120cm 直径のマグネチックループアンテナを7MHZで使う
   

7MHZのバンドが拡張されましたので小さいアンテナですがなんとか
送受信がしてみたく、強力な局のワッチでもと思い試してみました。
現用の120cmのマグネチックループアンテナのステーターに10D2V、110cm長の
同軸ケーブルをコンデンサーとして使い7MHZに同調させることにしました。
10D2Vの同軸ケーブルでしたら耐入力は200watt(SSB)で問題ありません。
アンテナはベランダに設置してありますので同軸コンデンサーは取り外しが
簡単なのではずせば14~28MHZのアンテナとして快適に動作します。
はじめは同軸ケーブルの片側を使いぶらさげていましたが片側の処理で
同調周波数が変化してしまうのと、マンションの下の階からぶらさがっているのが
見えますので、同軸の両側の心線と外皮をつなげば輪になり見えにくくなり、さらに
いつも同じ状態で接続出来ますので何時も所定の周波数に同調するので
使い勝手が良くなっています。

  

完成し7mhz用マグネチックループアンテナ   同軸コンデンサーを取り付ける。
  

同軸コンデンサーの加工  外皮と心線との距離を十分に距離をとる。いかに高電圧が
発生しているのがわかる。ベランダでは人の出入りがあるので感電事故には注意です。
同軸ケーブルの外皮をニッパーで切りそろえたが放電して200wSSBでは使えなかった。
外皮の処理を折り曲げたら今度は200wに耐えられるようである。今のところ放電しない。
ただし同軸ケーブルをつつむ心線の絶縁物(半透明)は皮をむく時にカッターなどで
傷をつけない様に加工しないとその浅い傷からしばらく使用しているとそこから放電する。
  

反対側も十分距離をとった。       コンデンサーの取り付けは蝶ねじで取りつける。

同軸ケーブルは10D2V
容量は1mで100pf、今回は110cmで7mhzに
38cmで10mhzに。 同じように 同軸コンデンサーを
作ればうまく働く。

使い勝手としては飛び方は強く入感している局は
QSOできます。アンテナを同調させるには7MHZに
対してバリコンの容量が少ないので容易だが
さすがQの高いアンテナでSWRの良い帯域幅は
±4KHZしかなくQSYが大変でダイアルを
動かすたびにチューンをとる必要があります。 使いにくい。しかしちゃんとあわせれば使える。
WPXコンテスト、オールアジアコンテストでもかなりのオーバーシー局と交信ができ、
 毎朝スケジュールQSOのJA1-JA7もいがいに毎日QSOできている。
国内の交信にはかなり快適で十分な性能で、計算ソフトではー5db位のアンテナで実用になるか
疑っていましたが結構使えます。

  マグネチックループアンテナは磁界型なのでノイズに強いとの事ですが
マンションのような共同住宅ではアンテナから入ってくるノイズ、コモンモードノイズ対策の必要ありで
給電ループの所に自作のコモンモードフィルターを挿入したらかなり効果ありで
受信機のノイズがS-2位下がってノイズの質もバリバリからザァーの感じになったので
随分快適になった。
 コモンモードフィルターは筒状のコア5個にテフロン同軸ーRG188a/uを1個に3回巻き
ホームセンターで入手した塩ビ管VP25(1インチ)パイプ入れたもの。

                          JA1CXB  大泉 次郎

120cm LoopAntennaのページに戻る

   JA1CXB's Home Page TopPageへ戻る