右側と水色が写研SHM。左側とマゼンタがモリサワ秀英初号明朝です。
微妙な文字の骨格も異なりますが、拡大していくと細部の処理が
この二つの書体は随分異なることに気付かされます。
写研のSHMは偏と旁がくっついていますが、
アナログのフィルム、光学式写植機の仕様ゆえなのか、
意図的に原字がそう描かれているのか、これだけでは判断できませんが、
縦棒と横棒が交わる部分の処理などを見ていくと、
SHMはやはり意図的に複雑に描かれているようです。
モリサワ秀英初号明朝は直線的に処理されている部分が目立ちます。
私がモリサワ秀英初号明朝に感じた違和感の正体は
これだったのでしょうか。