飯山線は信越本線の豊野から、上越線越後川口を結ぶ96,7キロの非電化路線。有名な豪雪地帯を走る線で、「雪に埋もれた夜の駅に到着した1両の気動車」という印象的な写真を見た人も多いだろう。全線千曲川と名を変えた信濃川に沿って走り、見所も多いが典型的なローカル線の風情がある。
 明治時代中仙道の鉄道計画が立てられた時、中仙道と新潟と結ぶ鉄道として実地調査が行われたが、その後明治18年直江津線が建設されこれと結ぶ信越鉄道が民間で計画された。しかし東京と新潟を結ぶ信越線と北越鉄道が出来たためこの計画は立ち消えになってしまった。
 大正になると千曲川沿いの鉄道を作ろうという動きが民間で起こり、飯山鉄道が大正10,10,20豊野から飯山まで開業し、更に大正12,7,6桑名川。同年12,1西大滝。大正14,11,19森宮野原と順次開通した。一方国で上越北線の建設が進み、これと十日町を結ぶ連絡線が計画され、まず昭和2,6,15越後川口越後岩沢間が十日町線として開通した。その間飯山鉄道も路線を伸ばし昭和2,6,1森宮野原越後外丸(後の津南)。同年11.6越後田沢まで開通した。十日町線は同年同じ月の15日に越後岩沢から十日町まで全通した。
 そして昭和4,9,1飯山鉄道が越後田沢から十日町まで線路を伸ばし、漸く信越線と上越線が一つに結ばれた。その後昭和19,6,1飯山鉄道が国に買収され飯山線となり、同時に十日町線は飯山線に編入され現在の形になった。


撮影日2002,7,28


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