “たーっくさん!食べてってね〜〜!そのための食べ放題だよお”
 “こーんなに食べたんだぁ、すっごいねぇぇぇ”
 ……こんな感じで、子煩悩で優しげな口調で家族連れのお子さんを笑顔で迎えてくれる。バイキングの大敵である子供客に他の来店者がギスギスする雰囲気もなく、場は大いに和んでいた。
【総合判定:★★★★−】ケーキの評価というより、ランチ・ディナーの食べ放題として高評化。


当日の収穫!

▲スペシャルケーキ(何がスペシャルかは分からないが普通に頂ける),ガナッシュ ▲チョコパンナコッタ,ショコラミルフィーユ,チョコ生ロールケーキ(カサカサで残念) ▲チョコ生イチゴのショートケーキ,キウイのヨーグルトムース,黒ごま黒蜜ショートケーキ(どれも佳作)
▲チョコパンナコッタ,クラシックショコラ(ショコラの品格なし),マンゴーのムース(ワースト1) ▲セルフバーガー(チキンカツ,オニオン,スライストマト,レタス,マヨネーズ,とんかつソース)かなりお腹ふくれるよ ▲オムライス,サラダ各種(サラダには何も面白みがなかったね)
▲ハヤシライス+スライストマト+マヨネーズ(一番美味しかった) ▲マカロニグラタン,チキンクリーム煮,パエリア(グラタンは熱々の時に盛りたかったな) ▲ポテトサラダ,サンドイッチ,豚肉とキャベツの生姜焼き(豚生姜キャベツはバーガーに挟みたい気も)
▲パスタ2種(明太子と和風ペペロ)

【所在地】〒100-0006
東京都千代田区有楽町1−10−1有楽町ビル1F
有楽町スウィーツコーナ
【営業時間】午前11時〜午後9時半/土日祝は午後8時半まで
【tel】03-3213-8484
【関連サイト】ぐるなび ホットペッパー 食べログ
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▲リプトンブランドのお店だったが、紅茶の差別化がこれと言って顕然としていなかったドリンクバー ▲黒ごま黒蜜ケーキが補充された瞬間のショット。黒ごまホイップのお味がなかなか良かった
▲熱々オムライス登場!キレイな包み方がお見事。ケチャップ、カレー、ハヤシ。トッピングやソースはお好きなように! ▲同店がテナントに入る“有楽町ビル”は改装されてはいるが元は古い昭和時代の建造で、各店舗が通路でつながっていない。間違った側から入ると辿りつけないので注意

(取材日:2013年5月4日)